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伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。


「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_15521685.jpg
※フィンランドの作曲家シベリウスが住んだアイノアの山荘

ある心惹かれる作家や詩人、音楽家などがあらわれると、いったいそれらの作品がどのような環境の中で生み出されたのかを知りたくなるものだ。
そこでまずは、知りえる限り当人の生涯を調べてみる。年譜があればかなり手掛かりになる。そして、居住していた家などが写真で残されているなら、その画像から、地場のエネルギーを感じ取れる場合もありえる。
中でも、室内の様子が見て取れれば尚更、どんな波動域の中でインスピレーションを受け取っていたのかという、かなり創造者のうちわごとのマニアックな部分の興味を向けることが出来る訳だ。

というのも、秀でた作品というものは、概して、その創作者の個の意識を超えた、大いなる源からインスパイアーされた要素がなければ、決して成り立たないものであることを疑わない自分があるからだ。それは作品自体に出遭ったときに、受け手としてこれはただものではない、という驚異を感じ取っていることからも、既に判っていることでもある。
だからして、それが如何なる状況のもと、その作者に降ろされて来たものなのかを知りたいという思いにあらわれていく。

そういったことから、創造者の家やアトリエというものに興味がある。特に、外国の名のある作家には、異国の風景や時代なども含めた憧憬があるだけに、個人の面影の残る居所を見ることにある興奮を覚える。

「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_1633293.jpg以前、そんなこともあって、たまたまAmazonで見つけた「作家の家―創作の現場を訪ねて」という大型本を購入したことがある。
この本には多くの作家の住まいの写真と、作家の作品と生涯の概要が記されていて、今も当時のままに保存されている部屋の光景には、中には生前のままの生々しさが残っているものもあった。
印象に残ったものには、まずはジャン・コクトーウィリアム・フォークナー、そして文豪アーネスト・ヘミングウェイヘルマン・ヘッセマーク・トウェインの家や書斎だ。さらに映画「めぐりあう時間たち」で観ていたヴァージニア・ウルフのモンハンクスの家とそのまわりの自然環境だ。ヴァージニア・ウルフについては、作品も含め、決して多くを知らないにもかかわらず、他の作家とは異なり、なぜかとびきり抜きん出て注目してしまうところがある。どこか、知的で凛として気高く、それでいて影のあるアンニュイな女性作家というイメージがあるからなのかもしれない。


「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_16141335.jpg


「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_16161670.jpgそして今回、同じシリーズで「音楽家の家: 名曲が生まれた場所を訪ねて」という同大型本も出ていることを知った。その中に、このところ気になり始めた、作曲家のシベリウスアイノラの山荘の写真もあるらしい。
実は、そもそもはこの、シベリウスの住んだ家の写真を以前どこかで見て、そのときの印象から、この家の建築デザインとともに、家の立つ場のエネルギーに惹かれれるものがあった。だが、それが何年も前の記憶で、まったくどれで見たものか思い出せず、あれこれとネット検索していたところだったのだ。
シベリウスはこの家に39歳から亡くなる91歳までの52年間住んでいた。この家で生み出された曲が彼の創作の大勢を占めるほど、創造の源泉がこの地に降ろされ続けていたと云える。


「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_166728.jpgそんなことを思い巡らしながら、さらにAmazonを探していたところ、思いがけずこんな本を発見した。アーサー・M・エーブル (Arthur M. Abell) (著)、 吉田 幸弘 (翻訳) 「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」という本だ。
この内容についてこんなレビューがあった。(一部抜粋して転載)




クラシック音楽の6人の巨匠が作曲時にどのような心理状態であるかについて、述べた内容をまとめた本。ワーグナー以外は、著者が作曲家本人と直接会話して得られた証言である。特にブラームスについて詳しく、気難しいブラームスと話が弾んでいろいろ聞き出した内容が、他の音楽家の関心を呼んでいるところもある。以下に一部例を挙げる。

「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_1682768.jpg◆ブラームス
●「経験から言えば、真に霊感を受けている者は2パーセントもいるかどうかだ。…(中略)…霊感と技量を併せ持っていなくては、作品が長い命脈を保つことはない」、
●「あの高次な宇宙的な霊気を感じると、かの大詩人やバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンに霊感を与えた同じ力と触れ合っているのがわかる。その後で、意識しつつ求めていた着想がかなりの力と速さを伴って流れ落ちて来るが、つかもうとするのが精一杯で一部しか覚えていられない。すべて書き留めるのは絶対に無理だ。一瞬輝いたかと思うと、紙に書いておかなければたちまち消え失せてしまう。私の作品に残る主題というのは、すべてこんな具合にやってくる」。
●「私の考えでは、神学は人の手によるものだが、宗教は神の手による」。
●「仕事中さえぎられず邪魔されないという確信がなければ、作曲を思い立つことなどできない」。

◆リヒャルト・シュトラウス
●「どれほど優れた技量を持っていても、霊感を受けていなければ、いかなる作品も短命に終わる」。

◆ジャコモ・プッチーニ
●「作曲する者は、研鑽を積み実戦を通して、自らの技巧を磨き上げなければならない。だが、神の助けがなければ、永遠の価値を持つものなど何も書くことはできないだろう」。

「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_1683915.jpg◆ワーグナー(エンゲルベルト・フンパーディンクのメモによる)
●「あの恍惚状態にある間、私の感覚はとてもはっきりしている。この状態は、真の創造的な活動すべてに不可欠なものだ」。
●「創造するのは意志の力ではなく、空想する力だということだ。私は心の眼を通して、自分の楽劇を演じる男女の主人公の姿がはっきり見える」。

◆マックス・ブルッフ
●「この曲の最も美しい旋律は、夢の中で現れたものだ」。

◆エドヴァルド・グリーグ
●「故国の山々やフィヨルド、芳香漂う松の森が、私には常に霊感の大いなる源泉だ」。


どうだろう、特にブラームスの言葉は圧巻だ。
「高次な宇宙的な霊気を感じ」とは、まさに高次元意識からのダウンロード、ある種のコンシャス・チェネリングにほど近い状態だ。だが、それは波動なので瞬時に翻訳して三次元化して記録しないと、すぐさま失われると言っている。
もちろん、「作曲する者は、研鑽を積み実戦を通して、自らの技巧を磨き上げなければならない」。そんな創造の極限のぎりぎりの果てに、ときとして天からインスパイアーされる直感的霊感的な輝きがやって来るという、それを掴んで自分の技量によって作品化が出来たとき、はじめてこの世に残されるものとなるということだ。

その現場というのは、えてして、既に芸術家として大成して安住の地として選んだ場に、この天からの啓示に見合った波動の高さを持つ場であることが多いところから、創造者の家という場に注目しているということなのだ。
波動が降りやすい場、光降る場とは、地上においてそうはない希少な場で、そこを見つけられる感性と直感力があり、しかも、天の導きがあってこそ、その場へ住まえるということになる。それらすべてが相成り奇跡は生まれ、この地上に天界の光が降ろされていくということを証明していることだろう。
それだけに、生み出された作品はもとより、その背景や、場というものの重要さを私は言っている訳である。
尚、ブラームスはこの言葉を死後50年が経つまで出版してはならないと言い添えている。それほど時代を先んじた、今で言うスピリチュアルな意識の体現者だったことをあらわしている。


「大作曲家が語る 音楽の創造と霊感」:ブラームスはこう語った。_a0282620_1552415.jpg

by martin310 | 2014-07-09 16:22 | スピリチュアル
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