伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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カテゴリ:風景探勝( 55 )

あまりの寒さに・・・、ぶらっと山深い温泉にでも。 ―佐野川温泉―


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当初、ニューアイテムのGストーブをひっさげて、いざ、ストーブキャンプへと出掛けるつもりであったのに、タイミング悪く、超強力な寒気団がやって来るという。
また例によって報道の大袈裟ぶりをあざ笑っていたところ、いやいや本当に凄いのがやって来て、ここ伊豆の我が家でも、連日、氷点下の世界にとあいなってしまった。
おまけに風も強く、いっそう低温注意報を確かなものにしていく。
ますます、冬キャンプには過酷過ぎるということで、致し方なく順延という結果に。

そこでせっかっくの晴天を無駄には出来ないということで、寒い日にはやはり温泉だなと、日帰り温泉の手軽に行けるところを探した。
伊豆なら温泉は豊富な土地柄、といっても、なかなか好みに合って、料金も手頃なところはないもので、行き先は伊豆半島を除外する結果に。

思い当たったのは、以前からずっと気になっていて、機会あれば行ってみたいという第一候補の温泉・・・。
近くを通る度に、谷間の川すじの先にある、奥まった一軒宿の温泉、そこが日帰り入浴もやっているという。
場所は、富士川を川沿いに遡って、芝川を過ぎて南部町に入ったあたりの富士川の支流、佐野川沿いにある温泉、佐野川温泉だ。(山梨県南巨摩郡南部町井出)


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こんな寒い日なのだから、人間、考えることは同じで、きっと温泉であったまろうという人が多く、さぞかし込み合っているのかと思いきや、この日はがら空きだった。
それにしても、川沿いの道が山の奥に続いている場所に、たった一軒の建物が、それがこの温泉だという、そういう人里離れた山に囲まれた場所が、どうも情趣を誘い、この場所がなかなか気に入ってしまった。
こういう喧騒から隔絶した場所で、鄙びた湯に浸かるというのは、まさにかつての文人たちの気分を味わうようで、なかなか文学的でもある。

ところが、こちらがある種、そういう情緒のなかにいるときに、ツレは真っ赤に茹で上がって、まさにのぼせたほうほうのていで女湯から出て来た。
湯船で話し好きの老婦人につかまって、延々、聞き相手にされていたらしい。
出るに出られずに、すっかり茹で蛸状態になってしまったのだ。
何でも存分に褒めちぎられながら、聞き役にされていたらしい。人がいいにもほどがあるとはいつもの我が弁。



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富士川に沿って伸びる県道10号線から別れて、佐野川沿いの山道に入るとこんな風景に変わる。佐野川温泉はこの先にある。


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山と山のあいだに挟まれて、今まで通って来た芝川の町とは隔絶した世界となる。この自然の雰囲気がかなりいい。あたりに一軒も民家がないというのも、最高の趣だ。


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ちなみに温泉はこんな感じ。借り物の画像ですが。



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辺りの冬の山の様相もとてもきれいだった。


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まあ、そんなこんなもありながらも、いい湯に浸かって、いい寒い日の愉しみを味わったようだった。



by martin310 | 2018-01-25 20:31 | 風景探勝 | Comments(0)

新年の富士を望む。


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※PCの場合は、画像クリックで200%に拡大表示できます。


年が明けたら、まずは富士山の姿を撮ろうと思っていたものの、なかなかくっきり、はっきり富士の勇姿という具合には見えず、写真に収めようという気もおこらなかったのですが、漸く三日目にして西日に照らされて少しましな姿をあらわしました。
ワンコの散歩に出て、我が家から100メートルの見晴らしのいい場所からの1枚です。

遠く南アルプスの峰々は白く雪を頂いているのですが、年明けの富士は去年の雪が融けて、その後の新雪を待っている状態のようで、いまいち鮮烈な冴えに乏しい状況のようです。

下の画像は、いつも毎度おなじみの我が家の前からの、大瀬崎の見える駿河湾の図です。
陽はこの画面の左に大分移動して落ちるようになりました。


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※PCの場合は、画像クリックで200%に拡大表示できます。


それにしても、住んでいればいつも目にする風景なので、そう新鮮さもなくなっているのですが、考えてみれば、こういう風景のもとで生活できるのはかなり幸せなことなのだと、山を下りて市街地のごみごみした辺りを走っていると、つくづく思うものです。
実に静かな正月を、ワンコともども過ごしていると、天窓からの快晴の日の陽光を感じ、やがて西に傾いて空の色が変わり、陽が落ちていく時間の経過を味わえる感覚というのが、とても至福感に満ちています。

ところで、そんな我が家のあるエリアの空からの様子を、グーグルマップの3D機能で立体的に見てみると、これがまた、まるでドローンを自由に飛ばしてその映像を見ているように、実にリアルな俯瞰画像が愉しめることを発見しました。(下の画像はその一部)
伊豆の山々の広大な緑に包まれて、その中にぽつんと居ることが、かなり地形の詳細な変化の中、感じ取れて面白いのです。

空を移動しながら角度や高度を変え、近づき、回り込み、下降して、地に降り立つ・・・、それが自在に出来ると言うのですから、凄い時代になったものです。
こういう鳥的な視線を持つことは、また新たな境地を切り開くものになるのでは?とも思いますが、ヴァーチャルとリアルとのあいだで、脳内には複雑系の感性が生まれていくのでしょうか。

それでもかつ、風景というものの本質は、常に変わらず在ると思いますね。
その日、その時、その場所で・・・、邂逅という奇跡でしょうか。


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by martin310 | 2018-01-03 19:34 | 風景探勝 | Comments(0)

元旦の青空・・・伊豆の山伏峠より相模湾を望む

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※PCの場合は、画像クリックで200%に拡大表示できます。


正月元旦、起きがけに2階のデッキからの富士山の像を撮ろうと予定していたのに、どうも今朝の富士山はコントラストがないうすーい冴えない感じだったので、それは断念。

元旦の気持ちのいい快晴の風景をブログのトップに掲げたいと、どこか近場でとGoogleマップを見回していると、東伊豆方面へと眼は行き、久しぶりに山を越えて“山伏峠”へ向かってみることに。

これはその峠下の大展望の場所。
路上からの一枚。
右下の漁港は網代港で、その先の沖に浮かぶのは初島です。

伊豆半島はどこも庭のようにくまなく行ってしまっているので、なんだかあまり風景に新鮮さを感じないくらいになっていますが、今日の日の山伏峠からの相模湾は、とても光に満ち、大気が澄み渡って、清々しい風景でした。

元旦の日の、世情の独特の空気感が漂う中、年の初めのピュアな時間をこの風景に感じ入ったさい先のいいスタートの日となったようです。



by martin310 | 2018-01-01 18:16 | 風景探勝 | Comments(0)

今年のお蔵入り画像から、朝陽・夕陽のベストショット?5。


今年もかなり押し迫ったというところで、今年の撮影画像を順繰りに見直しながら、ブログ記事の都合上、掲載されずに日の目を見なかった写真画像の中で、朝陽・夕陽の、まあまあお蔵入りにはちょっともったいないなというものを厳選して5枚チョイスして、ここに載せておくことにしました。

同じ時に撮ったものは、そのときどきのブログ記事内に載せてあるものでも、シーンは同じでちょっとアングルなど変えて撮ったものは、当然、選ばれずに公開されることはありません。
ですが、そんな中でも落とせない何かを感じさせる要素をもった画像もあるにはあるもので、もう、二度と同じものは撮れない、まさに、その日、その時、その瞬間、その場所に、その方向を切り取ったという、小さな奇跡のような一瞬があるのですね。

それは文字どおり“一期一会”の風景なのであって、こちら側の問題以上に、大自然の側のその日、その時、その場所にという都合もあってのことのようにも思えます。
なので、単なる自分ごと以上に何かに働きかけがあると、そう信じてしまうところがあります。

ということで、以下にそんな雰囲気の5枚をお送りします。いずれも、PCの場合は画像クリックで、200%の拡大画像が表示されます。


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2017/05/11 4:36
1/100
F:8.00
ISO:800
※5月の八ヶ岳・八千穂高原・駒出池キャンプ場での夜明けの雲海の様子です。
テントの幕外がうっすらと明るくなった頃、早々にカメラを手に外を歩いていたときに出くわした、陽が昇る直前の光景です。



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2017/05/11 5:02
1/60
F:8.00
ISO:800
※同じく駒出池キャンプ場にて、陽光が池にあたりはじめた頃の、ほんのわずかなあいだの朝の静寂の世界です。池の水面が完全に鏡面状態になっています。



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2017/08/08 18:49
1/100
F:4.90
ISO:320
※我が家の前の路上から撮った、夏の日の夕焼けの光景です。
大瀬崎が横に伸びる駿河湾の上に、まるでベールを掛けたような不思議な半透明の雲が見えます。
何カットか撮りましたが、一刻一刻変化していき、すぐに別なものに様変わりしていきました。



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2017/11/09 16:32
1/1250
F:5.00
ISO:125
※西伊豆・松崎の大浜からの夕陽です。
この日は、ここから動画で黄金色に輝く海面をずっと撮っていました。
西伊豆からは、比較的このような海に沈む夕陽が見えやすいのですが、それでもけっこうこの日のは飛び切り色が鮮やかでした。



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2017/11/01 17:25
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F:3.60
ISO:1600
※これは西伊豆・戸田港での夕陽です。
向こうに横たわるように伸びる岬は御浜岬です。
ちょっとブレブレの画像ですが、このときすでにかなり暗くて、夕闇に変わる最後の光彩が海面に反映しているぎりぎりの時間帯でした。



by martin310 | 2017-12-28 09:12 | 風景探勝 | Comments(0)

見慣れた風景が、自然の織り成す光と風で一変する。


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※画面クリックで1000px.に拡大できます。


伊豆の井田(いた)の明神池の見える風景です。

かつては、眼下に見える田圃の辺りまでが湾になっていたようで、潮流によって運ばれて来た土砂が細長く堆積して、やがて岬をつくる砂洲(さす)という土地形成で湾を閉じた形になったようです。
その末に出来た真水の池が明神池です。

それにしても、これだけのものを、長大な時間を費やして自然がみずからつくりあげるのですから、奇跡というか、何らかの意志がそうさせたとしか考えられない気がします。
この風景をつくりあげるために、自然の摂理に沿った人智を超えた営みがここにあったというしか、この風景を眼前にして思わないわけにはいきません。

自然の築いた堤防の先に広がる大海原は駿河湾。
めっぽう風の強いこの日の海を見れば、まさに外海から押し寄せる潮の流れが、砂洲の出現に益したことが概観出来るように思えます。

一本の土の堤防が、動的な碧い海と、静謐な池水を隔てているというも、そこに不思議な時間感覚の均衡があるのを感じて来ます。


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※画面クリックで1000px.に拡大できます


ズームで拡大してみると、さらにこの不思議感覚は増大します。
別々の世界がここで鮮やかに隣接しています。
境界というものが、対照的な様態の接合点になっているという・・・。
同じ時空に在りながら、まったくの異世界が並置され、それが一体の風景に化しているという・・・。


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※画面クリックで1000px.に拡大できます。


この高台は公園のようなものになっているよう。
展望台を下って、中央の小高いお碗型の土盛りの上に立ってみたとき、はじめてここが古墳であることに気づきました。

以前から井田に古墳群があるのは知っていましたが、まさかここがそうだとは知りませんでした。

このあたりは海からせり上がる極度に急峻な地ばかりで、平らな場所はごく限られたところしかないので、この尾根の上を埋葬地とするのも自然なのでしょうが、人が住める余地のあまりないこのような領域に、古墳群(全18基)が密集しているのもかなりミステリーです。
このことが妙に気になり出して、そのわけを知りたい衝動にかられます。


井田松江古墳群(いたすんごうこふんぐん)に関するネットの情報はわずかで、あまり詳しいことはかわかりませんでした。

後期古墳時代のものというのは、今から1300~1400年前というのですから、7~8世紀のことのようです。

注目すべきは、古墳の石室の形式から、どうも日本のものではなく、新羅からの渡来人のもののようです。
???、この時代に新羅から渡って来た人々がこの井田にいたのだろうか?
しかも、古墳に埋葬される身分というのは、かなりの格式の高さを持った人たち。
それが、井田に・・・。
想像するに、海運に長けた新羅系の人々がここにコミニティーをつくっていたということだろうか。
謎は深まるばかりです。


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※画面クリックで1000px.に拡大できます。


このような切り立った崖ばかりの地で、今の井田集落あたり以外には人の住める場所はなかったはずで、しかもこのわずかな平地に居住できる一族というのも少数だったろうし、なぜに古墳が成立したのであろうか?

不思議な場所には、それに見合うほどのまた不可思議なことが遺されているようです。
伊豆の不思議がいっそう、この地を特別なものに見せてもくれるようです。



by martin310 | 2017-12-01 14:05 | 風景探勝 | Comments(0)

風のめっぽう強い日に、再び西伊豆へ。


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今週も西伊豆へ・・・。

毎週のように西伊豆へ通っているかのようになっているのは、作ろうとしている動画作品のカットがまだ足りないと思うので、その撮影目的で行く必要があるからです。

プロの映像クリエーターの製作したMV(ミュージックビデオ)をお手本にして、自分も似たようなものを作ってみたいという欲求から、それ用に映像のカットをいくつも撮りためているのですが、どうも自分が撮るものはマンネリ化していて、それ以外の今までの自分の目線では撮らないようなイメージのものも、カット割りの中に散りばめる必要があると、逃したものを見つけに行くのです。

撮ったものを帰宅してPCの大画面でプレビューしてみると、やはり自分にはお馴染みのアングルものしかなく、これでは駄目だとまた撮り直しを考えるわけです。
西伊豆の各所の現場では、目を皿にして新たなイメージのものを探して切り取ろうとあくせくしているのにもかかわらず、結果は大して変わり栄えのないものばかりが並びます。

やはりプロフェッショナルの視点は違うし、撮り方も、編集の組み合わせも表現になっていて、何度見直しても感銘に値するものです。
そこからまた、自分の既成の視野を更新させようと、カメラを向けるものを新たに発見しようとするわけです。

こうでもしないと、長年慣れてしまった自分流という流儀はなかなか新たな展開にはならないもので、よく画家が名作を模写して勉強するが如く、映像を分析してスキルアップしようとしているのかもしれません。

そうすることに、不思議と西伊豆の見慣れた風景にも、新たな視線が加わるようで、もっと多用な世界が垣間見えて来る気がします。
要するに、見慣れたものと思っていても、そこに自分の知覚の拡張や展開があると、また別の世界が開けて来て、それが見るもの、感じるものの領域を拡大しているということですね。


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この日の海は、強風に波頭が白く輝き、うねりと共に生き生きと息づいているようでした。
秋特有の空気の限りない清澄さから、コントラストの激しい、実にメリハリのある風景が広がっています。
いつも見逃している漁船の姿が、妙に形象の面白さから印象的に見えたものです。

船っていうものもいい形で出来ているものです。



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冷たい風に吹かれながらも、波面の光の照り返しを撮り続けます。
美しい世界に引き込まれながら・・・。



by martin310 | 2017-11-27 14:14 | 風景探勝 | Comments(0)

秋から冬へ・・・蓼科からの遠望。


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※クリックで1000pxに拡大できます。


冬の足音がもうすぐそこまで来ているなか、群馬への旅に出掛けて来ました。
その途中、蓼科のビーナスラインから撮った山々の様子です。

紅葉の時期が終わりを告げ、もう1000メートルを超える高地ではすっかり葉を落とした白っぽい裸木の姿が山を覆っていました。
この時期の色を抜いたような森の色調が、実に魅力的に映ります。
車から降り立ってカメラを向ける時間は、寒風に晒されて体温がぐっと下がるまでのわずかなあいだしかありません。
車内の暖房にぬくぬく慣れた体には、余計にこの風の冷たさは堪えます。

茅野からビーナスラインに入って、蓼科湖のあるあたりや、別荘地帯でも、かなり閑散とした人けのない、ある種荒涼とした雰囲気にも似た感じが漂っていました。
いかにも冬を迎える行楽地という風情で、風が通り過ぎ、木の葉が舞うようなさみしさがまた、この季節ならではの寂寥感を醸し出しているようでした。


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※クリックで1000pxに拡大できます。

ここはビーナスラインのしょっぱらの高台にある「女の神展望台」からの八ヶ岳を遠望する風景です。
ここを通るときは必ずと言っていいほど、ここからのこのアングルのこの山の風景を撮ることが常になっています。
それほど、一目見て、何かを感じさせるものがあるのでしょう。
どこか潜在意識の奥深くにある、古代の記憶によるものなのでしょうか。原始の自然のようなイメージに惹かれる気がどこかするのです。


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※クリックで1000pxに拡大できます。

これも同じ「女の神展望台」から、八ヶ岳の連山の一番手前側に見える、おそらく横岳ではないかと思います。
山頂付近に雪がかかり、そこの世界だけが妙に厳しい自然の驚異を感じさせるようでリアルです。


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※クリックで1000pxに拡大できます。

同じ横岳をさらに望遠でアップしてみました。
白い粉を振った山頂一帯の世界は、山の神の棲む領域のようで、とても畏れ多い感を持ちます。
白い木肌の細かい線のシルエットが美しい樹林帯と、巨大な山塊との対比がまた、ことのほか美しさを際立たせているようです。


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※クリックで1000pxに拡大できます。

谷底のような地形の別荘地帯の中に、池が見えていたので望遠で拡大してみました。
溜池のような人口の池で、以前、気になってそこへ下りて見に行ってみたことがあります。
池面へ映り込むまわりの森の木々が、とてもきれいだった記憶がありますが、きれいに楕円形の人造池のようでした。


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※クリックで1000pxに拡大できます。

ここはビーナスラインをさらに行った「夕陽の丘」という展望台からの、車山や霧が峰方面の眺めです。
カラマツの森の向こうに広がる滑らかな形の山岳地帯の光景が、またこれも意識をこの世界から遥かに飛ばすような、不思議な幻惑性を持っているようです。
ここに在って、ここに居ないような、時空を超えた世界と結びついた場所のように感じて、この風景は特別のものに映っています。



by martin310 | 2017-11-17 19:27 | 風景探勝 | Comments(0)

夏キャンプに向かう道すがらの富士の雄姿。


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トップシーズンの混雑の前に、スキスキの快適キャンプを狙って、一路、伊豆の我が家から山梨方面へと向かいました。

梅雨のさ中、雨さえ降らなければと天気予報を日に何度も確認しつつ、頻繁に予報が変わる毎にやきもきしていたところに、最悪の台風到来とはこれ如何に・・・。
それでも奇跡的に台風の影響がなく、次第に天気回復という僥倖に恵まれ、予定どおりいざ出発とあいなりました。
海に突き出た半島から内陸に行路が進むうちに、台風一過の晴れやかな空に変わっていき、益々キャンプ気分は盛り上がっていきました。

朝霧高原からは夏富士の美しい姿が。

道の駅で、お目当てのお赤飯と鱒寿司を買って、精進湖畔で車内ランチです。
これが一番時間短縮によくて、早お昼を取って、あとはひたすら目的地へまっしぐらで、チェックイン開始に入場が出来るかもしれません。


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それにしても、今までが雲の低いどんより天気だったので、余計にこの晴れやかな富士の景色が気持ちよ過ぎです。
日差しがきついので、ちょうどいい木陰に退避して、窓全開でお昼をいただきました。
そのあとは、ワンコの散歩です。
雨続きでろくに外にも出られなかったワンコは、さずがに大喜びで猛烈な勢いで歩きまわります。

あまりにいい場所なので、ここでキャンプといこうかと・・・、そう、ここはれっきとした湖畔のキャンプ場でもあって、実はそれも可能なのです。
いやいややっぱり目的地へ行きましょう。

いつもように荷物満載のキューブは、まさに床から天井まで一分の隙間もないほどのぎゅうぎゅうパッキング状態で、最後に残った小型のクーラーボックスは、とうとう入れる場所なく助手席の足元というありさまで、ツレはその隙間に足を入れて座るという至難の技で、なにかへんてこな座り方で乗って行きました。

休みに天気が合わず、予定よりずれ込んだキャンプ、この日のタイミングを逃してはと、意を決して臨んでいるだけに、幸先のいい快晴の空に否が応にも期待は高まります。


―つづく―


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by martin310 | 2017-07-07 13:56 | 風景探勝 | Comments(0)

湖のほとりで・・・思いつくままに。~風景と共にあること。~


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※画像クリックで拡大(200%)可能です。



ぬくぬくと暖かい車内から、移り行く風景を眺めているのとは打って変わって、実際に真冬の湖畔に降り立ってみれば、区切られた車窓から見えていた景色が、身体全体で感じる寒気とともに現場の臨場感に圧倒されるように迫って来る。
きーんと研ぎ澄まされたような大気が動き、さわさわと風が起こる。
厚着をして膨れた身体でも、はっきりと風の存在を感じ、頬を冷たく撫でる風に何か記憶の糸を弾かれたように、過去のどこかで感じたときの感覚が蘇って来るようだ。

冬の鋭角的な太陽の光が、湖畔の風景に濃い陰影をつくり、深い明暗のコントラストの中に、大気の透明さの最たるものを明らかにさせる。

耳をよぎる風音に、打ち寄せる小さなさざ波のかすかな音が一瞬遮られ、すぐまた元に戻ると、そのときはすでに波が止んでいたりする。
あまりに弱い波は、水の面の膨らみを失い、平滑で透明な湖面に溶けていく。

辺りは静寂が占めていく・・・。
広大な湖面の上に、風の動きをあらわすように微細な波の欠片が増えていく。
その一つひとつには、深い蒼を取り込んだ空が映っている。



この神秘なほど静まりかえった湖水の風景の中で、目に入るすべてのものがいきいきと生きている。
そこにあるべき姿で美を醸し出しながら、それぞれが命の輝きを見せている。
意識は実に晴れやかに、そして活気を得ながら、その風景と共にある。
そして、そんな至福の時を享受しながら、脳内ではこの風景の美として成り立つ構造なぞを探っていたりする。
何も理屈はいらないはずとしても、左脳の働きはそんなときでも遊ぶことを知らない。

亡羊と眺め、そこに在ることにすべてを任せる。
取り巻くすべてと時を共有し、例え短い時だとしても、それを越えた言葉にならない大いなるものの中に居るようだ。

自然と同化する悦びは、形などいらず、ただ意識を開いてそこに在ることを欲することから得られるのではないだろうか。
自然もまた、ただそうやって存在していることに、自らの意識が納得したとき、互いが互いでなくなるような、そんなことが幸福を感ずる元を生むような気がする。




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by martin310 | 2017-02-13 14:06 | 風景探勝 | Comments(0)

[風景探勝] まるで古写真に残された風景のような場所。箱根・芦ノ湖西岸にて。


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だいたい、よく知った自然の場に行くと、大概同じようなアングルで写真を撮ることが多いようだ。
ここ、箱根の芦ノ湖西岸では、やはりこの湖畔の道をこんなアングルでファインダーに収める。そこで感じたものを絵にしようとすると、自ずから構図は自分流の同じものになり、過去に撮ったものとあまり違わない画像が残っていく。

a0282620_13311274.jpgただ、この日の湖畔の道は、冬の光景からか、緑に覆われた頃の欧州の古い景色の一幕のようなものから、一転して、日本の江戸末期の頃の宿場風の雰囲気をどこかに感じていた。
脳裡には、いつか見た、江戸期の古写真にある、箱根宿で撮られたイメージがダブっていたのかもしれない。
箱根の古い景色は、当時の外国人写真家によってけっこう作品に残されていて、その中でも、後に絵の具でモノクロ写真に彩色したものがあり、どうもその擬似カラー写真の世界にあるイメージにつながっていたのだろう。

この樹木の姿や土の道、そして道に映じた影法師の感じが、レトロな世界へイメージを牽引するようだ。
そう言えば、この道は箱根宿へつながる道で、いわゆる東海道の街道から分かれた先にある。それも1キロと離れてはいない。
右上の写真の箱根宿とは目と鼻の先だ。
だからか、どうも道の彼方から編み笠と脚絆姿の旅装束の人が歩いて来てもおかしくない気がする。
背に負った荷を道の脇に寄せて腰を降ろし、この青い湖を眺めながら一服吹かしてもいい。ここはそういうほっと一息つく場所のようだ。

当時の古写真に、芦ノ湖の風景を撮ったものがいくつかある。湖の雰囲気やまわりの山々の姿は、今も当時もほとんど変わりはない。
ただ、当時は今の常緑の植林された森はなく、すべてが自然林だった。湖畔に立つ建物も木造の古風なもの。
湖水に落とす山々の影が、青く澄んだ湖に憂いのある風情を与えていた。
それに、今よりいっそう、湖とその周囲の森の持つ精霊のエネルギーに満ちていたようだ。そういうものを、古写真の情景から読み取る。

ただし、この湖は他に数あるものよりは、数段、湖の持つ「氣」をよく保存している。観光地として俗化されているエリアがごく限られていて、人があまり入らない区域がかなり多くを占めているからでもある。
ほかに、そういう守られ方をしているのも、湖の精霊の力量が反映しているからでもあるだろう。
この湖畔の道の奥へ行けば、行くほど、その度合いの強くなることがわかる。

それはある種の神域のように、竜神の意匠を借りて保護の手を厚くしてあるのかもしれない。
いつまでも、こうあってほしいものだ。


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by martin310 | 2017-01-30 13:36 | 風景探勝 | Comments(0)