Doors - The End (Live at The Hollywood Bowl) best quality
そう、
THE DOORSの“The End”といえば、あのフランシス・コッポラの最高傑作、「
地獄の黙示録(Apocalypse Now)」のテーマ音楽になった曲だ。
当時、映画館でベトナムの映像と共に流れたとき、初めて聴いた曲に衝撃が走った。こんなギター奏法のイントロがあっただろうか?ドラムにしろ、オルガンにしろ、
ジム・モリソンのヴォーカルにしろ、今まで出会ったことない世界だった。
映画では、この音楽のバックにヘリのプロペラ音が不気味に入る。
まさにベトナムの狂気、戦いの死の世界の音である。
まったく映画用に作られた曲だと思っていた。
それほど完全に映像とコッポラが描き出す世界と同化していたからだ。
後から、それがドアーズのオリジナル曲であることを知って、この曲を選定したコッポラの音楽センスに感銘したと同時に、この曲とドアーズの世界がこの映画を決めたと思った。
※“The End”のオリジナル音源はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=1ar27ChFKqA
映像はベトナム戦争の生映像をまとめている。かなり刺激が強い。だが、これが戦争の現実だということは、目を背けずに直視しておけねばならない。
ほかに、ドアーズのドキュメンタリー映画があるようだ。これも興味深い。
映画『ドアーズ/まぼろしの世界』予告編
映画『ドアーズ/まぼろしの世界』
1960年代後半にさっそうと現われ、時代の寵児(ちょうじ)となった伝説的なロックバンド、ザ・ドアーズのドキュメンタリー映画。ドアーズ初の劇場用長編ドキュメンタリーとなる本作は、革命的なパワーを有する彼らの音楽と軌跡を未公開映像を交えながら刺激的に描き出す。監督は、『ジョニー・スエード』のトム・ディチロ。ナレーションをジョニー・デップが務める。時代を超え、今なおカルチャー・シーンに影響を与え続けるザ・ドアーズの魅力に迫る渾身作。