先週、枕木の腐食防止にとアサヒペンの“防水塗料”を一度塗りしておいたものを、今週は、さらにもう一度重ね塗りして、厳重な防水皮膜を作っておこうということに。
この無色透明な防水塗料、二度塗りしてみても、特に見た感じは防水膜が覆っているようにはまったく見えず、単に木材保護塗料のブラウンが塗布してあるようにしか見えない。
実際、どれほどの効果があるのか、今のところは皆目わからない。
それにしても、この防水塗料、液体に伸びがあって広く塗れるというわけでもなく、案外値が張るので、どうもコスト的には元々の木材保護塗料のいいものを塗っても同じなのではないかと、少々計画倒れの感が否めない。
見た目にも、はっきり堅牢な皮膜があるようにも見えず、本当にどれほどの防水効果が持続するのかもやや心配になってきた。
まあ、今回はもうこれで行くしかないのだが・・・。
さて、10本すべての枕木の防水加工が終わったので、いよいよ実際に新旧枕木の交換作業に入ることに。
まずは埋め込まれた古いものを引き抜くところから。
これは特にモルタルで止めているわけでもなく、単に土に埋め込んでいるだけなので、まわりの芝をよけながら引き抜くだけで取れて来る。
引き上げて裏返すと、なんと原型を留めず、随分と痩せ細っているではないか、これが6年の月日の経年の結果だとは。
やはり、地面に埋もれて、常に土に接触し、水気に覆われているということは、まさに腐食菌の餌食となるのである。
これに対抗して、補修期間を延ばそうというのだから、なかなか相手は手強いこと必至だ。
▲作業経過順に、
まず一番上の画像は、下が古い枕木、上が今回のもの。
サイズが一回り違うので、あれっと思ったが、どうやらやや収縮しているようで、基本、元のサイズは同一だったようだ。
次に、古い枕木を取り去ってみると、
腐食して分解された木片が散乱し、地面はじめじめしている。
土を踏み固めて、さらに路盤材を入れて少し底を嵩上げする。
これは、まわりの芝生に目土を入れて、地面のレベルが少し上がってもいいようにするためだ。
水平器で再度、水平を取りながら所定の位置に埋める。
▲今日のところはまず半分の5本まで埋め込んだ。
やはり新品はきれいだし、足で踏んだ感じもしっかりしていていい感じだ。
これなら、ある程度の月日が経過して、またテスト的に引き抜いて裏側の状態を点検できれば、再塗装のタイミングもわかるし、その方が効果的ではないだろうか。
▲そして、引き抜いた古い枕木をどうしようかと思ったが、腐食は進んではいるものの、まだ使い道があるのではと、こんな庭の下段の土留め或いは、通路としてのステップに使ったらということに。
表側はそれほどの損傷がないので、案外、いい感じで使えそうだ。再利用すればまだまだ役に立ってくれる。
残りあと5本、もう少しでこの作業も終えることができる。