伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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[車中泊旅]晩秋の信州を行く。~東御・海野宿~

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11月も後半に入って、山に紅葉の彩が無くなる前にと、晩秋の信州に出掛けることに。
前回の旅と違い、3日の日程のうち、予報ではすべて快晴の秋晴れになるというので、この期を逃してはもうないと、八ヶ岳の裾野を走り、蓼科経由で東御(とうみ)へ入った。

一日目はまたしても移動のみとなって、実際の行動日程は二日目からと、距離はそれほどでもないのに、いつもどおり行き帰りで2日を要することになる。
日が短いこの時期は、午後4時を回るともう夕の気配になるので、その日のねぐらとする道の駅を下見し、夕食の場所や、それに日帰り温泉で一っ風呂を確保しておく必要があり、夕方はなかなか忙しいわけで…。

結果、一日目は、
○日帰り温泉・・・湯楽里館
○夕食・・・・・・道の駅 雷電くるみの里内 お食事処 湯の丸
○車中泊・・・・・道の駅 雷電くるみの里


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二日目は、道の駅 雷電くるみの里からほど近い、東御・海野宿へ、朝一で行ってみることに。

ネットで予め画像や映像で見ていたものの、実際はもっとリアルに、昔の宿場そのものがきれいに保存されていて、かなりの驚きと、歩いているとまるでその時代にタイムスリップしたような気分に。
今までことあるごとに近くを通過していたのに、まったくこんな町並みがあることを知らなかったという。


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ちょっと肌寒いものの、まだ観光客が来ないうちの街道は、とても静かでのんびり見物や撮影が出来、ワンコのお散歩にも最適な時を過ごせました。
それにしても、これだけの軒数が一堂に揃って綺麗に保存され、しかも住人がいて、そこで生活し、商売までしているなんて感心しきり。
いわゆる“重伝建”(重要伝統的建造物群保存地区)といえども、この地を守る人々の実情はけっこうたいへんなものではと想像するが。


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街並みを撮ってみると、大概がよくある横一列か、遠近法の一点透視図法的なありきたりな構図になってしまうので、なかなか面白みに欠けて平凡な絵になってしまう。
なので切り取り方を工夫したりするうちに、それにも飽きてきてしまい、案外、こういう場は終わってみるとそれほど撮り高が進まないという結果に。
いいようで、なかなか対象としては難しいもので、以下、記録として残しておこうという気に落ち着くことに。


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それにしても、「本うだつ」や「袖うだつ」、それに「海野格子」や「出桁」や「気抜き」にしてみても、まあ実に当時の職人の加工技術と、これを考案して設計デザインしたその感性や技能に、カメラのモニタを見ながらも唸ってしまうこと多し。
DIYの端くれをかじった身で眺めるからか余計に、到底、ひとつも作れない物凄い逸品ばかりに驚嘆する。


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そして次に行ったのが、「丸山晩霞記念館」。
ここで生誕150年記念の「美しき明治のみづゑ 丸山晩霞展」の会期中なのをネットで知って、是非ともと思い…。
以前から好きな水彩画家で、何度か作品を観ていたものの、この期の展示作品は普段目に出来ないものも多くあるようなのでと、この旅行きの目的のひとつとして…。


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「盛夏」1909年/丸山晩霞


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「春の村」1900年以前/丸山晩霞


丸山晩霞はこの地、東御の生まれで、明治の頃の信州の風景を多数描いていて、それはかの島崎藤村が「千曲川のスケッチ」で文章で描いてみせた風景の、まさに実写版のような水彩画を見ることが出来るから余計に興味が湧く。
(実際、藤村と晩霞は小諸義塾の教師同士で深い交流があった)
自分が信州を訪ねるのも、この信州の原風景といえるような古い時代の景観をどこかに求めて走っている気がある。
もし晩霞が描いた風景の中を車中泊旅が出来たら、もうどこにも行かずにひたすら興奮状態で撮り続けていることだろう。
それほど、自分のうちにある、風景の原型への郷愁のようなものを感じさせてくれる画家だ。


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不思議なことに、晩霞の展覧会場から出て信州の地を走れば、まさに目の前の景色が、絵の中の風景とまったく同じに見えて来て、晩霞の世界を旅している錯覚に陥るような感じになるものだ。
ウインドウ越しの紅葉の風景が、あの晩霞の絵の中のそのものに見え、もし、ここに彼が居るならば、同じようにこれを描くはずだなどと思い、なかなか多くの現物作品を見た後の知覚の影響力は強いようだ。


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二日目は、
○日帰り温泉・・・別所温泉 相染閣「あいそめの湯
○夕食・・・・・・萬屋八丁
○車中泊・・・・・道の駅 あおき


さすがに信州の朝は寒い。
外気温0℃は、羽毛を重ねていてもしんしんと冷えて来る。
でもその寒さですら、信州らしい爽やかで明るい風土の中で車中泊している楽しさには変わりはない。


# by martin310 | 2018-11-19 22:27 | 車中泊の旅 | Comments(0)

秋の西伊豆・松崎を歩く。

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車中泊旅が終わったばかりなのに、休日でいい天気となると、またどこかへ出掛けたい衝動にかられます。
それなら手頃な近場にと、地元伊豆半島内をGoogleマップでどこにするかと探していると、今まで目につかなかったところに良さげな蕎麦屋を見つけて、いっそう出掛ける動機に拍車がかかりました。

場所は、今まで何度も行っているものの、季節が変わればまたその時期の感覚を味わいたくなる、西伊豆・松崎です。
いつものように、三津から海沿いの田舎道をぐるっと松崎までのんびり走って行きます。
途中、西浦では路上の無人販売でミカンを売っています。
これを買って食べながら向かうのが、このルートのいつもの愉しみ。

松崎港に車を停めて、ワンコと一緒にぶらぶら写真を撮りながらの街歩きです。
といっても、歩き始めの出発点が同じなので、歩くルートも毎回なぜか同じになって、撮る対象物もほとんど同じになってしまうのが、自分でもやや飽きが来る原因なのですが、そこからもう少し違う表現にシフトしたい気もあっての、今回の撮影行でもありました。


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いつもこの同じ場所からカメラを駆動し始めますが、ファインダーの風景の感じは、また違う雰囲気で、あらためて海面の反映と山並み、それに漁船…、やっぱりいいなあと、ほっとする風景です。


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松崎にある橋にはけっこうアーティスティックな意匠が施されていて、なかなか他にないオリジナリティがあります。
よくよく見ると、この金属作品はかなりハイレベルな加工技術で出来ているのに気がつきます。


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この蔵も毎回撮ることになりますが、やはり素晴らしい出来栄え。設計力の凄さに感心しきりです。
それに陽光のあたり加減で明暗のコントラストが魅力的に輝きます。


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ここからは、これもいつも立ち寄る「伊豆文邸」。
元呉服商の商家跡です。
松崎町の管理でお休み処になって自由に入れますが、古い時代の遺物としてよく保存されています。


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内部はかなり雰囲気があって、いにしえの時間がまだ保たれているような気がします。
しーんと静まった中に、ラジオからの音声が流れています。

ときに、ふと、こういう古い屋敷の内部の暗がりに居るときの感覚がやって来ることがあります。
音楽を聴いていて、ある曲の一部にさしかかったときや…、
或いは、郊外を走っているとき、車窓から入って来る風の感じなどから、思いがけず脳裡にこんな古民家の空間に居るような感覚が浮かんで来たりすることが…。
どういうわけか、どこか遺伝子記憶の中にそういう感覚があるのかもしれません。
心の深く静まり返った平静感とは、こういうところにあるのかもしれません。


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入り口の軒の上部にはこの窓が並んでいます。
そこになぜ?鉄の扉が…。
防犯の為だったのでしょうか?それにしても、なまこ壁とアイアン、かなり凝った物質どうしのコントラストに思えます。
今風、男前インテリア、いや、エクステリアでしょうか。


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帳場内部の様子。反物をここへ並べて商談したのでしょう。
自然な光の具合で、けっこういいモノに見えて来るように思えます。
なんでも明るくするだけがいいのではないことが、こういう空間にいるとよくわかります。


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奥の窓辺には小机があって、記帳が出来るようになっているようです。
傍らの棚の上のアンティークな真空管ラジヲがいい味を出していました。


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文邸の裏の足湯の近くにあって、いつもその色の鮮やかさについカメラを向けます。


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日本薬学界の重鎮だった近藤平三郎の生家です。
ここは実際に住まいながら建物を保っているようです。


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街の中に花が飾ってあるのですが、それのどれもが手が込んでいて、入れ物やアレンジの仕方に工夫がかなり見られます。


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観光協会の建物もモダンクラシックで、なまこ壁と円形のステンドグラスが配してあります。


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「ときわ大橋」の欄干です。
橋名の名称は、金属のレリーフになってます。そのフォントがまた味があります。
その上には、意外なことに、マリンランプが。
我が家のログハウスの外壁にも取り付けてありますが、橋の欄干にマリンランプとは、また粋な造りです。


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欄干の壁には、この地ゆかりの鏝絵が。
やはり伊豆の名工・入江長八の地、アートフルな意匠が街のあちこちに見られて、古きものと新しいものがいい感じで融合されているようです。


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「明治商家 中瀬邸」です。
ここも元呉服商の商家跡で、その前にかなりアバンギャルドな時計台が。
それがバックの瓦屋根とそれほど違和感がなく馴染んでいます。
しかし真新しい建築当時は、明治期の建物との取り合わせは、かなり思い切った景観デザインだったことと想像しますが、時が自然に物質感をマージさせ、一体化させていくのでしょう。
(※大正13年の昭和天皇(当時は皇太子)ご成婚記念で青年団が作ったものでしたが、昭和13年の水害により水没。その後、1988(昭和63)年に復元、再デザインされたようです)


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秋の松崎は大気が澄み切って、とても爽やかな雰囲気の中で歩くことが出来ました。
我が家のワンコは、何度か来ている地をどこか記憶しているのか、この街を歩くときは疲れをまったく知らず、ぐいぐいリードを引っ張って、我先にと先導していきます。
どうもワンコ好みの街の何かがあるようで、随分長い距離を軽快に歩いていました。


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そして目的のひとつの蕎麦。
店も器も素材も技も、すべての凝った蕎麦をいただきました。
秋の日の、手近な地、西伊豆・松崎の一日を堪能しました。


# by martin310 | 2018-11-12 14:44 | とっておきの伊豆 | Comments(0)

深まる秋の北陸・車中泊旅(帰路の思いがけぬ絶景かな)

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旅二日目の宿営地は、「道の駅 桜の郷荘川」。
勝手知ったる場所で、これでかれこれ4度目の寝宿。
但し、ここの日帰り温泉施設「桜香の湯」に入ったのは初回のみで、毎回の如く定休日に当たってしまうという…。
で、到着手前の白川村の「道の駅 飛騨白山」の「大白川温泉 しらみずの湯」へ入り、食事も摂って来ました。

温泉へ入った時点では、まだ雨が降っていて、これでは寝床の仕度をするのに濡れて難儀だなと思っていたところ、荘川に着く頃にはあがって、到着後はすぐさま寝る準備をしました。

夕方、東海北陸自動車道へ入る頃から感じていた気温の低下は、飛騨山脈の奥深く入れば入るほどに冬の様相になって来ていました。
温泉に入ったせいで身体はポカポカしていたものの、外気温としてはとうに10℃を下回って、5~6℃の体感でした。
さらに、深夜から早朝にかけては驚く温度をデジタル温度計が示していました。
なんと朝方の最低気温はマイナス0.4℃です。
ええっ!まだ11月に入ったばかりというのに氷点下とは!


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早朝の外気はキンキンに冷えて、温泉の湯気がいやにあったかそうに見えます。
ワンコもいきなりの寒さに、よくケージの中で耐えて眠っていたものだと関心しきり。
人間様も羽毛を重ねて寝ていました。
ただ、大抵は窓あたりから寒気が忍び入って来るのでしょうが、ウインドシェードの断熱性もあってか、かなり室内は外気から遮断されていて、それほどの冷えを感ぜずに眠ることが出来たようです。


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この晩、温泉休業日も手伝ってか、車中泊組は少なく、とても静かな夜でした。
夜中に小用に起きて、トイレまで行って帰って来るにつけ、身体が冷え切って妙に頭が冴え、その後なかなか寝付けなくなるのがたまにきずでした。


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帰路の木曽街道の途中の何気ない渓谷。


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ワンコのお散歩タイムに停まった地点の何気ない風景。


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そして、開田高原の途中からの息を飲むような御嶽山の絶景。


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平地での昨日の雨が、高山の山頂付近では雪になったようで、紅葉と白雪の見事なコントラストになりました。


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展望台までの道で、また違った風景に。


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松と紅葉ヶ原と御嶽山。
帰路の移動だけの最終日が最高の秋晴れになるとは、これ如何に。
それでもこれだけの絶景が拝めたことで良しとしましょう。

それにしても、またも走るばかりの車中泊旅は、最長移動距離を更新してしまいました。
3日間で1200キロを超えてしまうという…。
今後はもっと近いところで、ゆっくりのんびり周れる旅にしようと考えざるを得ず。



# by martin310 | 2018-11-10 22:32 | 車中泊の旅 | Comments(0)

深まる秋の北陸・車中泊旅(能登半島ぐるり)

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さて、山中温泉を出て、夕食の店を探しながら、またさらに、泊まり処の道の駅を目指しながら、結局、国道8号線を金沢方面へと延々と移動し続ける結果に。

車中泊旅の日の終わりに確保しなければならない3大事項は、経験上、「温泉」「夕食」「車中泊場所」の3点が必須条件になります。
この「食」と「入浴」と「宿泊」条件さえ揃えば、まずは旅は安心の域へ入ります。
まあ、温泉宿というものは、これが3セット揃っているからこそ安楽なのでしょうが、車中泊旅はこれを個別に確保出来るかどうかがポイントになり、それがスムーズなほど快適な旅となる訳です。
尤も、これにどうありつけるかが旅の醍醐味でもあり、行き当たりばったりの旅の愉しみでもあるのですが…。

でも、この日は車中泊場所の道の駅は2つも候補があって、まずそこはキープ出来そうでしたが、「食」に関しては何十キロ走ったところで、お好みの店は見つかりそうにありませんでした。
はじめに温泉街周辺を探しましたが、これがほとんど意に叶ったところに出会えず、バイパスへと出てもなかなか店舗が集中するエリアに行き当たらず難儀しました。
もう夕飯を食べるにはたいぶ時間が押して来た頃、漸く金沢バイパスが金沢市内に入った辺りで、全国チェーンの代表店舗が軒を連ねるエリアに出ました。
ひとつ見つかると、続々と、どこの地方でも見るあの有名フランチャイズ店がずらっと続くものなのですね。
でも、こんな北陸まで来て、地元にもある店に入るのか?と溜息が出ますが、他にご当地独自の店などというものを探す余裕すらもうありません。
結局、よく知ったファミレスのひとつに入らざるをえず…。

そして、この日の宿は、「道の駅 めぐみ白山」に。


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道の駅 めぐみ白山」(石川県白山市宮丸町2183)は、国道8号線沿いにある今年4月にオープンしたばかりの新しい道の駅。
駐車場もかなり広く、そのレイアウトから、とても落ち着いて開放的な感じで、車中泊には最適な環境です。
この晩の車中泊組は数えるほどでしたが、駐車スペースが広大なので、各車離れて駐車でき、まったく気兼ねなく眠ることが出来ました。


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朝方まで小雨模様でしたが、早朝、朝日が当たってその水蒸気の多い大空に虹が出現。
スライドドアを開けて起き掛けのツレに見せると、うわーっと歓声。
道の駅の頭上に巨大な虹のアーチが…。
で、よく見ると外側にももう1本あって、なんと二重の虹でした。


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このとおり実にクリアな七色の弧が、ずっと出ていました。
これで一気に快晴!と思いきや、降ったり止んだりの天候は一日変わりませんでした。


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さて、お決まりの車内食の時間です。
いつもどおりの簡単メニューですが、なんと大変な忘れ物が発覚!
毎回、持ち物チェックを怠らないよう、出掛けには注意をしているのですが、ご他聞にもれず、今回も驚きの忘れ物。
なんと、朝食づくりの必須アイテム・・・「スキレット」を忘れるという…。
目が点…です。
よわったなァ。どうするか?
あるものと言えば、大きめのシェラカップしかありません。
仕方なく、それでハムエッグを焼くという。
でもなんとか火加減をうまくすれば出来るものです。
虹を眺めながらのモーニング珈琲も、なかなかのものでした。


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で、この日のルートは?
まあ、金沢まで来ているのだったら能登半島まで行くべきでしょうか。
半島一周はなかなか時間的に厳しいようですが、半周程度なら帰路も見越して可能のようで、一路、輪島を目指して走り始めました。

能登半島へ行くには、ナビは「のと里山海道」を指します。
で、まさかこの自動車専用道、無料とは知らず、行ってみて感動!
ええ、こんな長い区間、無料だなんて凄い。(2013年に無料化されたよう)


おお、今回伊豆の我が家から、日本列島を縦断して、初めて見る日本海です。


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「のと里山海道」って、便利で早いのですが、なにせ、半島山間部の森を切り開いて通した道路。
森の中をずうっと走るだけでほとんど展望がありません。
なので、カメラの出番もなく、いきなり輪島の証拠写真になります。

道の駅 輪島 ふらっと訪夢」へ辿り着きましたが、駐車場を見ると、どうも駅前ロータリーにしか見えません。
そうか、ここは輪島駅だったところを道の駅に改造したらしい。

調べると、「のと鉄道七尾線(穴水~輪島間)は、2001年に廃線になったよう。
で、ここがもとの輪島駅のホームだった。

輪島の朝市通りなどを通ってみただけで、あまり見所は感ぜず、穴水方面経由で戻ることに。


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10年ほど前には、一度、能登島まで来たことがありますが、こんな海沿いの同じような風景が続くのを覚えています。
波が静かで横一直線の海景と空が連続します。


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七尾湾の横一線のパノラマ風景が続きます。
どこを切り取ってもなかなか絵にしにくいという…。
そこが七尾あたりの海の景色ですね。


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海岸づたいにずっとのんびり低速運転で氷見まで行き、国道で内陸深くどんどん入って行きました。
そして、二日目の宿泊地「道の駅 桜の郷荘川」へ。



# by martin310 | 2018-11-08 09:49 | 車中泊の旅 | Comments(0)

深まる秋の北陸・車中泊旅(加賀・山中温泉)

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紅葉がそろそろ低地でも見られるほどになって来たので、その秋の風情を楽しめる今を逃してはと、行った先の天候が危ぶまれる中、加賀の山中温泉を目指して出掛けて来ました。

a0282620_14112013.jpg加賀といえば石川県で、車中泊旅としては初めての県です。金沢にも近く、2泊3日の旅にしてはけっこう遠く、毎日の移動距離はかなりのものになります。
それでも、伊豆の我が家からは1日で行ける地点で、今回は普段なるべく倹約で使用を避けている高速をフルに使い、早目の到着を目指しました。

中山温泉を選んだのは、たまたまどこがいいか?とネットで探しているとき見た、“鶴仙渓”や“あやとり橋”、“こおろぎ橋”などの風景が好ましく、しかも、ワンコとのお散歩がてらの散策には“ゆげ街道”も最適と目に入って、即決したものです。
道の駅には併設の温泉があるし、温泉街にも日帰り温泉もありで、なかなか好適地と踏んだわけです。

ですが…です。
いつものように、実際行ってみると雨のそぼ降る天候もあってか、宛てにしていた宿営地候補の“道の駅 ゆけむり健康村”は、どうも自分たちには泊まる雰囲気のところに思えず、とりあえず、“総湯・菊の湯”で温泉に浸かってから考えることに…。
(道の駅 ゆけむり健康村は、温泉施設“ゆーゆー館”への温泉客のためか、駐車場はほぼ満車に近いほどで、とても落ち着いて居られる感じではありませんでした)


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“総湯・菊の湯”は、なかなか風情のあるいい温泉でした。
このときは、どちらか言えば、観光客よりは地元の方々の方が多いようでした。
毎日入っているのでしょうか、定期券のようなものを番台のおばさんに見せるだけで入っていました。
これは女湯の方で、まさか男湯が広場を隔てた向こうの別棟とはついぞ思わず、うろうろと建物のまわりを探したりするほどでした。


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からくり時計のようで、きっと上部の扉が開いて人形が出て来るのでしょうが、あとそれまで5分に迫っていたのに、隣の中山座の中に入っていて見逃してしまいました。残念。


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「温泉を飲む人」
ツレが密かに温泉を試飲しています。
なんだかちょっと秘密裏で神秘的な光景でしょうか。


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こちらが天平風の堅牢な感じの建物の男湯です。
浴槽はけっこう深く、子供が立って入るほどの深さがあります。


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女湯に接続して建っている山中座の内部です。
おみやげものなどが並んでいますが、なかなか重厚な造りの格調高い建物です。
温泉卵を売っていたので、買ってみました。


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山中座は、故森光子が名誉座長だったようです。
芸妓関連の伝統的な品々も展示されていました。


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ここが演舞場の入り口のようです。
漆器の町らしく、すべてが漆塗り風な造りになっているようです。


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人力車と芸妓さんの絵画がありました。
やはり雰囲気があります。


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天井には全面に蒔絵が施してあり、見事な造りでした。


車中泊旅では、例え、予定していた宿営地が予想と外れていても、まずは温泉入浴を終わらせていれば安心で、後は、周辺の次の候補地まで移動すればいいわけです。
勝手きままな旅は、常にフレキシブルなのであります。

というか、結局、この地からかなりの移動をせざるをえないことになったので、鶴仙渓巡りや温泉街歩きもなしになりました。
まあ、またの機会にということで、暗くなってから、金沢方面へとさすらいの旅は続きます。



# by martin310 | 2018-11-05 14:20 | 車中泊の旅 | Comments(0)