伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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カテゴリ:とっておきの伊豆( 14 )

ぐるっと半周、伊豆半島。正月二日は骨休めにワンコと。


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▲大瀬崎付近の海辺の道より。

元旦はともかく、正月二日になればもう、心はDIYにと向かうものの、さすがに丸ノコの音を響かせ、インパクトドライバーでガンガンと、塗料の匂いをプンプンというわけにもいかず、まあ、もうちょっとおとなしくしていようと、伊豆半島をぐるっと半周の日帰り旅に出てみた。

我が家から出掛けるにはいつものコース、半島の左半分をつけ根から先端まで行って周って来るというお手軽なドライブ。
山を下りて海に出るまで20分とかからず、内海の沼津湾はいつもどおりおだやかなベタ凪の海だった。
空はよく晴れて雲ひとつなく、大瀬崎近くからは対岸に霊峰富士の姿がくっきりと。


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▲眼下に見えるのは、井田の明神池。


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▲自前のお昼を食べた仁科の大浜海岸。


ところが、湾の外海に出る西伊豆に入ると一転、強風が吹いて白波が立つ荒々しい海の姿に変貌する。
ワンコを砂浜で散歩させてやろうと、ここを探して選んだのに、砂が風に舞ってとても浜に下りられる状態ではなかった。


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▲自家製サンドイッチと紅茶で車内ランチ。強風に鳥が舞う。


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▲風に煽られながら波のシーンを必死に撮影。ズラが飛びそうなほど強い風だ。


ワンコの砂浜散歩コースの第一候補はあえなく撃沈。
次の場所、これはもう後がない最後の砦の南伊豆の弓ヶ浜。

ここは実に穏やかな海だった。
風は少々あるものの、ワンコの散歩には絶好のクリーム色のきれいな砂浜。
もう、既に陽が翳って来ていて、段々、日向が少なくなりつつあった。


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▲穏やかでほっとした西伊豆・弓ヶ浜。


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▲ワンコも大喜び!まるで笑顔のように見える喜びの表情。


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▲おしりフリフリ、足跡がまたちょこちょこ。まったく愉快だ。


a0282620_2244571.jpgずっと砂浜でワンコの散歩シーンを撮りたいと思っていて、ずるずると今頃になってしまった。
撮っても、撮っても、常に激しく動くのでブレてぶれて、いつもいい写真が撮れない。なので、自然、ワンコにあまりカメラを向けないことが多くなり、記録写真が意外に少ないのに気がついた。
成長が早く、どんどん見え方が変わって来るので、出来るだけそのときの姿を残しておきたいとも思う。

で、本当は動画を主に撮りたかったので、そのロケ地としてきれいな海岸をイメージしていたのだ。
一応、コンデジでいくらかシーンを撮ったが、ものになるかどうかはまだ見直していないのでわからない。
ネタになりそうな面白いシーンはなかったので、どんなものに編集しようか、まだ未定だ。

キャンプやDIYだけでなく、たまにはワンコ動画もどうかと、ちょっと挑戦してみようかと思った次第で、いったいどうなることだろうか?


西伊豆から南伊豆、そして下田に出て、中伊豆経由で戻った、正月二日のワンコとの撮影旅でしたとさ。


by martin310 | 2017-01-02 22:45 | とっておきの伊豆 | Comments(0)

限りなく静止に近い南伊豆の時間の流れ・・・時間感覚は地場の周波数が決めるのか?!


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南伊豆へ行ってみた。
もうすでに、このあたりも目ぼしい所は何度となく巡っている。
地図を広げ、目を皿のようにして、未だ足を入れていない場所で気になる箇所を探した。漸く小さな谷間の奥地に、わずかばかりの集落があるのを知った。地名も不思議な感じがあり、一度はどんなところか見ておこうと出掛けることにした。というか、出掛ける為にその目的地に設定した。でないと、行き着いて戻るポイントがなくて困るからだ。

a0282620_22521161.jpgネットでペット同伴でもOKなランチの店も一応探しておいた。
ブログ記事にたまたま出ていた自然食中心の田舎のCafeを発見した。
なんとその場所をマッピングすると、行こうと目星を立てていた集落の中にあるではないか。なんだかこの偶然の一致に不思議な気がした。


それとは別に、南伊豆というところは実に不思議な土地だと思う。
西の蛇石峠や東のR136号を吉佐美を越えて「南伊豆町」の標識を見ると、ある不思議な独特ののどかな波動に変わる。民家の数が減って、点在することからひと気がなくなるのでそう感じるばかりではない。確かに、人口密度は極端に小さくなる。(80人/km²)
細長い平野の中央を川が流れ、そのまわりに田畑が広がり、民家は平野を挟んだ低い山の懐に点在して建っている。人影は田畑にわずか見るだけだ。

時間の流れがまったく違う。
まるでほとんど限りなく、静止に近いほどに流れが緩やかだ。
時、分の単位が違うのではないか、秒などという単位はまず不要だろう。
おおざっぱに昼が来て、宵が来るだけの静まり帰った世界・・・。

a0282620_22525141.jpgランチに出向いたCafeもそのとおりの時間が流れていた。
先客がいてそのグループの注文に追われているのはわかっていたが、こちらがオーダーしてから小一時間が優に経って、漸くお昼にありつけた。
ワンの餌やりや庭で遊ばせたりして時間を過ごしていたものの、二人だけで待っていたらかなりの間の持て余しにさすがに閉口したことだろう。
ひとりですべてをまかなう田舎Cafeでは、お急ぎ客は禁物だ。
真昼の時間をこの地の時の流れに任せて、相当な寛容さをもって望まないと苦痛になってしまう。(でも、あまりにのんびりタイプの調理のようだったが)
まあ、これが南伊豆流だと思えば・・・と、いい経験に。


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気温24、5度の大気を切って窓全開で爽快に走るのは実に気持ちがいい。
のどかな田園地帯をゆっくり低速で航行し、風に含まれる刈り入れの藁の匂いや、金木犀の芳しい香がほのかにする初秋の伊豆路は、命の洗濯、細胞の浄化促進には最適な環境だ。
ところで、この南伊豆のエリアはどうしてここまで、ある種独特の時間感覚になるのか、以前から不思議に思っていた。
ただ風景、風物、環境がのどかという理由なら他でもいくらでもあるだろう。だが、ここはそれだけの理由ではないようなので、かつて何度かくまなくこの辺りの地場のエネルギー調査をしたことがある。といっても、観測機器は自分の波動感受力に依るしかない。

それによると、下賀茂や二条あたりの内陸部ののどかな田園地帯は、見たままのゆったりとした時間の流れ感覚なのはそのとおりなのだが、マーガレットラインの海岸線になると、それとは打って変わってかなりの高い波動域になる。
特に一町田から伊浜にかけては半四次元的波動域になる。明らかに日常の三次元感覚とは異なる、右脳的異次元に入ったような超越的な感覚になり、この地へしばらく留まることの至福感に占領される。

a0282620_2254176.jpg但し、そこから内陸部へ一歩入り、別荘地帯へ谷を降りていくととたんに超マイナスな波動域に変貌するのがわかる。おそらく谷底の方に闇のサテライトが設置されていたのだろう。
奇跡的にエネルギーの高い場には、それに隣接してその逆の闇の場が寄り添っているものだ。光あるところに闇もある・・・、それがこの世界の基本的成り立ちだからだろうか。

この伊浜あたりを頂点とする南伊豆の高エネルギー地帯も、昨今の闇のサテライト基地の無化が成ってからは、時を同じくするようにそれほどでもない場に変わり、今までの飛び抜けた地場の感じは消えて失せてしまったようだ。これは南伊豆まで来るエネルギーチャージの愉しみを失ったことになり残念だが、そういうことも地形に配置された地場の運命なのだろうと思っている。

とはいっても、南伊豆全体からは今も時の流れが相当にゆったりとする、不思議なエネルギーがあるのは確かだろう。おそらく地底に秘密があるのではないかと読んでいる。
他の地域とは異なる振動数を発する岩塊のようなものがあるはずだ。それが超古代に落下した他宇宙からの隕石の可能性もある。実際、東伊豆の海中にもそのような場があって、やはり時間が静止したようなエリアがある。 ※当ブログ『時間が止まった場所(伊豆富戸)』参照。
こういった隠された条件というものも、天の計画の一端の場合もあり、地球のエネルギー場の発振地になっていることもあるはずだからだ。
そういった視点で、山野を巡るのも新しい旅の目的のひとつとなる。
地場の波動というものが生み出すものは、案外、誰も知らないところで有意義な地球の覚醒の仕掛けになっているのかもしれない。


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by martin310 | 2014-09-21 22:55 | とっておきの伊豆

Martin Island 「伊豆の古写真舘」(※注:但し、自作のイミテーション古写真風)


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川端康成が逗留していた定宿「湯本館」。この玄関で踊子が舞を踊っているのを、主人公の“私”は階段に座って眺めていたのだ。それは若き日の川端その人だった。



ネットの“青空文庫”で、島崎藤村「伊豆の旅」という、旅行記の小品を読んでみたところ、「伊豆の踊子」の巡ったコースとほぼ同じ路を、藤村は3人の友と極寒の季節に下田まで旅していた。
「伊豆の踊子」は川端康成が19歳の学生時代に伊豆を旅した実体験をもとに書かれた小説で、年譜から見ると大正7年(1918)のことであるから、藤村が伊豆を訪れたのは、それより10年近い以前(おそらく明治40年あたりの東京時代)ではなかろうかと推測できる。
10年ほどの時の隔たりはあるものの、二人の後の文豪が自分の住む伊豆の、同じ道を旅したことは感慨深いものがある。

長岡(踊子)→大仁(藤村)→修善寺湯ヶ島湯ヶ野下田・・・、藤村たちは、さらに伊豆半島の最南端、石廊崎まで足を伸ばしている。(藤村らは行程のほとんどを馬車を多様している)
その時代の「伊豆の踊子」で描かれる伊豆の風景・風物・人物は、もう何度も読み、また映画で映像をも目にしているが、ことそれよりも古い伊豆の姿を、まるで淡彩で描くようではあるがさらっとスケッチしているのが、この「伊豆の旅」である。
いにしえの伊豆はいったいどのようなところだったのだろうかと、やはり古い時代の風景などを見てみたい思いがある。映画では美空ひばり主演の「伊豆の踊子」(昭和38年)の撮られた年代から、川端康成の見ていた伊豆の姿に最も近い映像が残されている。(田中絹代主演[昭和8年]が最も古いが、サイレントなので残念ながら見る機会がない)

そこで、試しにネットで“伊豆の古写真”を検索してみたが、やはりそうは掲載されているページはない。代わりに、「幕末古写真・ジェネレーター」という古写真風の加工が出来るサイトを発見した。画像ファイルからモノクロ、セピア風の古写真を作成出来るのだ。
試しに、撮り貯めてある画像ファイルの中から、伊豆のそれらしき雰囲気に合うようなものをテストしてみた。すると、まるで本物にように古めかしい写真画像が完成するのだ。

ということで、全7点、藤村の「伊豆の旅」にあやかって、自作:イミテーション古写真舘を開館してみた。
ご覧のとおり、古びれた蔵の奥から発見されたような、いにしえの銀鉛写真のような味わいを醸し出している(?)ようだ。


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▲北伊豆の大瀬崎から富士を望む。



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             ▲中伊豆の吉奈温泉の「御宿さか屋」の吉奈川に架かる楼橋。



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▲下田・ペリーロードの「逢坂橋」とその向こうの「草画房」



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            ▲同じく下田・ペリーロード



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         ▲中伊豆・吉奈温泉の「東府屋」内の「大正館芳泉」



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下田・東急ホテルに晩年の毎夏、家族連れで長期滞在していた三島由紀夫の、大のお気に入りの小さな波辺:亜相浜(あじょうはま)。


以上の元画像はこちら。(くれぐれも本物の古写真ではないことをご承知おき下さい。笑)
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こんな曲を聴きながらご覧いただくと、いっそう古い時代の伊豆の雰囲気が味わえるかも。
吉永小百合 伊豆の踊り子
https://www.youtube.com/watch?v=54WwMkde0-0
by martin310 | 2014-06-19 00:12 | とっておきの伊豆

新緑の伊豆・湯ヶ島 ~Martin Island 伊豆便り~

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伊豆の山々には今、新緑の季節が勢いよくやって来ています。
冬ざれた裸木からいっせいに若葉が芽吹き、黄緑の初々しい新たかな色彩に彩られはじめました。

久ぶりに湯ヶ島の川沿いの道を降りてきたところ、いつものフォーカスポイントである白雲楼の赤い橋が、とても美しく緑に映えていました。
今までモノトーンの山端に、妙に赤々とした塗装色がぎこちなく浮いていた白雲橋が、まわりの山色が鮮やかな黄緑に変わったために、実に見事な色彩の調和に際立っていました。
車を降りると、持越川の渓谷の瀬の音が轟々と響いています。
ここは何かある種の文学的風趣に捉われていくような、自然の景観を持っている場のようにいつも感じます。

そうです、もう少し下れば、大正・昭和の文人墨客が頻繁に訪れた湯ヶ島温泉街があります。


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          赤い白雲橋の下を轟々と持越川が谷音を響かせています。


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          緑と赤のコントラストがまぶしい白雲橋欄干。


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山間から流れくだる清らかな流れの谿川。


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あたりの山々もすっかり萌黄色に染まる。


a0282620_10521262.jpg世古峡に架かる世古橋の袂に、かつて梶井基次郎が長逗留していた旅館・湯川屋があります。今は廃業して建物だけが寂しく建っていますが、昭和2年、当時26歳の梶井は肺結核の療養のため、この湯ヶ島へ1年5ヶ月もの間滞在していたようです。
当時まだ無名の文学青年だった梶井は、そのあいだに、「冬の日」や「闇の絵巻」「筧の話」「冬の蝿」などの秀作を書いています。どれも若き日の私が愛読して、とても魅力を感じていた作品です。




a0282620_10575876.jpg梶井はこの湯ヶ島滞在中に、同じ湯ヶ島の湯本館に逗留していた川端康成と、毎日のように交流しています。ふたりは囲碁の相手でもあり、同じ文学をやる仲間でもあり、梶井の川端通いは毎夜に渡り、この湯川屋から湯本館までの谷川沿いの道の往復にあらわれています。
この夜の帰り道での体験が、名作「闇の絵巻」に成ります。
また、湯本館で川端が書き上げた名作「伊豆の踊子」は、このとき、梶井によって校正され完成をみました。




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      梶井基次郎は、定宿の湯川屋から川端康成の逗留する湯本館までを
      毎日行き来して交流していたようだ。


その帰り道の真っ暗な「湯道」を行きながら、この「闇の絵巻」を構想したのでしょう。そこでの体験が文中に出て来ます。
それが類稀な感性によってイメージが定着されていきます。梶井の魅力は、こんな小品の中にこそ、彼の研ぎ澄まされたイメージ性が遺憾なく発揮されているところにあるのではないかと思います。

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青空文庫 梶井基次郎「闇の絵巻」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/415_19818.html



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湯川屋と道を隔てた向かいの高台に、湯川屋の主であった故安藤公夫氏が建てた梶井基次郎文学碑があります。このどっしりとした自然石の碑には、梶井が川端に宛てた手紙の一節が刻まれています。副碑は川端の筆蹟によります。

梶井基次郎は、昭和7年、31歳の生涯を閉じます。
「檸檬」を代表作とする文学者・梶井基次郎は、わずか5年ばかりの創作期間による少数の作品群により、日本文学史上にその事跡を残しました。
命の輝きを希少な作品に集中的に昇華するという、夭折の作家ゆえの定説がここにあるように思います。


最後に、かつてこの地で名作を生んだ川端康成や梶井基次郎らの面影を偲びつつ、ここ湯ヶ島の風景を動画作品に取り込んだ私のYouTube作品を載せておきます。

美しき風景を求めて [癒しの風景シリーズ] vol.3 【伊豆・湯ヶ島】

※画質1080pで最大化でご覧になることを推奨します。



by Martin


<青空文庫 作家別作品リスト:No.74 梶井基次郎>
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person74.html#sakuhin_list_1

<当ブログの湯ヶ島関連の記事>
・伊豆の踊子 -1-(出会い)
・伊豆の踊子 -2-(恋ごころ)
by martin310 | 2013-04-18 11:09 | とっておきの伊豆 | Comments(0)

大瀬崎、そして大沢温泉へ

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空気がきーんと冷たく、雲ひとつなく遠くまで空が澄んだ冬の日、大瀬崎を経由して伊豆半島を西海岸に沿って松崎まで足を伸ばしました。

●大瀬崎
まずは、我が家から展望できる三津や西浦を通り大瀬崎へと向かいました。
伊豆の山の上に西向きに建つ我が家からは、窓やデッキからいつも彼方に、達磨山から伸びた岬の大瀬崎が見えます。朝焼けの海にも、晴れた紺碧の空をバックにも、茜色に染まる暮れかかる空を背景にしても、この大瀬崎の岬が常にアイポイントになって目に入ります。
帷(とばり)の降りた夜には、大瀬崎灯台の光が、漁船の漁火と共に明滅しているのも見えます。

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大瀬崎へ着くまでのあいだ、青く凪いだまるで湖のように見える駿河湾の先に、雪を頂いた富士が見事に雲を切って聳えていました。
大瀬崎はご覧のように富士山と不思議な形体のコントラストを見せています。
まるでミニ天の橋立のように海に向かって伸び、その上には巨大なビャクシン杉の群生を蔓延らせています。
そして、そのビャクシンの森の先端に、「伊豆の七不思議」のひとつの真水の池・・・鯉の泳ぐ神池の水を湛えています。
a0282620_23395998.jpg右が大瀬崎の航空写真です。
この耳掻きの先のようなところに丸くあるのが神池です。
この池を含むビャクシンの森は、大瀬崎神社の境内地になっており、ご神木のある神域です。
遠景の対岸の富士山とセットにして、このあたりは神域にふさわしい神々しい雰囲気が漂っている気がします。何故かと云えば、こんな美しく不思議な取り合わせの地形が、ただの偶然によってつくられるものかと思えるほど、神の創造の神秘を感じざるを得ない風景に思えるからです。

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同じ場所から、我が家のある方面を望んだところです。
中央の山の上部の白い点々のようなあたりから、いつもはこちら側を見ている訳です。手を振れば見えるかもと思えるほど、大気は澄んでいました。


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大沢温泉・山の家
さて、今回の目的は、以前から気になっていた西伊豆・松崎にある大沢温泉の露天風呂へ行ってみようということでした。
松崎から婆娑羅峠方面へ向かい、途中を池代川沿いに左に折れて渓谷に沿って行くと、古ぼけた温泉の建物が木造の橋の向こうに見えます。この山に入った渓谷のほとりにある寂れた温泉の感じが、以前から気になり、一度行ってみたいと思っていました。
ちょっと外観的には大丈夫なのかなと思えるほど渋い感じの温泉ですが、常に川の瀬の音があたりに響き、鬱蒼とした森を背にある露天風呂はまさに野趣たっぷりで、吹き上げるほどの湯量の豊富な石風呂は熱めの湯とともに、伊豆の源泉のエネルギーに触れるにはもってこいのワイルド感がありました。

ちょっといつものペースでなく長湯をしてしまった為に、屋根があるだけの脱衣場で危なく倒れそうになりながら、のぼせあがって逆に青ざめたドジをしでかしてしまいました。
熱く火照った体と、冷たい外気に触れた体が、熱くて寒く、寒くて熱い変な感じになって、休憩室の畳の上にダウンしてしまう私でした。

ちょっときつめの伊豆の天然湯の洗礼を受け、ショック療法で逆に元気になった今日のお湯の日でした。


by Martin

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by martin310 | 2012-12-13 23:46 | とっておきの伊豆

ペリーロード再び


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第5作目の動画作品制作の為、下田のペリーロードを再び訪れました。
冷たい強風の吹くこの日は、観光客もごくわずかで、通りは閑散としていました。お蔭で撮影には好都合でしたが、さすがにちょっとさびしい気がしました。

でも、大正か昭和初期の時代にタイムスリップしたようなこの場所は、やはり静けさと黄昏るブルーの光がよく似合うと思いました。
そして、古い建物の概観はそのままに、内部は新しいモダンな店にマイナーチェンジし、またうまくそれがマッチするのが不思議です。伊豆のなまこ壁と洋風ファッションの組み合わせは、妙に合うものです。
それが下田港の異国情緒の特異な感覚なのかもしれません。

昭和30年代までこのペリーロード界隈は、漁師や旅人が遊ぶ遊郭街だったようです。当時の花街は、一稼ぎしようと地方から集まってくる女たちと荒くれの船乗りたちの刹那の場だったのでしょう。そこにはきっと数々の悲哀の物語があったに違いありません。
暮れかかる川沿いの軒の並びには、そんな切なく寂しい名残が漂っているようでした。


by Martin


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by martin310 | 2012-12-07 21:35 | とっておきの伊豆 | Comments(0)

皇帝ダリアが真っ盛り@中伊豆

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中伊豆の田舎道を走っていると、異様に背が高いピンクの花があちこちに咲いているのに気づきました。
高いものでは、3メートルを越すものまであります。
沿道に植えたこの花を撮っていこうと車を停め、畑にいたおばさんに訊いてみたら、なんと「皇帝ダリア」というのをはじめて知りました。

茎は手で握るほどの太さがあります。でも、太い支柱が添えてあります。
どうやら風に弱いようです。

花は全体に下向きに咲いているので、見上げるように撮らないと花が全面に入りません。首が痛くなりそうでした。
しかも、空がバックになってしまいます。もう少し正面向いて咲いてほしいのに。

「皇帝ダリア」に気づくと、あそこにもこちらにも、「皇帝ダリア」だらけのように目について仕方ありませんでした。
こんなに咲いていたのに、今まで何も知らないとは?!


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月ヶ瀬あたりの狩野川を上流に向いてと、下流に向いて撮ったものです。
上の写真の川の先に、有名な高級旅館、天然自家源泉湯宿「嵯峨沢館」があります。HP見るだけでも高級感にひたれますね。


Martin
by martin310 | 2012-11-24 23:17 | とっておきの伊豆 | Comments(0)

時間が止まった場所(伊豆富戸)

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▲時間が静止した場所(遥か水平線に伊豆大島が横たわる)


時間が止まった場所(伊豆富戸)

以前の記事でご紹介しました、東伊豆の川奈にある「川奈ステンドグラス美術館」や私の絵画作品の元になった川奈の鉄橋のあるあたりから、さらに下田方向へ行くと富戸(ふと)という海沿いの地域があります。
ここには超高級隠れ宿の「月のうさぎ」がありますが、その脇を通って海に近づくと瀟洒な別荘地があります。
この別荘地の一角に入ると、目の前に相模灘の大海が広がり、その先に鯨の背のような形の伊豆大島が横たわって見えます。
この場所は、滅多に他所の人間が入る場所ではないほどに、見つけ難いところなのですが、この地へ立てばわかるように、時間が静止しているように感じられます。見えるのは紺碧の海と青い空のみで、まったくの静寂の中にわずかに潮騒の音が耳に入ります。ただ、明らかなのは、まったく今までいた日常の世界とは打って変わる、時が動いていない不思議な世界があります。

a0282620_21182556.jpgしかも、川奈あたりから続く、ある独特の光の波動・・・、至福感が漂う明らかに違う時空・・・、これらがいったいどういう訳でこのあたりにあるのか、ずっと不思議で仕方ありませんでした。
その原因を突き止めようと、何度も足を運んで調査して来ましたが、あるとき、見えないものが見える方を伴ってこの地へ行ったとき、はじめてその理由がわかりました。
それはヴィジョンをもって示されたものから、この陸地にほど近い海域に宇宙から落下した巨大な隕石が存在し、その宇宙からやって来た光の星のかけらである隕石がもたらす陽の氣のエネルギーが元だということがわかったのです。
a0282620_21193365.jpg海底に眠る巨大隕石の波動によって、川奈から城ケ崎あたりの海寄りの領域が、高エネルギー帯域となっていたということなのです。
(伊豆半島の赤丸地点が落下点)

ただし、これはまったくもって科学的根拠などとは遠く隔たった、ある4次元知覚による独自の認識であることは言うまでもありません。実証などできるしろものではありませんが、私的には妙に納得できる解答でした。

a0282620_2120772.jpgこのエネルギーの性質は、わかりやすく云えば、俗界から離れたある独特な至福感をもたらす感じのものです。世俗の汚れは問題にならず消え失せ、ただ、満ち足りた充足感から時間感覚が消失するような、自分にまとわりついた一切が夢のようになり、ただここにあるやすらぎ、他に何が要ろうか?という存在することの歓びのようなものにあります。
おそらく、地球より進化した高次元の星は、そのような意識レベルに達した人たちが存在するところなのでしょう。(存在するといっても3次元ではないので、私たちのような意味の存在形態ではありませんが)その星の大地の一部がかけらとなって、この地球へともたらされたのです。
この宇宙の贈り物のエネルギーを持って、次なる進化、これらの星を目指すべく、人類は近づいて行くべきなのでしょうし、また、この隕石の故郷は地球の未来であるのかもしれませんね。

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       ▲この海の底に光の星の隕石が

時間の止まった世界・・・これを「静」として、では続いては対する「動」の世界もご紹介しておきましょう。
伊東港から2キロ位川奈方向へ行ったところに、潮吹き公園という岩場の名所があります。その名のとおり、打ち寄せる波が岩場の穴から潮を大きく吹きあがらせます。大波にのまれるような恐怖感を抱きながら、シャッターのタイミングをはかり撮影しました。これで「動」と「静」が揃いました。

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伊豆にはまだまだ3次元的にも、4次元的にも不思議な場所があります。
このシリーズで今後もぼちぼちご紹介していこうと思っています。
お楽しみに。

by Martin
by martin310 | 2012-10-25 21:29 | とっておきの伊豆 | Comments(0)

下田・ペリーロード

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下田・ペリーロード

下田のペリーロードと呼ばれる平滑川沿いの、古い町並みの残された一角に立ち入ると、一瞬かつての古きよき時代の下田の街にタイムスリップした感覚になります。
石畳と掘割、ガス燈、柳並木、なまこ壁、それに伊豆石造りの建物・・・。
この下田港から了仙寺までの約700mだけがかつてのにぎやいだ花街の風情を今に残しています。
このペリーロードは、ペリー提督が海兵隊を率いて鼻黒(現在の下田公園下)から了仙寺までを行進した道筋として命名されたそうです。

かつてこの一帯は、料亭や遊郭などが立ち並ぶ下田の一大歓楽街だったようです。

今まで何度となく足を踏み入れ、橋の上からこの風情を見ていたのですが、今回はじめてなまこ壁の蔵の「土佐屋」のソウルフルな和と洋が混在した不可思議なBARを発見しました。
この猥雑ななかに優れたポップセンスがなかなか粋です。
すでに被写体がすべて用意されているような中で、夢中で撮りまくっていました。
この独特なアンニュイな場末的風情がいいですよね。

下田にはこんな幕末から明治・大正の面影を残す風情ある街並が少し残っている場所があります。やはり開国の港の歴史の一端が、異国的情緒として町に染み込んでいるのでしょうね。

by Martin

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by martin310 | 2012-10-14 21:20 | とっておきの伊豆 | Comments(6)

~空と森と水と~「水」の日


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~空と森と水と~「水」の日

今朝は最初から伊豆の天城方面へ行ってみようと思っていた。
予報で天気は撮影日和であることがわかっていたからだ。

そして、起き掛けからなぜか脳裏には渓谷の渦巻く水のイメージがあった。
今日は「水」を撮りたいというものが浮かんでいた。
意味はわからない、ただそう思えるのだ。

最初に去年の紅葉の時期に行った、天城の滑沢渓谷へ行ってみた。
さすがにまだ紅葉の気配はない。
緑濃く、水は白かった。
だが、なにやら荒れていた。
カメラを提げながらも、遂には一度も手をかけることなく戻った。

残念だがここは違うと、天城峠を越え、河津七滝(ななだる)へ向かった。

R141を走りながら、なぜ今日は「水」がテーマなのかなぁと、ふと考えた。

・・・そうだ、このブログのサブタイトルだ。と、直感した。
「~空と森と水と~」

「空」の写真はここのところかなり出していた。
「森」は昨日「森の鉄橋」で・・・。
で、今日は「水」か。

「空」「森」「水」・・・。
なにか”地・水・火・風・空”みたいだ。
メインタイトルもサブタイトルも考えてつけたものではない。
ふと意識に降りて来たものを、ああ、いいのでは、と決めただけだ。
誰かがどこからか送っているのだろうか?
だいたい自分で考えてつけたものはロクなものではない。
こういうインスパイヤーされたかのようなものの方がしっくりいく。


滝は、河津七滝の「初景滝」。
水流も滝からの流れ。


by Martin


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by martin310 | 2012-10-04 21:44 | とっておきの伊豆 | Comments(5)