伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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カテゴリ:∟道志の森C(7)( 7 )

“道志の森キャンプ場”再び。【3】 ~午前の陽光の光と影の美しさ~


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今回のキャンプには、珍しく初参加者がいた。
いつもの二人と一匹のキャンプライフに、客人がいるというのはまた、いつもと違った雰囲気のキャンプサイトとなった。

a0282620_14575921.jpg何を言おう、我が妹がどういう風の吹きまわしか行ってみたいといい出したのだ。またその場限りの興味なのかと思いきや、天気が危ぶまれて延期かな?などと思っていたところ、行くんでしょ、と訊いてきたのは妹だった。
どうやらかなり期待しているらしい。今まで一度たりともキャンプなるものを経験したことがないはずなのに、どういうもんだろうか、急にアウトドアに開眼したらしい。
ひとりでもキャンプに行こうかと思ったとも言う。って、まったく道具ないのにどうするんだろう?

どうも想像するに、毎日のウォーキング(森に面した辺りを歩くコース)から、体を動かすことの楽しさと、自然の息吹に触れることの快感を得たようで、その延長で上高地などを歩いて来たりしている。
で、その流れで我がYouTube動画「2015(GW直前)春の湖畔キャンプ @西湖自由キャンプ場 」などを見るにつけ、どうもキャンプを味わってみたい衝動にかられたらしいのだ。

a0282620_1458546.jpgその勢いでキャンプ当日は我々より先に現地に着き、まだなの?という始末。そそくさと設営にかかったが、けっこうわからないながら手伝ってくれ、いつもより早く設営は完了した。
まあ、日中だけの参加で陽が傾く頃には帰ったのだが、手もしゃべりも多くて、なんだかいつもと違って忙しかったが、それなりにデイキャンプレベルは体験出来たようだ。自分でもぼちぼちキャンプ道具を準備しようかとも言っている。

a0282620_1459468.jpgということで、思わぬゲストが加わったことでちょっといつもとは勝手が違い、タープの下のリビングエリアのレイアウトも思っていたよりもちょっとおぼつかなく、遅れて作ったランチメニューも後手にまわり、なんだかへんちょこな感じだった。
ワンコにしても、結局、妹にはなかなか慣れずに最後まで吠えて落ち着かず、妹には気の毒だったが、プレゼントされたフカフカのドッグベッドには、夜になってあまりに疲れたのか、早々顔を埋めていた。


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そして、翌朝、一時はかなり気温も下がり、夜明け前はけっこう寒かったが、陽が昇って燦々と照り輝く頃、徐々に暖かさが戻り、清流が流れる森の中はいっそう清々しさが増した。
とにかく、この午前の光が美しい。
木々の緑のあいだから漏れた光が、テントやタープの幕の裏側に枝葉のシルエットをつくる。それが風が吹くたびに揺れ、光と影の模様を生みだす。
先回のときより季節が進んだだけ緑は濃くなったが、木々の輝く緑には目を見張るものがある。
清流の瀬の音を聞きながら、ゆったりとチェアにもたれていると、この美しい世界への感慨が湧いてくる。ぼーっと時の流れに沿いながら、頭の中にも渓流が流れるようにからっぽに洗われていく・・・。

「ここはねえ、いつまでいたっていいんだ。夕方までゆっくりで」と料金を徴収に来たキャンプ場の主人は言っていたが、予報では遅くなると雨が来そうなので、昼までに草々に撤収した。
帰宅して道具を物置に片付ける頃、やはりぽつりぽつりと雨が来た。


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by martin310 | 2015-06-09 15:03 | ∟道志の森C | Comments(0)

“道志の森キャンプ場”再び。【2】~自作木製ハンモックスタンドの現場デビュー~


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▲この向きと逆側、つまり撮影位置側の林のもとにハンモックを吊った。


今回のキャンプでの、自作アイテムのデビューの2作目。
というか、自作というほどの工作でもなく、随分と作りは簡易だ。
でもこれがあるとなしでは、ハンモックが吊るせるかそうでないかの大きな違いになる代物で、キャンプライフの愉しみにけっこう関わるものだ。


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▲ここはテントサイトから一段高くなっていて、まるで森のステージのような感じのところ。そこにハンモックを吊ったので、けっこう乗っているとオンステージ感がある。(?)


キャンプサイトでハンモックでのんびり・・・。
これはよくキャンプ・ブログなどを覗いているとお目にかかることがあり、その度に、そうだハンモックっていいなと、確か数年前に買ったまま、物置のどこかにあるはずだと思い、今度探し出して使ってみようなどと考えていたことがある。

だが、基本、太目のしっかりした木の幹と幹のあいだにロープで吊るして使うものという先入観があった。なので、よほど手頃な高さと間隔が取れる樹幹がある場所でないと無理だなと思い込んでいたところ、ネットで見ると、片側は幹に縛り、もう一方は木製のX型スタンドを使っているのを知った。
(ハンモック全体を吊るすU字型の金属製スタンドもあるようだが、どうもアウトドア感覚からいうとそぐわない気がするので)

そうか、この片側スタンドがあれば、一方の幹さえあればハンモックが可能だということで、さっそく自作することにした。


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▲ハンモックからの風景。これが左右に揺れるので、ちょっと船酔いに近くなる?いや、そこまでは揺れていない。すぐにおさまってしまうので、逆にまた自分の足で地面を蹴ったりして・・・。そのときがまた危ういはめに。


a0282620_1427522.jpgつくりは至って簡単だ。用意するのは角材と金具だけだ。
SPF材の2×2という、2×4を単に半分に割った垂木材を2本、6フィートのものをホームセンターで購入。
それをクロスさせる部位に穴を開け、ロープを繋げる金具をボルトで止める。地面に接する部分は斜めにカットして、刺さるようにする。
まあ、工作はこれで終わり。至極簡単だ。

これにハンモックの一端を結び、本来は2本のロープでペグダウンして固定する。
こんなものでも、十分体重が乗っても支えられるようだ。



a0282620_14274868.jpg今回は、2本の幹に結べばそれでもよかったのだが、敢えて片方はこの木製スタンドを介在させてみた。ゆらゆら左右に揺らせて楽しんだが、自分くらいの体重ではまったく問題がなかった。
収納はもちろん股を閉じて1本にすればいい。長いのでこれはルーフキャリアに固定して持ち帰った。


生まれて初めてハンモックなるものに乗ってみたが、やはり空中を漂う感覚で実に快適である。
多少、乗りはじめにコツがあるが、一度落ちてみると余計コツがよく掴めるものだ。尻から落ちて動けず、ツレにレスキューに来てもらって漸く起き上がれた。(大汗)
森や空を見ながらボーっとするのに最適だ。揺り篭感覚はやがて眠気を誘い、昼寝には極上のアイテムとなるだろう。
またもっとゆっくり午後のひとときが持てるときに愉しもうと思う。
何かとキャンプは忙しく、2泊くらいのんびり出来るときに限る気がする。それに今の蚊や虻のいない時期が最適かも。


―つづく―

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▲ハンモックの上でお茶をと・・・、リラックスしているようだが、よく見ると支柱が傾いてやばくなっているのに気づいていない。雪駄があっちゃこっちゃしているのは、乗る時に、また落ちるのではないかと焦った結果だ。
by martin310 | 2015-06-07 14:55 | ∟道志の森C | Comments(0)

“道志の森キャンプ場”再び。【1】 ~自作木製コンテナの現場デビュー~


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キャンプの計画は立てていたものの、毎日何度もお天気サイトを見直しながら、雨マークが顔を出すのが消えず、半分中止順延と決め込んでいた。だが、直前になって急に雨雲が晴れて、太陽マークが燦々と輝くようになり、望みが叶いまたあの渓流の音を聴きに、“道志の森キャンプ場”へと向かった。

今回で2度目のこのキャンプ場、前回幕を張った場所よりさらに上流の、東沢の支流沿いのサイトを選んだ。前回ワンコを連れて散歩がてら場内を探索していた折、ここもいいのでは?と思っていたエリアだ。
いつものように平日なので、場内に見える幕はわずかで、我がサイト付近には数人のグルキャンの人たちが下の方に張っているだけで、いつもどおりとても静かな宿営地だった。


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▲さて今回から、我がテントサイトに初お目見えの物は、この自作木製コンテナだ。

5月22日のこの記事
の代物だが、初めてキャンプ道具を収納して、現場までやって来た。
コールマンのランタンの高さに合わせて寸法を決めたので、内法の容量はかなりある。これによって、けっこうな物たちが詰め込まれて運ばれた。もちろん、コンテナの役目だでなく、現場では台としても、それにキャンプリビングのファニチャーのひとつとしても、いい雰囲気を醸し出してくれる。


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コーナンの「折り畳み式木製ラック」との白木どうしの相性はぴったりではないだろうか。それに籐のバスケット。このコンビネーションが当初からの自作する狙いだった。
上に置くものでまた雰囲気が変わるが、我が夜の灯りたちに集合してもらった。新旧入り混じったいろいろなランタンたち。
方式もオイル、ガソリン、ガス、蛍光灯、LEDと様々だ。


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▲10年以上、文字通り物置の奥でお蔵入りの運命を送っていた「Coleman 426E」は見事復活し、今回も3バーナーとして快調な働きをしてくれた。我がキャンプアイテムの要である。
今まで基本的なこのバーナーの扱いをよく知らずにいたが、詳しい情報をサイトで知って、どうもポンピングやプレヒートのやり方がちょっと自己流すぎていたようで、今回から基本に忠実にやってみたら、実にスムーズに早く青い炎が安定するのを知った。


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▲一段と渓流の水は美しく澄み、沢の音が轟き、緑深く、絶好のキャンプサイトだった。
夜は日中の疲れからか、早くから眠気に襲われ、そこそこにQuechua(ケシュア)の「ARPENAZ FAMILY 4.2」で就寝。今回は以前と違い、かなりの熟睡で8時間は眠ったのではないだろうか。
朝方は寒く、温度計は14℃。予備のシュラフを開いてもう一枚上に掛けるほどだった。


―つづく―
by martin310 | 2015-06-05 23:03 | ∟道志の森C | Comments(0)

焚き火と食と渓流と・・・。キャンプの醍醐味は自然の只中に入り込んで佇むことにあり。


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今回の“道志の森キャンプ場”での「食」関係のことを記していなかったので、ちょっと振り返ってみよう。

以前から我が家では、「少食・微食」を心がけてきているので、たとえキャンプといえども多少の緩和はあっても、やはり少食、それも肉類牛乳白砂糖レトルト食品缶詰類などはメニューにしないのが決まりだ。
a0282620_10403130.jpg大抵、キャンプシーンでは肉汁がじゅわじゅわしている分厚いステーキなどを焼いたり、バーベキューや串焼きや、その他カロリーが超高そうな食材を食べていることをよく目にするが、それらキャンプの定番料理のようなものは、最も避けるべき食べ物としてもとより献立外のものになっている。
なので、食欲をそそるような食べ物画像が我がblogには登場しないので、宛てが外れることもあろうかと思える。
出て来るのは、野菜と魚介類、肉類はせいぜいほんの少しソーセージやベーコンを使うのみだ。即席ものの加工食品は普段から買わないし、食べない。なので、カップ麺すら予備にも持っては来ない。
(※「食」関連の問題を記したものは、当ブログ「食の問題」のカテゴリーに多数あります。ご参考までに)


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▲これは翌朝の朝食の画像だが、ちょっとキャンプでお腹がすくので大盛にし過ぎたけれど、生野菜のグリーンサラダポトフ、それに小さなタッパーにあるのは自家製豆乳ヨーグルトだ。
普段はこの程度の野菜をミキサーにかけて「青泥」にして飲んでいる。それに同様に豆乳ヨーグルトと豆乳、それだけが朝食だ。

前日の昼は、いつものように到着してから設営に2時間くらいかかるので、ランチは簡単にすぐにできる温かい蕎麦にした。
今回はこの広いキャンプ場をまずは偵察して、どこに張るかをずっとやっていて時間をくい、その上、テントもタープも初張りで手間がかかり、キャンプ道具のレイアウトも気を遣い、お昼を食べたのはもう午後の2時を軽くまわっていた。
a0282620_10383290.jpgなので、とにかく腹の足しになればと天ぷら蕎麦をすすった。
で、ツレも急いで作ったものだから、ほうれん草を入れ忘れ、七味も忘れて来たような、なんだかやや薬味の少ない蕎麦になったがそれも気がつかなったほどだ。
通常、お昼は「バナナ1本」と「玄米の粉にしたもの」、それに「野菜ジュース」を少々、それだけなので、蕎麦を軽く一杯でちょうどいいくらいだった。

夕食は、普通に一食分食べるので、今回は焚き火でアジの干物を焼き、それに揚げはんぺんヤリイカも、それにアサリのみそ汁とコッヘルで炊いたごはんだった。シンプルな自然食の方がこういう環境では断然おいしく、渓流の音を聞きながら、ランタンの光のもとで食べる夕食は感動的なほど美味である。


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a0282620_104494.jpg▲これは夜に備えて、その辺りに落ちていた枝3本をちょっと縛って作った即席ランタンスタンドだ。
よくアウトドアブログや動画などで見かけるのでちょっと真似してみたが、自然の枝の形を組み合わせるとけっこういい味の造形ができるようで、ナチュラル・アートクラフトなどとシャレてみるのもいい感じがしたものだ。
実際、辺りが暗くなってランタンを点けると、なるほどこの方が雰囲気がある。木の枝のポールはなかなかいい味を出すものだと、また何か作りたい衝動にかられる。
おそらく、こういう感覚からブッシュクラフト・キャンプなるものが出現してくるのだろうと、ちょっとだけ雰囲気がわかったような気がする。
(→夜になると、ファイアープレイスの辺りをぼーっと照らすのにちょうどいい感じになる)


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▲これは渓流の対岸から見た我がキャンプサイトだ。
けっこうな水量が昼夜を問わずずっと流れ続けている。それは当り前のようで、どこか不思議な感じを持つものだ。ずっとそれを眺めていると、これだけの水がどうやってこの一定の流れをつくっているのか、はなはだ神秘的な現象のように思えて来るのだ。
源流からいくつもの支流の流れを交えて、やがてここに集まり轟々と音を立てて流れ下る。これだけの清流が途切れることなく流れ続けている不思議・・・。自然界というのは、感じれば感じるほど奇跡的なものに見えて来る。それだけに、自ずと有り難さが湧き起って来るのではと、ぼーっと何も考えられない頭の中でちょっと思っているのだ。


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▲太陽が高くなると、木漏れ日の光もいっそう緑の美しさを増してくる。
白いタープに映る木蔭のシルエットが風に揺れるのを見つめる。
ゆったりとした時間が流れ、すっかり脳内も体内も清らかな水と大気と光によって浄化されたように澄んできた気になる。
森と川と空と風と光と・・・、キャンプという行為は忘れている自然との接点をより近づけてくれるものだ。そこに娯楽であって娯楽以上の何もかを内包している、その魅力がまた次なるキャンプ地を求める気を起こさせるのだろう。
by martin310 | 2015-05-20 10:53 | ∟道志の森C | Comments(0)

我が新幕、Quechua(ケシュア)の「ARPENAZ FAMILY 4.2 ファミリーテント」のことなど。


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▲我が新幕の、Quechua(ケシュア)の「ARPENAZ FAMILY 4.2 ファミリーテント」、初張りはさすがに手間取ったが、一度やればコツが掴める。サイトスペースに対するレイアウト上、ぴったり左右の敷地の中央におさめるのに気を遣ったり、地面の硬さにペグダウンも手間がかかったり、いつも設営時はたいそうくたびれる。


20年前の若き頃にキャンプなる愉しみに触れ始め、その後十数年のブランクがあって、昨今また新たなる復活のようにキャンプ熱が蘇って来た者にとって、現在のキャンプ関連ブランドやそこから出ている数々のキャンプアイテムを見るにつけ、さすがに時の流れとは早く、今や各商品の膨大な数とそのデザイン傾向など、まさに時代の趨勢を強く感じるものだ。
当時からの感覚からいえば、相当グレードの高いレベルが一般化していて、人気アイテムというものもかなり値の張るようなものも多く、そこまで高級志向でなくともいいではないかとも思ったりもする。
特にテントに至っては、かなりブランド意識も高く、ハイランクな幕がどこのキャンプ場に行っても同じように張られているというのが現在だろう。あのブランドカラーとあの形・・・、一見して流行に乗って定番の安定した見栄えのするテントを中心に、タープも同系で揃えるという、まさにトレンドにぴったりはまったキャンプスタイルを踏襲しているのが常態になっている気がする。

a0282620_1493026.jpgそういう風景に、やや倦怠感を持つ元々がへそ曲がり傾向の自分は、ありきたりの物志向に偏屈に抵抗する性分が出て、やはり人とは違う面白さを持ったアイテムに目が向くものである。
そういう意味からテントについても、これからの季節用に何か清新なイメージの未だ知られざるメーカーものなぞがないかと、あちこちのウェッブサイトを徘徊していたのだが、あるときナチュラムのページにQuechua(ケシュア)という初めて見るフランスのアウトドアブランドのテントが紹介されているのを発見して驚いたのだった。

それは珍しく、各紹介画像を見ながら自分が興奮しているのを感じた。これだ!という感覚がどんどん意識を吸引していったのだろう。
「ARPENAZ FAMILY 4.2 ファミリーテント」は、まずは自分好みのカラー、ブルーとグレーのツートンを基調にしていたのと、何よりも全体のデザイン感覚が最もフィットしたものだったからだと思える。
a0282620_1410204.jpg空間レイアウトが今までにあまりないものだったのが、さらに興味をそそった。寝室が左右端に2つあり、その中央にリビングという斬新な構成。このシンメトリーという構造が実にキマっていて、まるで巻貝の内部のような丸みを帯びた全体のフォルムも気に入った要素だ。
しかも、驚くほどの低価格。フランスのメーカーでありながら、どうしてここまでコストダウンが出来るのか不思議なほどだった。(後から知ったのは、製造はMade in Chinaだった)
いずれにせよ、見た限りではフランスのデザイン感覚が生きているのはわかり、今まで日本のテントにはない仕組みや設計が随所にあるようだ。


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▲中央のリビングスペースはこんな感じで広々している。後ろに置いてあるのは、ルーフキャリアに積んで来たRV-BOX のふたつ。このスペースの両サイドに寝室がある。


そんな訳で、このテントとの出会いはまさにハートを射られたようで、それほど細部の調べもせず即決購入を決めてしまった。
後からよくよく調べてみると、どうもメッシュ部分が少なく、日本の夏向きとはいえない、むしろ今頃の春向きテントのようだということがわかった。出入り口を全開放してリビングがいわばドームテントの前室のような扱いで、左右の寝室はまた独立して部屋になっているというものだ。
寝室にもベンチレーターはあるが、それほど風が通る感じではないようで、元来がフランスのモンブランの麓の町で興った会社だ(詳しくはこちら)、日本の夏を想定しているはずもない。
そんなところはあっても、実際幕を張ってみると実に広い。中央のリビングスペースでもこんなだ。充分、天候の悪い日にはここでの食事も可能になる。左右に2つある寝室にしても二人でもゆったりだ。我が家では一人ずつ使い、ワンコもその片方にという贅沢な使い方。リビングは夜露に濡れないよう、タープ下からだいじなものたちを移動して収納でき、二人と一匹の仮の宿としては申し分ない広さと便利さだ。


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▲これが我が寝室。210×140cm あるので一人なら相当余裕の広さだ。反対側の寝室がツレとワンコの部屋。ワンコは渓流の音でぐっすりだったようで、一度も起きず朝まで超静かだった。


ワンタッチで設営できるポップアップテントで販路を急拡大したメーカーであるだけに、この大きさで骨組みの4本ポールを通して立てるだけで形ができる。ただ正確に立てるにはペグによる固定箇所も多い。あいにく、“道志の森キャンプ場”のサイトの地面は砂利混じりの硬いものだったので、アイアンペグを多様して打って設営したので、かなり時間もかかったが・・・。

アウターで立てて、寝室はインナーを吊るす方式で、中央リビングはグランドシートのみ中に敷くスタイルだ。
出入り口は一方のみで、後ろ側は珍しい透明ビニールの窓が上部にある。家でいえばフィックス窓の感覚だ。明り取り用にあって、後方風景が見えるのもおもしろい。
実際、ここから見えた風景がこれだ。このキャンプ場のシンボリックに架かる木の橋が見える。


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▲これが中央のリビングスペースにある透明ビニールの窓を開けたところ。外に見えるのが木の橋の欄干。ここから向こうのサイトで張っていた若夫婦と窓越しにご挨拶。橋の上と下でこんにちは!・・だった。


テントのリビングルームで片づけをしているとき、いやにワンコが吼えるので辺りに誰かいるのかとこの窓から見上げると、橋の上からこちらを眺めている子供を抱いた若い夫婦がいた。
テントの中から窓越に頭をこくりと下げると、向こうもそうして、どうやら珍しいテントに興味深々だったようだ。
こんなやり取りもキャンプ場ではうれしいものだ。お互いの独自のキャンプスタイルを伺い、新たな刺激を受け、また参考にさらに自分流を深めていく・・・。

キャンプライフにとって自ずと寝る場所―テントの存在は最重要なものだ。これをどんなものにするかで、そのキャンパーの志向性がもろに表われるといってもいいだろう。
空間性に富み、機能性も優位にあり、カラーリングとルックスのデザイン性、それに設営しやすさともちろん、コストパーフォマンスに優れていることは絶対条件だ。自分のようないわば低額指向のキャンプアイテム選びをモットーとしている者にとって、この「ARPENAZ FAMILY 4.2」の価格帯は理想的だ。

※Quechua(ケシュア)や、商品の詳細についてはこちらのナチュラムのページへ。→Quechua(ケシュア)テント特集/naturum


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▲タープもQuechuaで、「レクタタープ FRESH」を使った。ポール2本装備なので、もう2本他のを追加し、四隅支持で広く平坦にしたが、なにせ180cm のポール長なのでそれを超える身長は頭を下げたり腰をかがめたりする必要があってちょっと難儀だった。今度は2m 超のものにしよう。腰が痛くなるのには閉口だ。
by martin310 | 2015-05-18 14:25 | ∟道志の森C | Comments(0)

マイ・キャンプリビングに登場した新顔たち。これからは視覚的にもキャンプテイストをだいじにしたい。


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さて、今回の渓流キャンプから初お目見えした主なキャンプグッズのことを記しておこう。
とはいっても、ただちょっと今までのキャンプスタイルを見直していて、どうも家庭からの持込品があまりに多いことから、ややキャンプテイストに欠けるきらいのあったことを反省の上、もう少しスタイリッシュなものに変更しようと企てていた、まずその第一弾という訳なのだが・・・。

それで使い勝手はもちろんのこと、視覚的にも雰囲気を持ったものにしたいと、あれこれ先人たちのキャンプスタイルを参考にさせてもらって、プチ・グレードアップを細々と実行していった。
テントも今回からQuechua(ケシュア)の「ARPENAZ FAMILY 4.2 ファミリーテント」の初張りという具合になり、このメインのねぐらを主軸に、どうやらオールドスタイルと今風なものの混合のようなものに、結果的になってきたようだ。


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【1】Dining Table
まずは、目につく赤いギンガムチェックのテーブルクロスからだ。
その前に、このメインテーブルはアルミスタンドこそ、十数年前から何となくあるありふれたキャンプ道具のひとつだが、今回、天板を自作して、これがメインテーブルと言えるくらいの少し広めのリビングの中心になったしろものだ。
2枚のパイン材の集合材を蝶番で折り畳みにしただけのものだが、重量も軽く、半分の大きさの長方形になるので、車の積載時もボディ側の隅に立てておけばそれほどかさばらなく済む。
アルミスタンドとの接合は、両方に百均のマジックテープを切って貼った。これでもかなりの接着度で固定可能だ。

そして、テーブルクロスは敢えてインド綿のものにした。コールマンからは同じギンガムチェック柄のものが出ていて定番化しているが、素材がビニールなのでその質感がどうも好きになれないので、このやや渋い色合いのインド綿にした。安い上にサイズも大きく、半分に切ればいいのだが、二つ折にして二重にして使っている。かえってこの方が布に重みがあり、そうそうの風でもばたつかない。

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【2】Wood Rack
調べてみると、中堅ファミリーキャンパーのあいだではこのコーナンがオリジナルで出している「折り畳み式木製ラック」を、キャンプサイトの収納棚に活用するのが流行りだったようだ。
キャプテンスタッグからも同じようなものが出ているが、それよりも価格がやや安いとあって大人気だったらしい。かつては品切れ続出なほどだったようだが、この3段と4段をいくつどう組み合わせるかにもバリエーションがあるようだ。自分の場合は、3段を二つ並べるだけのシンプルなものにした。
これだけでも、ちょとした物の収納にも便利だし、棚としての視覚的なリビング感も出て、棚に入れるものによってもいい雰囲気を出せるアイテムであることは確かだ。

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【3】Picnic Basket
このコーナンの「折り畳み式木製ラック」につきものの、籐製バスケットも案外、キャンプテイストに合致するものだというのも知って、さっそくネットで探すといいものがあった。ピクニック・バスケットでこれにコーヒーセットなどを入れておくといい感じではないかと購入。あと、もともと家の収納のひとつに使っていた白い籠のバスケットもキャンプ用に使うことにした。
この二つ、ありがたいことにちょうどコーナンラックの棚ににぴったり入るのだ。調理関係の小物を入れておくのによく、必要な物を探すのにも、入れ物によって分類してあると探しやすく便利だ。


【4】Canvas Cozy Char
今回は、キャンプリビングの全体の色彩配置にも気を使った。テントは好みのブルーグレーが基調。タープは遮光・遮熱素材を使ったというホワイトの幕だ。これをベースにテーブルは赤白のチェック柄、それに合わせてチェアーはの水玉模様。もうひとつくつろぎの渓流を眺めるチェアーとして、キャンバスコージーチェア(Coleman)のアイビーグリーンをセレクトした。これに3バーナーの濃いグリーンのタンク。キャプテンスタッグのネイビーのウォータージャグ という色構成を意図したものに一応こだわった。

キャンバスコージーチェアは、自由度を優先して肘掛もヘッドレストもないものということでこれにしたが、腰を深々とかける座り方はかなりのリラックス感があり、なかなか動きたくなくなるような座り心地だ。渓流や新緑をぼーっと眺め、夜はそれが焚き火に変わりオレンジの炎を見つめるのに快適な安定感を与えてくれる。

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【5】Three Burner
最後に、前々回の記事にも記したコールマンの古い3バーナーの復活だ。今回はこれが煮炊きのメインだった。3口もあるバーナーなど使うことないと思いきや、ご覧のとおり3種類のものを一度に熱している。中央のメインバーナーの火力は強く、かなり煮え立つのが早い。
調理の効率もぐっと上がったようだ。熱いものをタイミングよくテーブルに並べるには、一度にかけられるゴトクが多い方がいいに決まっている。今まで長いあいだお蔵入りさせていたのが、今になってもったいなかったと思えるほどだ。今後も、末永くキャンプクッキングの主力として、快調に活躍を続けてもらいたいものだ。
Coleman 426E ・・・、今や廃盤の貴重なモデルとして現役を生きてほしい。

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次回は、新幕の「ARPENAZ FAMILY 4.2 ファミリーテント」についての予定。

つづく

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by martin310 | 2015-05-16 23:29 | ∟道志の森C | Comments(0)

台風一過、“道志の森キャンプ場“で渓流の瀬の音と焚き火に酔いしれる。


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寄りにもよって、季節外れの気の早い五月の台風が、人の計画した日程めがけてやって来るとは、いやはやどういう風の吹き回しだろう。
結果、案ずるまでもなく、ちょうどいい具合に前日の晩に一気に通過して、見事当日は朝から快晴の運びとなった。

山中湖から道志村へ下る“道志みち”(国道413号)は、折からの強雨ですっかり山々が洗われ、新緑の瑞々しさは絵もいわれぬように美しい。この道沿いにやたらキャンプ場が多いのは、以前から道行く度にそんな看板が目についていたので知ってはいたが、実際に訪れて幕を張ったのは今回が初めてだった。

今年のキャンプは真冬の「高原」(朝霧ジャンボリーキャンプ場)ではじまり、「湖畔」(田貫湖キャンプ場)、そしてデイキャンプでは「海辺」(南伊豆某海岸)と来れば、次は「川辺」ということになる。宿営地の場のバリエーションにこだわりたくなるのは、性分として“~空と森と水と~”と自然界全体が常に視野にあるからだ。
それなら美しい渓流の流れるすぐそこでキャンプが出来る場所と、散々調べてまわった結果、まあ、道行き2時間以内というのでは、丹沢の裏側、道志川沿いのキャンプ場ということで、道志ではまずその代表的キャンプ場、通のあいだでも常時ランクが高い“道志の森キャンプ場”にした。


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台風が去ったその日の平日、当然この広大なキャンプ場の中には誰もテントを張ってはいなかった。一番乗りでこの道志川の支流、三ヶ頼川沿い約2kmに渡って広がる広大なキャンプ場へ進入して行った。
あらかじめHPの地図であらかた場所のあたりはつけていたのだが、実際行って見て、下流から上流までずっと見てまわり、漸く我が宿営地を決めた。だが、これだけフリーにどこでも選べるというだけに、逆に選り取り見取りだけになかなか決定できないもので、トイレや炊事場の条件や渓流の風景のいい場所など、決定因をどうするかけっこう現場では逡巡してしまうものだ。

サイトは当初の場所ではなく、結局、管理棟の川を挟んではす向かいの、景観的に印象的な木製の橋の架かっている下になった。
決め手は豊かな水量の渓流と、新緑の木々のあいだに架かる橋の風景が、絵づくり的な志向を優先する我が趣味に合致していたのがそれだった。


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渓流の瀬の音はあたりに常時轟いていて、ほぼ24時間、このいわゆる「1/f ゆらぎ」の波動に脳内及び、心身共に癒され続けていたことになる。ここでは人の話し声はおろか、犬の鳴き声すらその音に消されて何もあたりに響いてはいかない。我が家の吼え癖のなおらないウルサガタ犬でも、まわりに迷惑をかけずにすんでありがたい場となった。


トップの画像はこの木製(構造体は鉄骨)の上から我がキャップサイトを撮ったものだ。本邦初お目見えが今回は多いのだが、そのトップは見たとおり、このテント・・・Quechua(ケシュア)の「ARPENAZ FAMILY 4.2 ファミリーテント」だ。今までのワンポールテントとはまったく趣を変え、2つの左右の寝室のあいだにリビングがあるという大胆なレイアウトに、珍しいことにまずは初見から心奪われるほど興味を惹かれた。
それからキャンプ道具の新顔も多く、全体の設営レイアウトも大分練って考えてもいる。それらの件に関しては次回のつづきで・・・。


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by martin310 | 2015-05-14 22:16 | ∟道志の森C | Comments(0)