物置小屋の“
CABINⅡ”をコの字型に取り囲む
大型ウッドデッキの工事に入る前に、まずはその際、邪魔になる薪棚の撤去作業に入った。
薪棚といっても、3年くらい前に、どうしても薪の置き場がなく、雨に濡らしてしまう為に、とりあえず角材で骨組みを組んだだけの棚に、燃し木を放り込んでおいたものだが、その後ずっと手立てなく、そのままに放置しておいたものだ。
▲もう解体寸前の薪棚。これも仮設のつもりが3年も経ってしまったもの。これを壊し、単管パイプの新設薪棚に移すのだ。
それに薪といっても、ただのログハウス建築時の廃材に過ぎず、火持ちのいい高級薪とは雲泥の差の、まったく火持ちのしないすぐに燃え尽きてしまう端材だ。
普通は、工事業者が引き取って廃棄するのだろうが、何かに使えそうでもったいないので貰っておいたもので、使える板や角材などは、庭の土留めや物置の材料などとして、いろいろに活用した。
今残っているのは、どうにも使い道のない木屑で、もうだいぶ朽ちてもいて、いよいよ燃やす以外にないものだけが残っている。
それを時計型ストーブに入り易いサイズにカットして、積み上げていたのだ。
今回、ウッドデッキの上に
コンサバトリーを建てるので、その中にこの時計型薪ストーブを設置して、この冬に使おうという計画のもと、これらの燃し木も最後の華が出来た訳である。
ところがもう既に11月。これから大工事を休みの度にコツコツやっていこうというのだから、さて、春までに間に合うのだろうか?
▲単管パイプで組んだ一時凌ぎの仮設薪棚。雨対策にどうにもいい案が浮かばず、あまりにテキトウなブルーシート作戦をとっている。
ということで、とにかく、物置小屋のまわりのスペースを空けなければならないということで、これもまた仮設の単管パイプによる一時凌ぎの薪棚を設置した。
見てのとおり、こんな傾斜のある場所に水平の棚を作るのだから、思った以上に手間取った。
幅4m、奥行き1mの大型薪棚ではあるのだが、さて、雨を凌ぐ屋根はどうするのだ、と、やりながら考えた。ブルーシート以外にない。でも、強風が吹いたらひとたまりもないくらい脆弱だ。
まあ、この際、濡れても仕方ない。最初のデッキの出来る1、2ヶ月だけ、そこそこ保てればよしとしよう。
その後は、足の長いデッキの床下を加工して収納場所とする予定だ。
この後、物置小屋の出入口の踏み台になっている小さなデッキも解体しなければならない。
それが終わってやっと、“
遣り方”だ。つまり、水糸を張って基礎の位置決定をしていく。そして穴掘り・・・。
そんなこんなと毎週、きつーい肉体労働を続けているあいだに、すっかり我が庭の風情は秋の装いに変わって来ている。
木々は紅葉したり落葉したり、返り咲きのバラはまだまだ小出しに咲き続けるようだ。
外気がぐっと冷たくなった・・・。