ワンコが我が家に来て早2年半、そのあいだ、家の中に置いておくにはケージが必要と、取り敢えずの間に合わせのケージを自作して今まで使っていました。
合板を土台に、四方に百均のメッシュの網を何枚も取り付けただけの簡易な柵です。
大きさは、幅が合板の縦の1820ミリ、奥行きは450ミリにして、高さはメッシュの丈の500ミリです。
この中に、トイレ用のドッグトレーと水補給用のステンレスのボールと、それに今は寒いのでミニサイズの座布団を入れてあります。
小型犬のケージとしては十分な大きさで、左右に行ったり来たり、メッシュの外壁に昇ったりと、けっこう自由な動きが出来ます。
ただ、2年以上も使っていると老朽化してきて、メッシュの網もぐらつき、そこへよじ登ってぐらぐら揺らすので、余計にへたって来たようです。
ときには、勢いよく興奮してよじ登るので、その反動で揺れが大きく、ややもすると体が飛び出して外へ落ち、いわゆる脱走することもままあります。
床になっている合板の下は絨毯で、その空きのない密着したあたりは蚤の繁殖地になってはしないかと心配にもなり、そろそろワンコのケージも建て替えの時がやって来たようです。
そこでいつものように、事前に設計をしてみました。
実に簡単な造りなのですが、材料の個数などを買いに行く前に出しておく必要もあり、図面化して算出しておきました。
今回の設計で使う木材は、底板の“1×4”が7枚(これが無垢のフローリングになる)と、まわりの柵になる30×40ミリ角のホワイトウッドの垂木が25本だけです。ちなみに床下には、垂木を脚にするので40ミリの空間があき、風通しが出来るようになります。
全体のサイズは、幅が1820ミリ、奥行きが623ミリ、そして高さは660ミリです。
今回の唯一の改良点は、立て格子の外枠の一枚に、ワンコが自分で自由に出入りの出来るようにドアを付けることにしたことです。
今のところはこの出入り口がないために、中に居れば外に出たい出たいと鼻を鳴らし要求するし、夜決まった時間になれば眠くなって、玄関に置いてあるキャリーに自分で潜るので、キャリー自体をケージの中に置くことにして、そこへも自由に自分で外から入れるようにしようということに。
つまり、トイレと睡眠は自己責任でやってもらおうという訳です。
この自由解放ドアの設置が、かなりワンコの日常の行動を変えていくのではないかと期待しているところです。
それと、立て格子だけなので、柵に足を掛けるところがないので、もう脱走は出来なくなり、もっともドアが自由解放なので、いつでも出られることになるのですが。
ワンコも新築の白木のドッグハウスに住むことになり、快適なワンコライフが送れるはずです。
家もケージもウッディで、自然素材の住居に人間もワンコもニコニコです。