伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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伊豆の踊子 -2-(恋ごころ)

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        ▲旧天城トンネル

10/19の記事の「伊豆の踊子 -1-(出会い)」の続編です。

主人公の「私」は、一夜の宿を出て天城峠への山道を急ぎます。
それは昨晩見初めてしまった踊子の姿を追って、先に旅立った旅芸人一座の行った街道を朴歯の高下駄で登って行くのでした。
「─あの日が修善寺で今夜が湯ヶ島なら、明日は天城を南に越えて湯ヶ野温泉へ行くのだろう。天城七里の山道できっと追いつけるだろう。そう空想して道を急いで来たのだった」そう告白しています。

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        ▲つづら折りの天城街道

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小説「伊豆の踊子」は短い章で7つに分かれて編んであります。
その第1章が踊子との出会いと、峠の茶屋での至近距離での遭遇が描かれています。
映画のイメージもあってか、この場所のシーンで云えば湯ヶ島から天城トンネルまでのあいだが、もっと長く書かれていると思って読み直してみると、意外なことに物語が始まってすぐに到達しているのがわかりました。頁にして2ページ余りでしょうか。

実際の道のりで云えば、湯ヶ島を後にして、天城峠までのあいだには、浄蓮の滝や滑沢渓谷、太郎杉などの伊豆の名所があります。もちろん、小説では名所案内をする訳ではないので、そこには一切触れられていませんが、ここでは後の方にこの伊豆の名所の写真もご紹介しておきたいと思います。

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▲旧天城トンネル(北側口付近)

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        ▲旧天城トンネル(内部から北側口を見る)

この旧天城トンネルを調べると、次のようにありました。

正式名称を天城山隧道(あまぎさんずいどう)と称し、1904年(明治37年)に完成した。全長445.5メートル。アーチや側面などすべて切り石で建造され、石造道路トンネルとしては、日本に現存する最長のものである。
1998年9月2日に国の登録有形文化財に「旧天城隧道」として登録され、2001年6月15日には「天城山隧道」として道路トンネルとしては初めて国の重要文化財に指定された。また、日本の道100選にも選ばれている。


松本清張の「天城越え」や石川さゆりの名曲「天城越え」の歌詞でもおなじみでしょう。ちなみに「天城越え」の歌詞で歌われている「寒天橋」はトンネルを抜けた先にあります。



踊子と初めて言葉を交わすのは、映画でも有名なシーン、茶屋でのどぎまぎしたふたりのやり取りです。しかし、「私」は座布団を差し出してくれた踊子に、「ありがとう」がのどにひっかかり「ええ・・・・・。」としか云えずじまいでした。
あと、天城峠を越えた下りで一行に追いつき、「冬でも泳げるんですか。」の問いに、踊子は思わず赤くなってうなずくあたりが、ふたりのふれあいの最初でした。

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        ▲梨本付近から湯ヶ野方面を望む

「湯ヶ野までは河津川の渓谷に沿うて三里余りの下りだった。峠を越えてからは、山や空の色までが南国らしく感じられた。」とあるように、天城峠を越え、湯ヶ野までの山を下ると、今までの天城山中独特のいわゆる「陰」の”氣”から、南国的な「陽」の”氣”に変わります。
今の国道414号線でいえば、ちょうど有名なループ橋にかかるあたりからは、その「陽」の”氣”が顕著になり、明るい晴れやかな視界の広がりに南方的な雰囲気を感じるはずです。
その”氣”の変わり目をさすがに川端さんは感じ取り、境界点である天城トンネルの「南伊豆への出口が前方に小さく明るんでいた」と表現しています。

「私」は湯ヶ野の藁屋根の見える梨本あたりの道で、下田までの「旅は道連れ」の同行したい思いを彼らに打ち明けます。
ここからがさらに踊子への思いが高まり、かかわりがより近くなっていくところです。


つづく

by Martin


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▲浄蓮の滝(伊豆最大級の名瀑で、玄武岩の岩肌を幅7m高さ25mに渡り流れ落 ち、「日本の滝100選」にもその名を列ねている)


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▲滑沢渓谷(天城峠の北側、狩野川の支流にあたる深い樹林に包まれた渓谷。急流が安山岩の間を白布となって流れたり、深い淵になっていたりと変化に富んでいる)


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▲太郎杉(樹齢400年以上、高さ53m、幹周りは13.6m。静岡県の天然記念物でもある天城山中最大の杉)


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▲河津七滝の遊歩道にある踊子像
by martin310 | 2012-11-13 14:22 | 文学 | Comments(0)
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