梅雨寒の日が続き、これが梅雨特有の時節かとあらためて感じる今日この頃。
それまで空梅雨のような気候が続いていただけに、いっそう梅雨の鬱陶しさがつのるようだ。
休みの日には、やらねばならない外仕事が目白押しなので、どうにか晴れ間をとネットで天気予報ばかりを開いて見る始末。
でも、こと梅雨の時期となると、その予報も刻々と変化して、いったい本当はどうなのかと、疑わしげになる。
傘マークが付いていると、余計に作業の予定が狂うので、予報の動向ばかり気になってしまう。
実際、その日になっても、予報と実際が違っていて、一日曇りと表示されているのにもかかわらず、すでに雨が落ちているという…。
過ぎた時間後、表示が差し替えられていたりして、これでは予報ではないではないかと、もはや自分で雨雲レーダーから予知する方が得策という結果に。
とはいえ、どこかへ旅に出るのに天気を見るのはいいとしても、家での作業をこなす為となると、そう楽しみが動機にあるわけでもなく、ただ、やっておかないとその先、旅にも出れないというねばならい的なもの。
空の様子を望みながら、片付け時間も考えながらの作業は、なかなか捗るわけもなく、雨が落ちて来ればまた、落胆しながら効率の悪さに空を仰ぐのである。
でもやっぱり、この時期、快晴の空が広がるときは、ことのほか気持ちがいい。
庭の花たちの顔ぶれも変わりつつ、緑の濃い庭の中にいると、光の美しさに目が奪われる。
ああ、しわあせなり…と、しばしぼーっと木漏れ日の動きを眺めるのである。