伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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道の駅 中山盆地での車中..
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カテゴリ:車中泊の旅( 11 )

車中泊*群馬の旅 (with WANKO) -2-


a0282620_22381663.jpg


恐るおそる行った先の雪の峠で、
日光は断念した。



車中泊した高山村の道の駅「中山盆地」から沼田までは、10キロほどしか離れていないので、次の目的地、沼田のすぐ隣の川場村の道の駅「田園プラザかわば」までは、労せずほどなく着いてしまいました。
まだ開店間もない時間帯にしては、人や車の数はかなりのものです。
これから益々、観光バスが終結して来るのでしょう。

ネットで見ていた巨大複合テーマパーク型道の駅というイメージどおり、ここはまず他にないようなスケールで田園地帯の中に広がっています。
ここを第2夜の根城にしようと、早々と先んじて下見しておこうと寄ってみたのですが、どうも昨晩の静寂そのものの「中山盆地」のイメージからはかけ離れた環境で、ちょっとここまで賑やかしいのはパスかな?という感じでした。


a0282620_22391997.jpg

しかし道の駅の造りとしては、ちょっと想像を絶する感が・・・。
なんと、この風景は道の駅の中ですよ。
田圃だって、小川だって、全体のランドイメージの一角として作られているのですから。


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こんなに大きな池だってあります。
そこに架かる橋だって手が込んでます。
グリーンの芝生かと思いきや、これはよく出来た人工芝でした。
建物の形や点在の仕方、まわりの自然との調和など、実によくプランニングされて造成されてます。
集められているショップ群もなかなか選別されたラインナップのよう。

なるほど、数々の賞を受賞しているだけの優れた道の駅なことは、ちょと辺りを眺めてるだけでもわかるというものです。


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そ、それにしても、さっ、寒いのです。
画像からは、陽光が射して気持ちよさそうに見えますが、もう、我慢出来ないほどの寒風がびゅーびゅー吹いてます。
こういう場に来て、居ても立ってもいられないほど寒いというのは、もう、当然のんびり愉しめるなんて心情にはなりません。
うー、これが上州の空っ風ってやつでしょうか。
いやー、厳しい自然です。


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池にはアヒルちゃんでしょうか。
それぞれがいい立ち位置で絵になってるんです。
それにしてもこの寒いのに、水の中に足を入れながらご苦労さまなことです。
ちゃんと、この道の駅の景観形成のひとつとして存在しているわけです。


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で、ですが、どうなってるんでしょう、この寝方・・・。
顔はどこにどんな風に格納されているのか、よくわかりません。
寒いのなら水から上がればと思ってしまいますが、これが自然な日常なのでしょうな。


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もう、寒いので、店を回るのもやめて移動しましょう。
せめてパンだけでも見て行こうと、「田園プラザベーカリー」でパンをちょっと買って行きました。
このとき買った、名前は忘れましたが、メロンクリームの入ったメロンパンは最高でした。
それほど目を惹くような特別さはないパンが並んでいるので、選ぶのにちょっと躊躇しましたが、これが予想外に驚くほど旨く、また食べたい、相当な至福感でした。


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さあて、こんなに風が強く寒いんでは、いくら天気がよくても心地よくはありません。
そこでどうしようかと、群馬県の地図とにらめっこ。
観光地として紹介されているようなところは興味ないし、それに団体客が集まるようなところも御免蒙るし、では、どこに・・・。

あまりに寒いので、温泉のあるところばかり目が行ってしまいますが、時間もあるのでぐるっと周遊しようと、日本ロマンティック街道(国道120号線)で日光まで行こうということに。
でも、道路上の電光板には積雪あり、チェーン携帯などの表示が。

山から下りて来る車もあるので、案外、行けるのかもと。
とにかく、行けるところまで行って、ダメなら納得できる迂回をということで、ダメもとで山道を登ることに。


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もう随分と高度を上げて来て、「丸沼高原」まで来ました。
スキー場には雪が・・・、と思いきや、自然の雪のまだらな上に、降雪機がフル回転で雪を作ってました。
この分なら行けそうな気配に、まずは金精峠を目指します。


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雪の予報さえ出ていたのに、この快晴の空。
大分高いところまで来ました。
おそらく標高1700メートルくらいまでは来たでしょう。


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丸沼を過ぎると、段々日影は怪しげになって来ました。
凍結はしていないので、まだ走るには問題ないのですが、どこまで行けるでしょうか。


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あっ、道路が雪に覆われてます。
踏み固められて厚みがあります。
しかも、下りにかかって大分まずい気がして来ます。
いやーやはりやばそうです。
たまに向こうから来る車もありますが、スタッドレスかどうかよくわかりません。
こちらはもちろん、どノーマル。
この先がどんな状況かがわかりません。もっとひどくなるのなら・・・。
やっぱり、危険回避で諦めましょう。
雪道ではけっこう恐い目にあっているので、
遂にUターンです。(泣)


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というわけで、大きな沼「菅沼」の手前あたりで遂に日光行きは断念しました。
正統なコース、足尾の方から上がって行けばきっと行けたでしょうが、今回は仕方ありません。
これで日光まで行った後の車中泊コースはなくなって、もはや帰路に着くことになり、ひたすらナビの自宅経路に従って走り出すことになりました。
(寒風吹きすさぶあまりの寒さに、こんな中でどこかへ周ろうという気力は一気に萎えてしまったのが事実で、いきなり帰巣性が甦って来てしまったというわけです)

a0282620_22470678.jpg結果、もう1泊の予定はなくなって、走り詰めに走って深夜に帰宅を果たしました。奥日光の「菅沼」から一気に自宅まで、400キロを走り抜けました。
まあ、こういう旅もありですね。
雪さえなければ何でもなくどこでも行けたのですが、まだ雪の装備もしていないので致し方ない、痛恨のUターン旅でした。
というか、それほどはっきりした目的があったわけでもない、アバウト旅なので、予定も未定、気ままなところがいいのですが。
飼い主のお蔭で、ワンコはまったく一日、深夜まで、キャリーの中で車に揺られっぱなしだったわけです。途中の休憩では、頻繁に外を散歩させていましたが、やはり揺れるタウンエース君の中では、ワンコも疲れが溜まるようで、翌日はあまり食欲がなく、不活発な様子でした。
ワンコにも、もう少しのんびり出来る旅にした方がよさそうです。


今回の群馬の旅の走行距離は800キロ。
立ち寄った道の駅は、

・道の駅「朝霧高原」
・道の駅「はくしゅう」
・道の駅「八ッ場ふるさと館」
・道の駅「中山盆地」(宿泊)
・道の駅「川場田園プラザ」
・道の駅「こもち」
・道の駅「しもにた」
・道の駅「オアシスなんもく」
・道の駅「南きよさと」


by martin310 | 2017-11-21 23:04 | 車中泊の旅 | Comments(0)

車中泊*群馬の旅 (with WANKO) -1-


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道の駅「中山盆地」は、
思ったとおり快適地だった。

a0282620_15151511.jpg今回の群馬方面への旅では、まずは道の駅「中山盆地」での車中泊を一番の目的にしていました。
それは、前々回行った新潟方面(南魚沼)の旅の帰り道に、偶然発見したこの道の駅の環境が、かなりお気に入りになり、是非とも、立ち寄るだけでなく、宿泊地として一夜を過ごしてみたいという思いを持っていたからです。



a0282620_15165464.jpgここは、中之条と沼田の中間地点にある高山村というところで、国道145号線(日本ロマンティック街道)からもやや外れている、田園地帯の中にあります。
名称のとおり、まわりを山に囲まれた盆地のような地形のほぼ中央の小高い丘の上にあって、あたりは静かな耕作地域。
道路のはす向かいには、中山城の城跡がある場所で、なかなか自分好みの地形上にあります。

そこに広い駐車場と、物産館、それになにより温泉施設が併設されているのが最高です。(トイレは独立棟で、暖房完備、お湯も出ます。横に広がる窓からの田園風景は一見の価値があります)
国道から離れた言わば、知る人ぞ知る隠れ屋的な場所で、大型トレーラーやトラック軍団もここは寝床にはしていない環境のようです。

大きな空のもとで、丘の上の光が降り注ぐようなこの地は、まさに車中泊場所のひとつの理想型のような感じがします。


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道の駅の名称としてはどうなんだろう?かと思いますが、この一見、盆地?という地形全体の名がどうも記憶に残るので、逆に効果的なネーミングなのかも?しれませんね。


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道の駅の物産館及び日帰り温泉施設(ふれあいプラザ)の建物です。
この環境において、どうしてこういう奇抜な形体の発想が浮かぶのかが不思議なところですが、近くにあるロックハート城のおぼろげなイメージもわずかに加味しているのかもしれない気もします。
まあ、我がタウンエース君との愛称も、それほど違和感がないかもしれませんけど。


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日帰り温泉「ふれあいプラザ」が開いているあいだは、けっこうな数の車が停まっていた駐車場も、閉館後(~PM9:00)はすっかり閑散として、まさに車中泊組以外は残っていませんでした。
今晩はわずか、我が家も入れて4台だけで、深夜になってちょっと場違いな感じの大型トレーラーが横置きに停まっていました。
このトレーラーのアイドリング音以外は、とても静かで、まさに静寂そのものの夜のしじまが流れていました。


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話は前後しますが、ここにも食事が出来る施設はありますが、PM3:00には閉まってしまうため、予め夕食用にA-coopで弁当を買っておきました。
ちなみに、付け足しで買った値引きのブリの刺身はなんと¥210で、かなり美味だったので、質素な車中飯の晩餐にいろどりを添えてくれたようです。


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週末や連休中の道の駅の混雑を経験したことはありませんが、この平日の、しかも穴場の静けさを味わってしまうと、なかなか他車が近接する環境下の宿泊はますます馴染めない気がしてきます。
夜中に見た大粒の星も、この広々した空があってのことで、いい場所で寝られるのが一番だとあらてめて思う宿泊地でした。


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広い駐車場がガラガラなので、ワンコものびのびと散歩させることが出来ました。
人の声や車の音もほとんどないので、ワンコも無駄吼えもなく、静かに寝ていたようです。


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朝食の準備は車内で行いました。
いつものように、バックドアを開けて、スライドテーブルの上でというパターンは、後ろから丸見えのこの停車位置では無理でした。
はじめから駐車場の端の方に停めればというものの、地面の傾斜の最も平らな位置を探してここにしていた以上、運転席・助手席が荷物満載の状態では移動もままなりません。
それに、外はダウンジャケットを着込むほど寒いので、なかなか調理は難しい状況でもありました。


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毎度お馴染みの朝食メニューです。
室内の暖房も兼ねて、ガスピアでトーストを焼きます。
ガスピアの上にじかにパンを乗せたのでは、当然すぐ焦げるので、ユニフレームのトースターを乗せて、火元からやや遠ざけながらゆっく焼いています。


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見てくれを気にしている余裕がないので、こんなですが、ミルで挽いた自家焙煎(ほんとに自分でローストした)珈琲と、トースト、ツナサラダは、爽快な目覚めの朝には旨さもひとしおです。


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車内では、ガスピアとミニカセットコンロを使っていますが、この自作強制換気ファンのお蔭で、車内換気は万全です。
吸気に1ヶ、排気に4ヶ、このパワーはかなりのもので、フル回転させるとスースー外気が入って来るので次第に寒くなるほどです。
なのでボリュームでスピードを落として使います。
お湯を沸かしたり、スキレットで卵を焼いたりしても、まったく問題なく、湿気も匂いも素早く換気してくれます。
我がDIYの傑作中のひとつと自画自賛です。


とても快適な一夜を過ごした道の駅「中山盆地」を後にして、アバウトな旅プランで沼田方面をを一応目指すことに・・・。



by martin310 | 2017-11-20 15:26 | 車中泊の旅 | Comments(2)

2017「車中泊の旅」-飛騨・富山編- ③

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※道の駅「奥飛騨」の光景



この日の目的地、道の駅「氷見には、大分早い時間帯に到着しました。
夕飯タイムにはまだ早く、しかも、まだお腹もなかなか空かずといことで、先に隣接する日帰り温泉の氷見温泉郷「総湯」でひとっ風呂浴びて来ることに。

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この温泉もまずまずでした。
施設はまだ真新しく、とても近代的に出来ているので快適かと思います。
なにせ、源泉掛け流しの天然温泉ですから。
料金も¥600なので手頃です。
地元伊豆なのどの相場より、地方へ行くとけっこう安目なのでいいですね。


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※「総湯」の画像は撮ってなかったので、ネットの借り物です。


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道の駅「氷見」の駐車場には、こんな風にキャンピングカーがけっこう停まっていました。
皆、利便性からトイレ周辺へ点在して駐車しています。
我々も、本当は遠く離れて孤立したいところですが、この軍団の中に入らざるを得ません。
見るからに旅慣れているようで、全国を悠々と長期間かけて周っている方が多いようです。


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さて、夕飯はと、氷見番屋街の中を覗きに行きました。
もうけっこう閉店の支度をしているところがあり、並んでいるものも限られて来ていたところ、驚いたことに寿司の半額値引きがありました。
地元の新鮮ネタで¥1500のところがなんと、半額!
ふたり分で一食分の費用で済んだのはラッキーでした。
さっそく、車中でお座敷ディナーです。
それほどお腹が空いていないどころか、すべて一気にぺろっと食べて、ああ、ご満悦。
もっと豪華な海鮮ものもいくらもあったでしょうが、我が家はせいぜいこのくらいの寿司でもごちそうです。
なにせ質素・倹約を旨とする車中泊旅ですからね。


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この後は、早々とベッドメイキングして、DVDの映画鑑賞です。最後は目がしょぼしょぼで、ほぼ半眠状態でしたがなんとか見終り、そのままダウン。zzz

ちなみに、車内の夜の電源はすべてサブバッテリーからの供給です。
DVDレコーダーも、LEDのルームランプも全然大して電力の消耗にはなっていないようで、ボルトメーターを見ても余裕の容量です。


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この駐車場では、大型と乗用車とのエリア区分があるので、夜はあのディーゼルのアイドリング騒音からは開放されていました。
ですが、大型キャブコンで発電機を装備しているのでしょう、静まった夜にこれを駆動するとはなんとも・・・。
あとは比較的マナーのいい場所のようでした。
(平日なのでこの程度の台数で済みましたが、混雑時は未知数です)


朝はあちこちの早起きの車から、バタン、バタンとドアの開け閉めの音や、エンジンをかける音で目が醒めます。
けっこうあったかで寝心地がよかった分、のんびりの起床でした。


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このパーキングでの朝食の支度はさすがに出来ないので、海側の公園の駐車場に移動をはじめました。
こちらは、朝の散歩や運動の人の車が何台か停まっているだけで、割と気楽にバックドアを開けて、朝食の支度が出来そうです。
お湯を沸かしてコーヒーを淹れたり、パンを焼いてホットサンドを作ったりと、いつもの相変わらずのメニューです。


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朝の氷見の海はこんな感じです。
日本海といえども、内海なのでべた凪のしずーかな海です。
地元の人と一言二言、ことばをかわしたのですが、ここは埋め立て地だそうで、以前の海岸線はずっと中の方にあるそうです。


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わんこの朝の散歩です。
気持ちがいいのか、ぐいぐい引っ張ってあちこちよく歩きます。

さて、今日はひたすら帰路の工程で、早々に氷見を出て、富山市内から国道41号(越中東街道)で飛騨方面へ。
神岡から平湯を目指します。


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そして、最後にこれだけは記しておきましょう。
平湯までのあいだにある道の駅「奥飛騨でのランチタイム。
道の駅の端にリバー亭というログハウス風のレストランがあります。
これが見た目では、ふつうはちょっとスルーしそうな感じだった(あまりぱっとせず)のですが、“飛騨牛カレー”の文字に足を止められました。
店内に入ると、注文は券売機ときたので、あれーっ、ちょっと選択ミスかなぁと思ったものですが、いやいや、外のテラス席で一口食べると、これが実に「美味い!」
ふたりで感嘆の声をあげながら、無言で頬張るという。
飛騨牛の旨み濃縮といった具合の、大当たりなカレーでした。
かなりお奨めの思いがけぬ店の紹介を最後に、今回の飛騨・富山編、「車中泊の旅」は終わります。

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~おしまい~



by martin310 | 2017-11-03 22:15 | 車中泊の旅 | Comments(0)

2017「車中泊の旅」-飛騨・富山編- ②


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a0282620_15473440.jpg道の駅「桜の郷荘川」での朝食の後は、恒例のわんこのお散歩タイムになります。
この道の駅は、駐車場自体かなりの広さがありますが、さらに、建物の裏側にもスペースがあるようで、さっそくわんこと探検に。

荘川ドームという建物の裏にまわると、あれっ、川の瀬音が聞こえてきます。おー、いい川があるではありませんか。
ああ、これが地名にもなっている「荘川」かと納得。
紅葉に朝日があたって美しく輝いています。
水も透き通って青くとてもきれい。
これは知らなかった。
ただ立ち寄ったくらいでは、この風景は発見できません。
展望デッキもありました。


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さあて、この日は富山に向けて出発です。

少し走ると、パンフレットで見ていた巨大「五連水車」(最大の水車・直径13m)がありました。そばの里荘川です。


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一応、近づいて撮っておきましたが、
その大きさは、左下に自分の姿が小さくあるのでわかるでしょうか。↓
ひとつ(右から2番目は止まってました)以外は一定の速度で動いています。
水の流れはありますが、おそらく、ディスプレイとしてモーター駆動ではないかと思ったのですが、「水車小屋では、最大の水車の動力を利用し、直径2.2mの石臼を回してそばを挽いている」とありますね。
ふーん。ほんとに水車なんだ。


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白川街道を、白川村に向けてまた走り出すと、今度は「御母衣湖(みぼろこ)」に出ました。
荘川を御母衣ダムで堰き止めたダム湖なのでしょうが、これまた、天気も最高で美しい風景です。
今回の旅の中でも記憶に残る、何かを感じさせる素晴らしい景色でした。

後から、Wikipediaで「御母衣ダム」のことを調べたところ、水没地の“荘川桜”のエピソードには胸が熱くなりましたね。
ダム湖の下には村があったのです。


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こんな美しい風景の中で、わんこのおしっこタイムです。



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やがて白川郷に着きましたが、合掌村の観光客の賑わいを見て気力が萎え、ここはスルーすることに。白川郷で何も見ず・・・。(珍しい)

この後、さらに合掌ラインを五箇山へ向かい、道の駅「上平 ささら館」で休憩し、そこから200メートル先に、国指定重要文化財の「岩瀬家住宅」の合掌造りの建物があるようなので、そこだけは歩いて見に行くことに。
ここがそうなのですが、これも参観料を払ってまで・・と思って、外観だけ見て戻りました。


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道の駅「たいら・和紙の里」でお昼を食べ、早くも気持ちは日本海へと向いていたようです。

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富山県の砺波市へ入ると、なぜか「コメダ珈琲」なぞに入ってしまうという。
砺波」を「となみ」と読むこともこのときはじめてわかり、珍しいことにツレはこの日が初「コメダ」だという・・・。
二日目は、割と移動には時間的余裕があるので、思わぬ方向へと。


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高岡市内を走っていると、驚いたことに路面電車が前からお目見え。
へー、これは知らなかった。
万葉線」というらしい。正確には、万葉線高岡軌道線のよう。
色違いの車両がまた目を惹きます。


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レトロな車両から、近未来型まであるようで、なかなか出合うのが楽しみです。
もうここまで来ると、氷見もあともう少しです。


~つづく~



by martin310 | 2017-10-31 16:09 | 車中泊の旅 | Comments(0)

2017「車中泊の旅」-飛騨・富山編- ①


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車中泊仕様の1BOX改造(タウンエースカスタム)が完了しての、第2回目の車中泊の旅に行って来ました。
2泊3日の予定で、今回はまだ行ったことのない、飛騨地方と富山方面の行き当たりばったり旅です。

おおよそ、飛騨の白川や五箇山をまず目指し、その後、能登半島の付け根の氷見あたりまで足を伸ばそうと、予報の悪い初日、小雨の降る中、伊豆から山梨、長野、岐阜といった具合に、移動宿泊車両はひたすら走り続けました。

前回の第1回目のときは、まずしょっぱらは“車中泊キャンプ”を決行することが第一目的だったので、初日に戸隠イースタンキャンプ場でステイしましたが、今回は、道の駅をベースにするので、特にキャンプにこだわりませんでした。
出来れば、2泊目は以前行った、富山県の入善町の“墓の木キャンプ場”に泊まってもいいくらいのゆるい予定だったので、まあ、行き着いたちょうどいい場所ならどこでもという感じでいました。

コースとしては、松本からはR158号で北アルプスを越えなければなりません。
梓川沿いに登って、安房峠道路を通って、高山側へ抜けます。

家を出てからずっと雨に煙った景色しか見えなかったのですが、上高地近くになるとやや雨が小止みになり、思いがけずダム湖の続くあたりで紅葉の鮮やかさに目を見張りました。
漸く、旅らしい景色の出会いに歓声をふたりであげました。
助手席の方のセカンドカメラマンによる、ブレブレ画像がかろうじて残っていたので、少しは雰囲気がわかるかもしれません。


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国道158号を延々登って行きます。
おお、っと景色のいい場所があっても、この道路に駐車スペースはまったくありません。
いい景色と感じても、もはや一瞬のうちに過ぎて行きます。


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紅葉の鮮やかさと淡いブルーの山の水がきれいなコントラストを見せます。
雨水で白っぽい砂が大分混じっているようで、ちょっと白濁した感じがあります。



平湯から高山へ下りても、今回は高山の町を巡る予定はないので素通りします。
でも、さずがに古い町並みが並ぶと、高山らしいいにしえの雰囲気に包まれます。(このあいだ、まったく写真は撮ってないのでありません)
高山からは、白川街道で荘川へ向かいます。
といっても、当初、荘川なぞ知らず、辿り着いた先で覚えたに過ぎないのですが。


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既に陽も落ちて、暗くなった頃、道の駅を発見。
桜の郷荘川
グーグルビューで事前に外観は見ていたようなのですが、現場で実際見てみると、かなり広く、自然に包まれていてかなり好印象の場です。
桜香の湯という日帰り温泉もあるので、もう、今日はここでお泊りにしようということに。



a0282620_22065535.jpg源泉は、豊富な湯量を誇るナトリウム・炭酸水素塩泉の自墳泉だそうです。何にも知らずに温泉に浸かりましたが、これが凄い!
入った瞬間から肌がぬるぬるすべすべに。
ぼたぼたの湯で、相当、効果ある気がします。
いやー、これはいい場所に当たったという感じです。

そして、この温泉には食事処も併設されています。
ここで、天ざるそばを注文しました。
こういう併設の食堂は・・・、などと高をくくっていたところ、
出てきたそばは本物。
かなり噛みごたえのあるうまいそばでした。
珍しく、温泉と食事に満足するという。


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そして、車に戻って車内をベッドメイキング。
窓と言う窓には、ウインドシェードを貼ります。
いつものように、バックドアを開けて、自作スライドテーブルにて、焼酎のお湯割用のお湯を沸かしたりします。


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あたりはこんな感じで、車中泊組の乗用車と、右にはトラック、トレーラー軍団がガラガラ、アイドリング中です。
駐車場は広いので、停める場所を選べば、それほどトラックのかけっぱなしのエンジン音は気になりません。
お休みタイムには、車をトイレに近い位置へ移動。そこで宿泊。


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そして翌朝、朝食タイムには、元の奥まった庄川ドームの前に駐車。そこで朝食づくり。
ここはほとんどガラガラで、すぐ後ろが芝生になっているので、気軽にバックドアを開け放って調理も出来ます。
天気が回復して来て、朝霧が辺りの山々を包んでいます。
とても清々しい朝です。


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またまたコーヒーや、日中のお茶用のお湯を沸かします。
まだ気温は低く、ちょっと肌寒いのですが、陽が当たって来ると背中がぽかぽかし出します。


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豆を挽いてコーヒーを淹れます。
スキレットで目玉焼きを。
それに、わんこの朝ごはんもちょっと煮ます。


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朝食は、ホットドッグに、


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目玉焼きとサラダ。
車内でちゃぶ台スタイルでいいだきます。

この道の駅「桜の郷荘川」は、かなり我が車中泊スタイルにはもってこいの宿泊場所でした。
普通車156台収容とあって、駐車スペースはかなりゆったりで、空いていれば停める場所も必要に応じて選べます。
温泉と食事処併設で便利もよく、それにまわりの環境も最適で、ここはかなり自己評価の高い道の駅でした。


~つづく~


by martin310 | 2017-10-29 22:14 | 車中泊の旅 | Comments(0)

タウンエースバン[改]で車中泊キャンプ。Vol.1_3

【野尻湖・小布施・南魚沼】

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車中泊の旅二日目は、朝、戸隠を出て、飯縄山の北側を通り、野尻湖へ寄って行きました。
以前にも来たことがあるのですが、そのとき立ち寄った湖に伸びた桟橋を探しましたが、どうもどれだかわかりませんでした。
以前は駐車スペースも気軽にどこでも停められた感があったのですが、どこも有料化されて、そのときの桟橋はわからずじまいでした。
そこからの、どこかヨーロッパ的な湖畔の風景がお気に入りだったのですが、残念ながら特定出来ず。

湖の向こうには、どーんと飯縄山が聳え立っていました。
頭が雲に入ってしまっていますが、中腹の“いいづなリゾートスキー場”のゲレンデは色違いになっていてよく見えました。


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わんこはちょうどいいトイレタイムの場所です。
湖畔の道路をあっちに行ったりこっちに行ったり、無事、目的を果たしてOK!
わんこも爽快な湖畔の風景をしばしご堪能中です。


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湖の中ほどに琵琶島という小島が浮かんでいます。
そこへ向かうようにボートが数珠繋ぎになって係留されていました。
以前来たときの記憶では、湖畔に外国人の別荘がこじんまりと並んでいたのですが、どうも様相が変わったのか、そんな雰囲気と違っていました。


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次は、今まで素通りしていて一度も寄ったことのなかった小布施へ立ち寄ることに。
といっても、特にお目当てがあるわけでもなく、一応、古い町並みをわんこと散歩してみようというだけのことでした。


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さすが観光地、もう駐車場にも車がいっぱいで、小布施堂本店のあるメインストリートには人が溢れていました。
うちのわんこは、これほど行き交う人の波を見たことがありませんので、どうなのかな?と心配でしたが、難なく、ちょこまかと歩いていました。
何を買うのでもなく、一応、来たしるしに栗ソフトを食べて、安売りのりんごを買っておしまいでした。


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さて、小布施を出ようとナビに従って行くと、郊外はりんご畑ばかりが並んでいます。
我が伊豆地方では、りんごが木に鈴なりになっている光景など、見られるはずもありません。
「うわー、すごい!」と、もの珍しいたわわになるりんごの木を画像に保存。
やはりこの光景は、長野まで来ないと見れません。
それにしても、こんな柵もない農園で、道路から手がとどきそうなのに、誰も盗む人はいないのでしょうか。
この辺りではどこでもあるので、そんな心配は御無用のようですね。


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小布施の後は、千曲川に沿って新潟方面へ向かいます。
飯山→野沢温泉→津南→十日町。
千曲川の源流、山梨の川上村のあたりから川の姿は見ていますが、長野が終わる頃にはかなりの大河になっています。
そして、新潟との県境を越えると、なんと、名前が信濃川に変わるのですね、知らなかった。
これほど長い川だったのも驚きで、どうりで千曲川も含めて日本で一番長い川(全長367km)だというのも納得です。

豪雪地帯の十日町に近づくと、道路幅や家の造りなどがまさに雪国仕様に変化して来るのがわかります。
一階部分はすべてコンクリート基礎になっています。
いや、逆だな、基礎が1階分もあると言った方が正解です。
積雪が3mを超えるというのだから、想像を絶します。
二晩目のねぐらは、道の駅「南魚沼 雪あかりに決めてあります。
日暮れ前に到着したものの、まだゆっくりするには早いので、近くの日帰り温泉を探します。
道の駅内に貼ってあったポスターから、「さくり温泉健康館」へ行ってみることに。
源泉掛け流しで、なんと¥420はかなりお得です。
いいお湯で、翌日、鏡を見て顔の肌の違いを実感でした。

道の駅「南魚沼 雪あかり」での車中泊も快適で、ぐっすりよく眠れました。
昨晩の気温1℃とは大違いで、ここではシュラフの中は暑いくらいで、汗ばむほどでした。


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朝は、バックドアを跳ね上げて、自作のスライド式テーブルでお湯を沸かし、コーヒーを淹れます。
この方式は、道の駅でも功を奏します。
駐車スペースで、テーブルやチェアを出すのは、さすがにマナー違反ですが、このようにバックドアを開けて、何かやっているだけなら、まったく問題ありません。
遠目には、荷物整理でもしているようにしか見えませんし、お湯を沸かす程度なら、まったく他に迷惑も掛けません。

このとき、向こうに見えるハイエースの犬連れご夫婦とは、互いに気になってちょろちょろ目線が合ったりしていました。
後でお近づきになり、車内の造りをご披露したり、お話も弾みました。
犬連れと、車中泊フリークということで、すぐに意気投合するという、かなりいい出合いの場になりました。
またどこかでお会いするでしょうと、当方のブログだけお知らせして別れました。


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こんな風に、バックドアの下でちょっとした調理なら可能なので、とても便利で使い勝手がいいようです。
このときは、スライドテーブルの収納用の高さのまま使っていますので、けっこう高い位置にテーブルがあります。


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これはわんこの朝ごはんをあっためているところです。
我が家のわんこは、すべて手作りのごはんで、ドッグフードは食べさせていません。


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車内のガスピアで、またトーストを焼きます。
これに、ハムやチーズ、レタスやキュウリ、それにミニトマトを乗せて食べます。
それにサラダと目玉焼き、野菜スープにコーヒーと、十分な量の朝食です。(普段は、もっと少食用メニューなのですが)


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車内にミニテーブルを2つ並べてちゃぶ台スタイルでの朝食です。
お皿などは、キャンプ場のように食器洗いが出来ないので、ラップをかけたりして汚さずに食べています。
シェラカップやマグカップなどは、キッチンペーパーで拭いて仕舞います。
道の駅では、洗いものが出来ないので、それなりに工夫しないといけません。

この道の駅「南魚沼 雪あかり」には、裏側に今泉記念館という美術館と観光情報基地としての大きな立派な施設があります。
ここでこの地方の様々な情報を得ることが出来ますので、とても便利につくられています。

何も知らないまま来て見た南魚沼地方ですが、まだまだこの先、何度も来てみたいような場所がいくつもあるようで、新潟はかなり魅力的なところに写っています。

やはり、日常を遠く離れて、未だ知らぬ地へ旅に出るというのはいいものです。
まだまだ知らない日本があるのを実感しました。
それも、車中泊というお手軽な旅の手段があるからこそ、体験出来ることですけど。

さあて、次なる旅はどこへやら・・・。


―おしまい―


by martin310 | 2017-10-11 06:00 | 車中泊の旅 | Comments(8)

タウンエースバン[改]で車中泊キャンプ。Vol.1_2

【戸隠②】

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“戸隠イースタンキャンプ場”の夜は、もの凄く静かで、シュラフはあったかで、風もなく、月が明るい、実によく眠れた夜でした。
昨晩、ソロで先に焚き火をしていたキャンパーは、翌朝にはすでに姿はありませんでした。
早朝のキャンプ場には、我が家だけです。(まあ、割とよく慣れていることで、いつものことかという感じですが)
草地の広がる朝露に濡れたキャンプフィールドに、ひとっこひとり、だあれもいないというのも、ちょっと寂しげで拍子はずれな気もしなくもありません。


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スライドドアを開けると、室内は目張りのウインドシェードで真っ暗だっただけに、もうこんなに明るいのかという、朝の景色が目に飛び込んで来ました。
出来ればもうちょっと眠っていたい気もしましたが、今日は、今日で次なる場所へ移動を始めなければなりません。
早々に、寝具類の片づけに取り掛かり、ちゃぶ台スタイルの朝食の場をつくります。


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スライドドアに取り付けた4連ファンの脇に、デジタル温湿度計を貼ってあります。
湿度91%、気温5℃を表示していました。
さすがにガラス面には結露があり、湿度もかなり上がっていました。
外気とは4℃差しかありませんが、この差が寒さのうちでは大きいのですよね。


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カーサイドタープも夜露に濡れていましたが、時間と共に乾いていきました。
この車のシェードは、自作でなくメーカー品にしたので、光が漏れることもなく、また、結露で濡れることも少なく、かなりいい感じの使用感でした。
出入口の床板は、今晩も使うので、このまま収納せずに設置しておくことにしました。


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さっそく朝食の支度です。
タープの下のテーブルの上でそそくさと始めましたが、もうこのあたりは生活臭そのもの、見てくれを考えている余裕はありません。
寒さを堪えながら、早く室内に逃げ込みたい感じでやっています。


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いつものように、自分で焙煎した豆を挽き、コーヒーをドリップします。
これはあったかい室内でやりました。
車中泊用に購入した、ポータブルミニコンロが重宝しました。
サイズが小さく、場所を取らずに、火力もそこそこあります。
キャンプ用バーナーより、五徳が安定しているのと、下のテーブルの表面を焦がすことがないのでこれがいいですね。


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さて、これも便利なガスピアです。
ガスピアは倒して横に出来るようになっていて、ガスコンロにもなるのです。
ユニフレームのトースターを乗せて、食パンを焼きます。
一度に2枚焼きながら、暖房もしてくれるという、かなり優れ物ですね。


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ここからは、せっかく行った“戸隠イースタンキャンプ場”なのですから、もう少し、場内の様子を紹介しておきましょう。
この日の気温から、もう冬の足音が聞こえているような場所でしたから、もう当然、紅葉だって始まりつつあります。
標高1200メートルと言えば、清里や八千穂高原だってそのくらいですから、この寒さも自然なのでしょう。
これから益々、色鮮やかな森に変わっていくのでしょうが、またそういう時期の風景も見てみたいものです。


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この時期のこのキャンプ場は、特に草地の美しさはずば抜けていました。
自然に生えて来た結果なのでしょうが、あまりにきれいな草の緑とそのディテールに、なにか特別な感慨を抱きます。
白樺の白い幹や枝と、遠く煙る山容と相まって、日本ならぬ風景の様相を呈しているようでした。

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―つづく―


by martin310 | 2017-10-09 21:54 | 車中泊の旅 | Comments(0)

タウンエースバン[改]で車中泊キャンプ。Vol.1_1

【戸隠①】
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3ヶ月に亘る[タウンエースバン・カスタム]がほぼ終了して、その成果を試してみようと、初めての実戦、車中泊キャンプに出掛けて来ました。
二泊三日の予定で、最初の目的地は、長野県の戸隠イースタンキャンプ場です。

第1日目は、車中泊スタイルでのキャンプが出来るということで、この“戸隠イースタンキャンプ場”にしました。
まあ、オートキャンプ場ならどこでも可能なのでしょうが、料金設定が一番リーズナブルだったからがその理由です。
ここでは、車中泊なら車一台分の駐車料金でOKということで、人数も関係なく、タープを張っても関係ない単一料金¥2,050というのですからお得です。
道路を隔てた戸隠キャンプ場は、また料金設定が違ってもっと高くなるようなので。

いつものように、自宅から一部高速を使っただけで、ほぼのんびり下道を走って、夕方、4時半に到着。
5時になったら、管理人さんが不在になるという危ない時間帯でしたがどうにかセーフ。
この日は平日とあって、我が家のほかにソロの方がおひとりだけという、またもやほぼ貸切状態でした。


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車中泊キャンプというコンセプトですから、寝るのはもちろん車の中、外での調理や食事用にカーサイドタープを張りました。
以前キューブのときは、カーサイドタープも自作したのですが、今回は車も新車とあって、さすがに自作ものではちょっとかっこ悪そうなので、ネットでKingCamprカーサイドタープ KT3086を購入しておきました。
さて、この日が初張りです。

カーサイドといっても、スライドドア側ではなく、バックドア側に斜めに張ってみました。
これなら、バックドアを開けたまま、自作のスライド式テーブルで調理し、タープ下のテーブルとチェアでお食事というスタイルが取れるからです。
斜めというのは、片側を車のルーフに、もう片方は地面にペグダウンという形式で、これに付属のポールで屋根型にすることも可能です。


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こんな感じで、見た目も一応、タープっぽくキャンプの雰囲気はあるようで、サイズ的にもベストマッチだったようです。
ただ、一番の誤算は、この日はいつになく急に気温が低くなり、この戸隠ではなんと10℃を割り込み、陽が落ちると一気に息が白くなるほどに。
もう、食事の支度頃には、5℃くらいになり、とてもでなく、外に居ることが辛くなりました。なにせ、手がかじかんできかなくなります。
こんな寒さの中、外で食事など考えられず、出来上がったものは車中のお座敷テーブルで食べることにしました。


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このKingCamprの“カーサイドタープの車との接続は、付属の太ゴムでホイールに固定するだけでとても簡単です。
反対側はペグで地面に固定。
ただ、この日は幸い無風状態だったのでこれでOKでしたが、風の強い日には不向きですね。


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すっかり辺りは暗くなって、いっそう寒さが身に沁みます。
早く支度を済ませて中に入りたいと、焦りが出て来て、かなり手抜きになりつつ、それでもまだ、このタープのお陰で寒さもややおさまっているようで、なかったら夜露が直接で寒さも倍増したことでしょう。


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夕飯のメニューは、簡単に、焼き物とキムチ鍋とご飯です。
車内であったかい食べ物のありがたさや。
まだ10月というのに、まさかこんな寒さに遭うなんて思いもよらずで、上着も薄手のものしか持って来ていませんでした。
これなら、フリースとダウンは必携です。

夜は冷えるという予想はあったので、一応、ガスピアを持って行ったのは正解でした。
車内で、換気をしながらこのミニストーブを点けていれば、けっこうな暖かさになります。


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こんなとき、強い味方はこの4連換気ファン。
やはり作っておいてよかった。
快調にがんがん換気します。


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さてさて、そんなこんなで早くもおやすみタイム。
夜は、サブバッテリーの電源で照明を点け、DVDレコーダーで映画を見ました。
ですが、お疲れモードが早くも来て、10時まで起きていられなくご就寝でした。

寝具類は、シュラフやインナーやダウンのブランケットでけっこうあったかで、朝方の冷え込みも凌げました。
早朝の温度計は1℃を示していました。
室内は5℃です。
いやはや、もう少しで氷が張る温度。
まあ、よくもこんな寒いところで車中泊を。


―つづく―



by martin310 | 2017-10-08 16:25 | 車中泊の旅 | Comments(0)

2016(May)車中泊キャンプダイジェスト @秋葉神社前キャンプ場 -3-


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今回の「秋葉神社前キャンプ場」での車中泊キャンプの模様を、撮りためた画像の中からダイジェストでまとめてみた。
それほど各場面で撮り置きがたくさんあるわけでもないので、動画で残した部分からも一部キャプチャーして並べておいた。

こうやって画像のストックを眺めてみると、現場のプロセスではもっとこまめに撮っておけばよかったと思うが、なかなかその最中はカメラを持っている余裕がないもので、終わってからあそこは、あの場所はと後悔することが常だなあと思う。
それでも今回は、コンデジでほとんど撮っていたので、一眼よりは撮る機会は多かったようだ。もっと気楽にスナップを増やせば、自然、枚数やシーンは多くなるだろう。

ダイジェストなので、一応は時系列的に並んでいる。こういう試みもまた、新鮮でいい感じに思うので、次回からは、そのつもりで撮影に臨もうと思ってはいるが、さてどうだろうか。



ではではまずは、
伊豆の我が家から出発できたのは、荷物の積み込みうんぬんで漸くAM9:00。
お昼は、通り道の清水港で海鮮丼でもと思って出掛けた。


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▲行きは高速には乗らずにすべて下道。
のんびり行っても2時間後の11:00には清水には着いた。
清水港は、山の上の我が家から駿河湾の先に真正面に見える場所。夜景なら余計に光が集まってよく位置がわかる。
その場所の、清水魚市場“河岸の市(かしのいち)”という、35店舗もの海鮮の店が集まった施設に寄った。
これはその店内からの港の様子。水上バスの発着所が見える。


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▲“河岸の市”の「まぐろ館」の中の“清水港 海山”という店に入った。
なぜって、ここの限定メニューがいちばん安かったからだ。
これで(一応舟盛り)でなんと¥1000+税だ。
普段は、少食・微食主義なので昼は0.1食なのだが、こういう日は特別で禁を破っている。


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▲そのあと、久能山の海岸べりをのんびり走って、晩御飯用の焼き物の材料を買おうと焼津港へ向かった。
左に駿河湾が広がり、右には久能山の麓にいちごハウスが並ぶこの道(国道150号)は開放的でとても気持ちのいいところだ。いちごラインというらしい。


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a0282620_1544913.jpg▲焼津から藤枝を抜け、島田に入ると大井川を北上していく。(国道473号)そして、川根本町から渓谷沿いの細いくねくねした道で秋葉神社へ向かう。(国道362号、あまりに狭い道なのでいわゆる酷道だな)
途中でキャリーに入れっぱなしのワンコを散歩させようと、見晴らしのいい場所で車を停めた。谷底を流れる川は“杉川”というらしい。


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▲道が春野町に近づく頃、緑に映える赤い橋が架かっているのが目に入った。
吊橋風の鋼鉄製の橋だ。思わず車を停めて、あちこちから何カットも撮った。
こういう美しい橋は、決して見逃さない。ペイントされた色あいもいいではないか。
渓流沿いの道はこういう、いい橋との出会いがあるからうれしい。


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a0282620_14565232.jpg▲そして目的地の秋葉神社前に到着。このモニュメントのような看板が着いたー!という気にさせてくれる。
画像では頭が切れてしまっているが、上部はこん風になっている。→
いったいこれは何を意味しているのだろうか?子供の頃、この網の中に球があって、口で吹いてそれを浮かせて遊んだ記憶があるが、まさかそれを形どったわけではないだろう。いつも見る度に疑問符が??
あっ、そうか、もしかしたらかがり火の形か?


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▲到着後、広~いサイトから設営場所を決める。すでに幕を張っていたのは2組だけ。河原から2段目の木蔭に車を動かすも、タープはともかくも車体が水平になるところがなかなか決まらず、何度も位置を変えた。
こういう未舗装の場所は、車中泊の車内の床自体が傾斜しかねない。寝床が水平でないというのはとても寝苦しいもので、この日も僅かに頭が下がっているのがわかっても、それで寝るしかなかった。
あとで思ったのは、一番車体が下がっている側をジャッキで固定しておくと効果があるかもしれないということだ。


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▲問題の自作カーサイドタープを張っているところ。
見てのとおり、イレクターパイプの支柱は、ロープを張らずとも自立している。あとはこれに加工したマルチシートをカラビナで止めるだけだ。
画像は落ち着いて設営作業をしているようだが、この前にポールを2度も倒して車のボディーにぶつけている。我ながら手順の悪さに呆れるほどだ。


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▲すべての設営作業が終わって、そろそろ夕飯の支度に・・・。
でも、カメラのモニターを見ながら、まったく撮影用の小奇麗な絵にならない設置の仕方で、生活匂の漂う、まるでオシャレキャンプからはほど遠いリアル実生活風キャンプになっていると思う。
少なくとも、脚立、ゴミ袋、バケツなどは見えない方がいいな。


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▲夕食後は豪快に焚き火台の上で火を燃やした。
カーサイドタープの奥のあぐらチェアーに陣取って、まったりと焼酎割を飲みながら、やはりその視覚の中に炎の饗宴があるというのはいいものだ。
一応、蚊取り線香は焚いていたものの、この時期はまだ蚊が少ないので、夜も快適だった。
川の瀬の音と、虫の声と、薪のはぜる音だけの静寂の夜だった。
ワンコはずっと外のゲージの中で静かにしていた。


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▲翌朝、あまりに清々しいので辺りを散歩した。
木のあいだからの朝日が美しく、なんでもない植込みが妙に輝いて見えた。
この右手に設営の大型テントの年配夫婦は、まだ静かなようだった。
気がつくと、夜のあいだにバイクのソロの兄ちゃんが向こうにテントを張っていたようだ。これで4組になった。


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▲このキャンプ場は、珍しく直火OKで、至るところに石を並べたカマド跡がある。川岸の先端までそれがあるので、川のすぐ近くでテントを張る人もいるようだ。
ダムの放流で水かさが上がる危険もないようなので、それも可能なのだろうか。
川より陸側の樹木のあいだの方も、サイトとしては魅力的で、こんな大木もあったりして、なかなかいいところだった。


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▲さて、朝食にしよう。これも少食・微食で、いつもの青泥と豆乳と豆乳ヨーグルトの朝食から一転して、この日は普段は食べないホットサンドのブレックファーストだ。
ハムと目玉焼きとチーズを食パンにはさんで、ロゴスのホットサンドメーカーで焼いて、ほら、このようにロゴもうまくついた。
もちろん、ぱくつけばウマい!と声が出る。


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▲おきまりのモーニングコーヒーは、手挽きのミルで豆を挽いて、ゆっくりドリップする。
毎朝のコーヒーメーカーとは一味違ったコクと深みのあるコーヒーに仕上がる。
ツレはこれが絶品だと、一口飲んだときからもう一杯ほしくなると言う。
毎朝淹れてほしいとも言うが、もちろんそんな時間はないので、キャンプのときだけのとっておきに。


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▲やはりキャンプの朝はこのシチュエーションだからこそ、食べるものも飲むものもおいしくなるのだろう。
こういうありがたい体験を、たまには持った方がいいに決まっている。
キャンプの形にあまりにも凝り過ぎるのも問題だが、このような素朴に自然の中での非日常を過ごすことも、心や身体、五感の開放には必要なことに思う。
ワンコもどうやらアウトドアがお気に入りのようだ。


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▲撤収後は一路、天竜川に沿って秋葉街道を北上することに。
気田川が天竜川に合流する直前に、こんな美しいまた赤い橋が出現した。
いい橋にまた出会えた。これもまたペイントがなかなか美しい。
形と構造と色と・・・、これが見事に風景とマッチしていてこそ、いい橋になる。
こういう橋の風景は、目の前にあるそれを超えた世界に意識が飛躍するような不思議な魅力を持っている。
まるで夢の世界で見たような橋・・・、別な次元にあったような橋。


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▲帰路は天竜川に沿って北上し、秋葉街道を伊那まで行って杖突街道で諏訪に下りようと思っていた。
そしてその途中にある“しらびそ高原”というところに行ってみようと。
だが道を逆行していたりして、だいぶ道中時間がかかってしまい、行くには行ったが、その先を途中で切り上げて飯田I.Cから中央道に乗るはめになってしまった。
これは“しらびそ峠”。標高は1833mとある。見えている山は、南アルプス方面だ。
ここでもワンコを散歩させたが、近くに「熊出没注意!」の看板があり、早々に山を下りた。


秋葉街道をのろのろと北上するのをやってみたかったが、まったく距離感を考えていなかったので、途中ショートカットせざるをえなかった。
また今度、残りのコースを行ってみたいと思っている。
山間の限界集落があるこの秋葉街道、人がいない、来ない、そういう場所にこそ魅力を感じ、我が探索心が誘われるのである。


by martin310 | 2016-05-24 15:04 | 車中泊の旅 | Comments(0)

馬籠宿を歩く。藤村の「夜明け前」の文学世界が蘇る感がある場にて・・・。


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▲恵那山の懐に抱かれたような馬籠の家並み。懐かしさが込上げるのは、潜在的郷愁によるものなのだろうか。


以前、阿智村の信玄公の遺骸を安置した寺と伝えられる長岳寺まで来たことはあったが、馬籠宿まで足を踏み入れたのは今回がはじめてだった。
とはいえ、ついぞ観光する目的はなく、行きたかったのは藤村の島崎家の菩提寺・永昌寺にある藤村の家族と同父の墓だった。特に、藤村が小諸時代に相次いで失った3人の娘のうち、長女のみどりという子の墓前に参りたいと、ただ意味もなく気持ちが動いていたからだ。なぜか、この7歳で亡くなった子が不憫でならなく、その思いがはじめての車中泊の旅の地へとこの馬籠を選ばせていた。

a0282620_14593383.jpgもちろん、ほとんど展示物は「新潮日本アルバム」の島崎藤村編で見て知っていたものだったが、馬籠の藤村記念館も見ておこうと思った。(小諸の同記念館には既に行っている)
馬籠宿の石畳に足を踏み入れて思ったのは、画像ではいくつか見てはいたが、実際かなり精巧に整備された街並みであることを実感した。明治と大正の大火によってほとんど家屋は焼失してしまったものの再建にしては、街並みの全体像が景観や構造的にも完成度の高さを感じさせるものだった。
観光資源としての整備事業の最たる良好な結果として、この“フィールド博物館整備事業”が成果をあげているのだろうが、建物のひとつひとつ、その意匠や経営スタイルにおいても、実際の事業が成り立っているのにも感心するところだ。ここまで土地の人々と自治体の協働がまとまりをつくることで実現できているのだろうと、坂が延びる石畳からファインダーを覗きながら思っていた。

古き宿場の面影を残すアングルがあちこちにあって、やはり画像におさめておきたい衝動にかられる。家並みの空いた場所から望める恵那山の風景と相俟って、なぜか不思議と懐かしい感慨が湧いてくる。
そういえば、国道から馬籠に入って最初に恵那山を含む屏風のように取り囲む山容を見て、はじめて見ている風景のはずなのに、懐かしさが込上げるようなものを感じたのもなぜだろうと思ったものだ。

街道裏の小さな小高い丘にある島崎家菩提寺の永昌寺の墓所も、とても好ましいものに思えた。恵那山を背景に田園風景が広がるそこは、竹林のあいだにほっとするように墓石が並ぶ場だった。

やはり作家のふるさとと、作品の世界とは、切っても切れない深いつながりがあることを実感した。特に、「夜明け前」の作品世界は、この馬籠や木曽路を体感せずにはどこかリアリティに欠けるように思える。
土地を知るというのは、視覚的なものもそうだが、景観や事物のすべてによる波動的臨場感が不可欠なものだ。その意味でも今回の旅で、しっかりと馬籠の「場」の実在が意識と脳裡に組み入れられた感がある。


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▲豊富な水と坂を下る水路で大きな水車を回す光景。馬籠下から入ると最初に迎えられる「桝形」あたりのシンボル的存在。


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▲清水屋資料館。藤村の作品「嵐」に出て来る「森さん」こと原一平の家とのこと。藤村の書簡、掛軸、写真などをはじめ、江戸時代に宿場として栄えた頃よりの宿場「馬籠」の生活文化史ともいえる数々の遺品を展示。


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▲水車小屋のすぐ上の「坂の家」(食事処)。


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▲永昌寺への道の曲がり角の手前の但馬屋(民宿)。当時の旅籠の風情が濃厚に漂う。


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▲郵便局あたりから馬籠上の町並みを望む。


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▲永昌寺の石柱。「夜明け前」では「万福寺」として登場する。


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▲馬籠本陣跡に建つ藤村記念館。建築についてはこちらが詳しい。


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▲馬籠上の家並みの途切れたあいだからの恵那山風景。
by martin310 | 2015-03-09 15:00 | 車中泊の旅