6月の庭は被写体が豊富で撮りどころに不自由しない。
色彩や形や光や影が縦横に交錯して、ファインダーの中の世界をとても創造的に豊かなものにしてくれる。
ポップな感覚で画面構成するには事欠かないほど、自然が生み出したモデルが饒舌に主張する・・・。
・・・この美しさに気がつかないのか?とでも言うように。
花たちはこの艶やかな最上の美の瞬間を、物惜しげもなく自在に表現する。
それは時のうつろいの中で、はかなく変化し、やがて消えてゆく。なので撮り手はそれを格納して蓄えておくかのように、像に焼きつけておこうとする。
花たちとの無言の中でのやりとりが、また、美を仲立ちにしたスピリットフルな交感という歓びを与えてくれるのだろう。
我が家の庭の花たちの今日のプロフィール。