「おい、お前、野菜を作ったな、逮捕だ!」 実際こんなことが現実となるのだ。
TPP条約が批准・発効した途端に、その元凶のひとつの「食」の世界支配を目的とする代表多国籍企業モンサントが怒涛のように、この日本を襲って来るのは明白だ。
遺伝子組み換え種子・作物の止めどない流入によって、日本の在来農業が破壊されるのはもちろんだが、食の安全はもはやその体を成さなくなる。
そこにさらに追い討ちをかけるように、アメリカで2011年に成立した
「食品安全近代化法」(Food Safety Modernization Act)別名
「家庭菜園禁止法(510法案)」が日本にも適用される危険性が襲来することになる。
この「食品安全近代化法」は、字面だけ見ると、食品の安全面を強化する法律のように思えるが、その実体はFDA(アメリカ食品医薬品局)の権限を増大させる小規模農家上限制限法」というべきもの。
この法律「食品安全近代化法案」の最悪の拡大解釈予想はこういうものだ。
●小規模農家による近隣住民や、スーパー、フードショップへの流通経路を絶つ。
●有機農法や、無農薬農法を展開している小規模ながら今後の発展性のある良心的な農場の壊滅。
●カーギル社(世界最大の穀物企業)など少数の大企業による世界農業流通権独占。
●モンサント社の種子支配の完成。
●独立自営農民の犯罪者化と絶滅。
これがさらに翻って、各個人においては、家庭菜園での野菜の栽培でさえも、違法行為とみなされてしまう恐ろしい法律なのだ。
販売されている野菜のその多くが、遺伝子組み換え作物の疑いが大きくなれば、自ずと小規模な家庭菜園で自分で安全・安心な野菜を育てて、出来るだけ身の安全をはかろうとするのは至極当然な思いだ。ましてや、郊外や山域に住んでいる人たちは、大抵細々ながら自分で野菜を育てていることは自然なことだ。
それが、違法行為となり、逮捕の対象になるというのはたいへんなことだ。
我が家のキッチンガーデンでさえ、違法行為になるというのか!
TPPはまさに悪魔の法だ!
とてもわかりやすくTPPについて語ってくれているブルースター&キャサリン・ニーンからのメッセージを以下に記しておこう。
TPPについて「日本の皆さんへのメッセージ」
グローバルフードシステムと呼ばれる世界の食料貿易動向および穀物メジャー企業の実態についての調査研究の第一人者である、ブルースター・ニーンさん、キャサリン・ニーンさんから、TPPについて、日本の人たちへ送るメッセージ。
日本語訳文はここにある
http://bit.ly/yPWAt3