5月も後半に入り、気温もぐんと上がって、我が家の庭の植物たちの成長の度合いにも拍車が掛かって来たようです。
全体の背丈や、緑の量感が日毎に増えていって、みるみる鬱蒼と繁って来ている感を抱かせます。
花の数はまだまだちらほらですが、この先の自分たちの花期に合わせて順調に準備を進めているようで、これから初夏から秋口にかけて、続々と開花する花たちが目白押しのはずです。
なにせ、咋秋にかなり拘って花苗を、もう植える隙間がないほど相当多く植えた手前、その結果を期待せずにいられないからでもありますが・・・。
毎日、朝夕に庭を巡っては、その変化を愉しみ、なかでも、気づかないうちにこんなところにこんな花が・・・、という発見に驚きながら、お互いが見つけた花情報を交わす毎日となっています。
ですが、そんなけなげに咲いている花たちの鑑賞者は、住人の二人だけに限られ、ほとんど他者の目に触れることもないのがちょっと気の毒な気もしています。
散歩の人は興味がなければ、庭を覗くこともなく通り過ぎ、声を掛けてくれる人でも遠目に眺めるだけでそれ以上でもありません。
用事で訪ねる近所の人でも、かなり同じ趣味でない限り、「きれいにしてますね」で終わってしまうのが常です。
花たちだって、ほんとうに好んで見てくれる人にじっくり見てほしいだろうし、最高に美しい時期はほんのわずかなあいだだけの儚い命なので、せっかくのものを大事にしたいと思うのは、庭主の勝手な思いでしょうか。
まあ、そうなんですが、やはり自分たちだけで終わってしまうのは、あまりにもったいないという思いから、その花の一番いい姿を写し取って、ここに載せておくことで少しでも花たちのへの返礼になればと、思ってしまいます。
そんなわけで、いくつかを・・・。