2月ももう後半に入ったが、ガーデンハウスはまだまだ完成までの道のりは遠い。
毎週の休みをフルに使って製作に励んでいるが、一日、二日で出来る仕事量は目に見える進展としてはさほどでもない。
それでも大分日が長くなったので、午後の時間を少し延長できるようになったのはありがたいことだ。
最後の片付けも、陽が沈んでから始めても、まだワンコの散歩時間を取れるまである。
西陽の輝きが際立った頃、大瀬崎を望む海の景色を見ながら、製作作業を終えようと、散らかった道具類の片付けや木屑の掃除などに取り掛かるのだ。
このような好きなことに没頭している時間は、いつになく短く感じるものだ。できれば毎日、完成できるまで続けてやってしまいたいが、時間切れの夕が迫ればまた、来週までしばしの封印となる。
ただ、週ごとに出来上がっていく過程を眺めながら、また季節の移り変わりも肌で感じながら、物づくりに励めるのは実に幸せなことだ。
自分のイメージしていたものが、自分の手を経て実物になっていくプロセスは、まさに創造の現場そのものを自分自身で感じられるものだからだ。
おそらく完成を喜べる頃には、庭の色にも緑が目立つようになるだろう。真冬の最中に、寒風に吹かれながらもめげずにここまで続けて来たのも今までにないことだ。それだけ、製作期間が長くかかる最も手が掛かった小屋作りなのだろう。

さて、実際の製作段階は、ドアの小窓を組み立てて、ドア本体に組み込むところからだ。
5ミリ厚のアクリル板を窓枠に入れ込んで、さらにそれを囲む縁に入れ込む。いずれもきちきちの寸法で作っているので、プラスチックハンマーで叩きながら入れ込む。
見事、予定どおりドア本体にもうまく入って、あとは十文字の格子を取り付けた。

そして、ドアに取っ手やヒンジやフックなどのアイアン類を取り付け、ドアを止める“真中三角戸バネ”を組み込む。
このローラーキャッチや蝶番は、取り付け部分を掘り込む必要があるので、細工にはけっこう手間がかかる。(ノミと隠し技の彫刻刀を駆使して浅溝を掘っていく)
それも一度取り付けるともう修正はきかない。木ネジの穴位置も一発で決めないと、もう直しは出来ない。なので細心の注意を払って位置決めをする必要があるのだ。
ドアと枠の隙間は、天地左右それぞれ5ミリづつあけたが、見事蝶番で取り付けた際、うまく平均に収まった。
ドアの開閉はスムーズで、懸案の破風板との干渉もなく、大きく開くことが出来る。
室内からドアを閉めた状態はこんな風に見える。
ドアまわりのカバーボードから、ドア枠、そしてドアの押さえの枠など、何重もの構造的な重なりがけっこう深い重厚なイメージを作っているようだ。
それに、ちょうど小窓の向こうにミニログのアボガドグリーンのログ壁が見えるので、ホワイトとグリーンのコントラストもいいようだ。
ドアの次は窓の造作に入る。
既に窓枠や格子のパーツは裁断し、溝も掘って塗装している状態だ。
窓が取り付けられれば、その上に鎧戸を作ることになる。
この鎧戸のある窓風景が、今回のガーデンハウスの肝でもあり、自分で作り、その出来上がりを一番見てみたいもののひとつだ。
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