伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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カテゴリ:∟朝霧ジャンボリーC(2)( 2 )

冬キャンプこそ、広いキャンプサイトを独占できる最良の機会。富士を眺めて冬を味わう。


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▼富士を崇め見ながらのキャンプタイム。

我が家から富士山は、宝永火口がよく見える位置だが、ここ朝霧高原からはその裏側にまわったあたりの「大沢崩れ」がほぼ正面に望める。
雪のない夏富士の季節に見れば、その深く切れ込んだ崩壊のありさまがとても痛々しく見えるのだが、純白のパウダーをまぶしたような雪に覆われた斜面は、かえって深い切れ込みが鋭角的なコントラストを見せて美しく見えさえする。

幕内で暖気に頬を赤くしながら、その度に外へ出てはまた富士を眺める。刻々と雲が変化し、太陽の照り具合からも富士の様相は時間と共に変貌を遂げる。そんな崇め見る対象がそこに聳えているのも、この設営地のひとつの愉しみとなる。

だが、陽が翳ると一気に寒気が“富士降ろし”としてやって来るのも、この地の特徴だ。キーンと頭が鳴るほどの冷気が寒風となって肌を刺してくる。幕一枚の内と外で20℃もの格差がある気温の中を行き来しながら、真冬のキャンプは夜に向かっていく。

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▼冬場でこそ、ひっそりキャンプを愉しめる場。

a0282620_13424865.jpg陽が落ちるとさらにひしひしと寒気が身に迫って来る。しだいに薪のくべる量も増して、高温になったストーブから排出される煙はほとんど煙突からは目に出来ないくらいになる。燃焼効率が最大になると、煙いなどということはなくなり、幕内には熱のみがもたらされる。
もっとも、以前の夏キャンプではセットされていた短い煙突だけで運転していた為に、煙の漏れが激しく、煙突も低くあまりの煙さに痛い目からぼろぼろ涙を流しながら焚いていた。だが、今回の冬キャンプの幕内仕様のロング煙突にしてからは、一切煙の逆流もなく、本体からの漏れもなく、実に快適そのもの運転が可能になった。これが本来の時計型ストーブの性能なのだと納得した。

数日前に降った残雪を踏みに行く。表面が凍って硬くなっている雪は、踏むと心地よくザクザクという。陽光に輝く雪の切片が美しい。

a0282620_13545363.jpg見渡す限り広々としたサイトだが、テント設営地として最適なまったくの平坦な場所というのは、見る限り非常に少ない。大抵がやや傾斜していたり、凹凸があったりと、なかなかここぞというポイントはないものだ。
夏場のサイト風景を画像で見ると、この場に密集するように幕が張られている。混雑時はいい場所は先になくなっていき、傾斜も覚悟で張らなければならない状況なのだろうと察せられる。
そんな季節にはきっとエスケープして、人けのない山野の野営地を探していることだろう。団地住まいのようなファミキャンサイトなど、我々が望むものではまったくない。実は、昨年の夏に某避暑地のキャンプ場で苦い思いをしたからだ。密集する酒盛り場のような中にサイトを決められて、夜通し呑んべえの話し声や物凄い鼾の応酬に悩まされた。
何で高原の林間の地に来てまで、俗界の喧騒そのものの渦中に甘んじなければならないのか。しかも料金を払ってまで、睡眠不足と超不快な朝を迎えねばならないのだ。
そういうこともあって、冬キャンプは完全貸切の今回のこのキャンプ場にしたのは当たりだった。1日目、2日目は我々のみの独占。3日目にして、やっとバイクのソロの若者や、あと3組の冬キャンプ通と目される方々が幕を張りはじめていた。

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▼キャンプ犬として育てようと犬馬鹿親が・・・。

a0282620_1343712.jpg日中の太陽が燦々と照っているときの幕内は、もう暖房はいらないほどになる。両出入り口全開でタープと化している中に、わんこも外に出たいと吼える。
我が家のわんこにとっても初の外泊になる今回のキャンプは、生まれて初めての体験とあいなって、さすがに環境の変化に初日は興奮気味でなかなか落ち着かない様子だった。幕内の一等地、テントの真ん中、ストーブのすぐ横に格子網の俄かゲージを与えられ、翌日には慣れたのか、初日の興奮に疲れたのか、はたまたあまりにホカホカなのか、瞼が重いようにぽわ~んとしておとなしかった。

a0282620_1349319.jpgわんこは洗い物に炊事場まで行くツレのお供をよくして、200メートルも先の往復を何度もしていた。
カラスが鳴いても、飛行機が飛んでも、強風に幕がなびいてもその音に吼えるわんこは、こんな貸切状態であってまわりに一切の人がいなくて、ちょうど迷惑にならなくてよかったものだ。チビ犬でも声がやたらに高い我がわんこは、きっと迷惑犬になっていたに違いない。
これから益々、キャンプ犬として成長してもらわなければならない人材、いや犬材なので、何度も経験を積ませたいと思っている。



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▼よくもキューブに入ったパッキングの妙。

撤収時に再び驚いたのは、シート上にすべてを並べたキャンプグッズの夥しい物量の数々が、こんなコンパクトカーに載って来たことだ。
来たときにすべて載って来たのだから、薪や食料などが減った帰りに入り切らないことはないだろうと、慎重にパッキング作業をやった。
最後のひとつが狭い隙間に入ったときの感動もひとしお、荷物のさらなる厳選とミニマム化をする必要があるなと悟る。
車中泊仕様のときの予備の収納法としても、屋根上のルーフキャリアの設置も考えることになった。ワゴンやバンタイプの車を新調するにはまだまだなので、今のこの積載力のそれほどないキューブでなんとかいこうと、装備品の充実に考えは向いた。

さて、次のキャンプは3月を予定。さらにキャンプワークを進化させようと目論んでいる。

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by martin310 | 2015-02-23 13:51 | ∟朝霧ジャンボリーC(2)

真冬の高原でほんとにキャンプ?! 自作「幕内薪ストーブシステム」の実践レポート。


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以前の記事に記したように、冬キャンプ仕様の装備、自作の「幕内薪ストーブシステム」が完成をみたので、早速、予定していたスケジュールで2泊3日の初の冬キャンプへ出掛け、その効果のほどを実体験してきた。
天候はやや危ぶまれたが、何とか初日の設営時のみ雪に降られただけで、後の2日間はこれ以上ないような晴天の高原キャンプを満喫できた。
場所は「朝霧ジャンボリーキャンプ場」だ。冬季料金で安い上、ネット予約でさらに割引。けっこうお安く冬キャンプを愉しめた。しかも、超ガラすき、それもそのはず我々だけで完全貸切状態だった。冬場の平日、数日前まで降雪でクローズするほどだっただけに、キャンパーは誰も寄りつかず、サイトも1区画のみに限りオープンだった。


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▼ティーピー型ワンポールテントの効用

テントサイトは日陰に凍った雪が残るのみで、芝の上はやや湿っているがサイトの使用には問題なかった。雪上のテント設営などと覚悟もしていたが、それほどでもなく、ただ、設営時は寒風吹きすさぶなか、雪が舞っていて、濡れた芝の上は物が置けないのが難儀だった。濡れる上に芝の切れたものがこびり付き、とても不快だったが何とか二人でやり抜いた。

a0282620_16162884.jpg薪ストーブのインストールの為、今まで長年使っていたドームテントが手狭で使用に耐えないので、急遽、大型のワンポールテント(North Eagle ワンポールテント BIG 420 NE168)を購入し、この日の為に間に合わせたので、もちろん初張りだ。一度も収納バックからも出してないで、いきなり現地に設営とはちょっと無謀だったが、八角形の円錐形に中心のポールを立てればという基本単純な構造なので、無理なく立てることができた。
4.5×4.5メートルという広さと、最高点が3メートルある空間の大きさにははじめてながら驚いた。インナーを取り外したアウターのみの土間仕様だが、たった1枚の布から、こんな広々とした居住空間が生まれるのは、実感としてマジックのようだ。
車に満載してきた荷物をすべてこの場に移しても、十分まだ余裕がある広さは、タープを追加して張る必要がないとみた。幕内で調理も暖をとることも就寝もすべて出来るし、風の強さやましてや外の寒さからタープ使用の活動はないだろうと考えたのだ。
テント(BIG 420 NE168)のアウターは頭頂部に4箇所ベンチレーターがあり、下部の裾はスカート状に地面との間が数センチあいている。換気については申し分ないほど、薪ストーブシステムの導入は向いている。と、いうより、常に外の風に合わせてスースーと外気が幕内を動いている。この地べたに夜は寝るのだから、とてもクールな環境だ。(寒)


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▼やはり凄かった幕内薪ストーブの威力

さて薪ストーブシステムの設置だ。図面を引いてまで何度も検討を重ねてきた甲斐あって、位置も寸法も予想どおり狂いなく収まった。煙突の外出しも見事に安定して、テントのロープの張りと一緒に、煙突の4本のロープの張りラインも美しいほどの景観だ。ストーブに火入れをして、外に見に行っても、その煙がたなびく姿は実に満足な光景だ。しばし腕組みして見入ってしまう。(寒気にほだされてまた急いで中へ入る)

a0282620_1617245.jpg煙突の横1.4メートルと縦2.2メートルの煙道はかなり効率がいいようで、ストーブ内に薪をくべてもいっこうに幕内には煙が漏れずに、見事に吸気されるように煙突に吸い込まれて上がっていく。燃焼が最大になると、ボッボッとまるで蒸気機関車の音のような吸気音がする。
ストーブ台の高さは予想どおり、チェアーに座って薪をくべたり火の管理をする焚き口を覗くのにはちょうどいい高さになった。ストーブの下に敷いた「ステンレス ストーブ台 AS-81」は、実に見事に遮熱効果を発揮し、その下の自作の木製台座にはまったく熱が伝わらずにいる。

横出しの煙突部分に付けた「ロックウール保温筒」もいい働きをし、手でさわってもほのかに温かいだけに断熱している。三角の合掌つくりのバッフル板にも熱はわずかしか伝わっていず、幕布にはいっさい影響がなく、安全な配管システムが証明されたようだ。
4点でロープ固定したロング煙突は、時折吹く強い風にもまったく問題なく煙突の垂直を保った。

薪ストーブの威力はたいへん頼もしく、外気温マイナス2~3度の早朝でも、焚き始めれば幕内は俄かに25℃を超えるまでに暖かくなる。これに太陽の輻射熱も加わると、あまりに暑くて両出入り口を全開にして、まるでタープの下にいるような風通しのいい感じにしないといられないほどだ。
ストーブ前に陣取って、延々と火の番人を決め込んでいる自分は、ストーブが発する輻射熱のあまりの熱さに、時折外気で涼みにいくほどなのだから凄い熱量なのがわかるだろう。もちろん、幕内では上着は不要、さらに腕まくりをするほど暖かだ。


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▼火というもののありがたさ

もともと家に山のように残っている廃材木を、薪として消費しようと思い立った冬キャンプの幕内ストーブシステム。買えば高価な薪が、いくらでも無料で既にあることから、思い切り燃やせる楽しさ。
薪用の木ではない、パイン材の木っ端の数々は、それこそ火持ちはよくなく、すぐに燃えてしまうため、頻繁にくべる必要があって忙しい火の番人なのだが、これによる余裕で暖を取れるありがたさもそうだが、ストーブの上でするストーブ料理には、なぜこれほど食べ物が旨くなるのか、まるで魔法のような美味至極の効能があることにも驚きを禁じえない。

a0282620_16204717.jpgついでに買った塩パンや値引きされたバターボールパンなど、安くてシンプルなパンほど、ストーブに網でちょっと焼いてから食べると、見違えるほどの旨味を発揮し出す。
キャンプでは定番の肉類は我が家ではキャンセルで、海鮮類や野菜類を鉄板で焼いて食べた。これももちろん塩か醤油のみのわずかな味付けだけで十分に感動ものの旨さだ。火というものは、元来、このように自然の味をそのまま旨味に変える力を持っているのだろう。キャンプという環境が食べ物を旨いと感じさせるというのだけではなく、明らかに火というもののマジックがここにはある。
少食・微食の食生活を実践する我が家では、よくあるキャンプ料理のグルメ版にはまったくそぐわないほど、シンプル料理の献立だったが、どれも声をあげるほどのおいしさを味わった。

a0282620_16173744.jpgそれと、このキャンプ場はバナジウム含有の富士山の湧き水がすべての水道から出ている。今は凍結防止の為、文字通り流し放しで湧き水状態だ。これを汲んでキャンプケトルでストーブにかけておくと、いつでもお湯が沸いている。お茶にしている「阿波番茶」にしても、ミルで挽くコーヒーにしても、焼酎のお湯割りにしても、まあどれほどまろやかでおいしいものだろうか。
水自体もそうだが、これをストーブの熱で沸かすことで、そうとうに柔らかく甘みのある飲み物に変えてくれる。昔の人たちが飲んでいたお湯とは、こういうものだったのだと感慨無量だった。

あらためて本来の天然の「火」というもののありがたさと、それを持つことで快適に過ごせる人間の営みを思った体験だった。現代は熱源であればガスでも電磁波であっても何でもクリーンで便利なものを選ぶが、やはり原点の「火」に立ち返ることで、生きるということや暮らしということを通して、自然への感謝の念が沸き立つような幕内ストーブ体験だった。


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―つづく―
by martin310 | 2015-02-21 16:28 | ∟朝霧ジャンボリーC(2)