予定しているキャンプスケジュールの空きの週には、日帰りのプチ・デイキャンプならぬ、お出掛け野外ランチにしようと本栖湖にやって来た。
誰もいないひろーい湖畔なら、やはり以前にも“湖畔でコーヒータイム”をやった竜ヶ岳直下の南東の岸辺に限る。
この日は晴れて風がけっこうあったので、本栖寺前の湖面には、ウィンドサーファーの帆がいくつも勢いよく湖上を走っていた。だが、この岸辺には見渡す限り我々だけだ。
湖の水際のすぐそこにランチの場をしつらえた。
とはいっても、グランドシートを敷き、その上に銀マット、さらにその上にピクニックシートを敷いただけの席である。下が砂利なので、さらにエアマットを敷いて座ったが、折しもの陽光でまさに野天である。
本当は日除けにタープを三角間口に張ろうと思っていたのだが、出してみると強い風に煽られて張れるどころの騒ぎではない。暴れるシートを二人でおさえるだけでも容易ではないほどだった。
これは無理と諦め、陽は強いが気温は涼し気なので、このままオープンエアーにした。
メニューは、簡単に短時間で出来、しかも持ち物も少なくすむようにサンドイッチにした。家で作って持って行けばと思うが、そこは現場主義・・・。この場で出来立てを戴くのがおいしいので、やはり材料持参でこのミニテーブルの上でちょっと調理だ。

だが、風はタープだけを煽るのではなく、パンもレタスも飛ばしてくれる。おちおち上に重しでもしていないと、とたんに砂利の上である。
なので、仕上がりの奇麗さなど考えておれず、とにかく早く上に乗せて、はい、出来上がりで食べないといけない。
こうやって眺めると、なぜかお茶席の野点(のだて)のようだ。湖を前にお茶をたてるではなく、野菜をパンで挟んでいる・・・。

お後はいつものコーヒータイム。
風防も飛ばされるので、ミニテーブルにガムテープで固定。それでも強力バーナーなのでお湯はけっこう早く沸く。
ミルで豆をガリガリして、ドリップ・・・。
あまりにおいしいいので、おかわりだ。
で、またひたすらガリガリガリ・・・。
ワンコも風に吹かれて心地いいのか、辺りを見まわしながらたそがれている。
毛皮を着てさぞ暑かろうに、そういうワンコにも湖畔の風は涼しいらしい。
けっこうおしりをついてじっとしていることが多い。
風に毛がたなびいて、ときどきライオンになる。
ああ、こんな雄大な景色を前に、独占的にランチタイム。
なんと贅沢なことだろうか。
湖は海や渓流と違って、ほとんど音がない。しずーかな湖畔だ。
さすが標高900メートルの高原の湖だ、陽が翳ると風は冷たく感じる。下界は夏日でこんな炎天下でランチなんて考えられないが、ここでは快適だ。
だが、そうやってのんびり食後のひとときを辺りの景色にぼーっとしていると、なにやら腕がじりじりしてきた。そうだ、赤くなって見事に日焼けだ。
初夏の紫外線をいっぱい肌に吸収して、夜は風呂に入るとひりひりする始末。やはり、日除けは肝心だなと後のまつり・・・。
このあとは湖畔サイクリングに。
つづく
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