このところ、休みとなれば、炎天下での庭作業に没頭と、かなりストイックな夏を過ごしていましたが、そろそろ痺れを切らしたように、1日くらいはどこか涼しいところへ久し振りに行ってみようということに…。
そこで、日中の気温が24~25℃という、八ヶ岳高原へ日帰りで出掛けてみることにしました。
野辺山から国道を離れ、ぐっと山裾を奥に入った海の口にある「
八ヶ岳高原ロッジ」は、お気に入りの場所だけに四季を通じ何度となく行く場所ではありましたが、近年は車中泊旅が主体になったこともあり、少し足が遠のいていたようで久し振りの訪問となりました。
公式サイトによると、「
八ヶ岳高原ヒュッテ」が、リニューアルオープンでいろいろとイベントを開催中の模様。
https://www.yatsugatake.co.jp/topics/hut.pdf普段、外から外観しか見られなかったヒュッテの中に、このときとばかりは中に入れるようなので、余計に今を逃さず行こうということに。
家を出る前から汗だくで、行く先々で気温は30℃を優に超す日。決して車のエアコンを切る間のないくらい、陽炎の立つ灼熱の甲州路を行きます。
こんな暑さのときは、アスファルトも高温になり、わんこの肉球が焦げるような勢いです。
なので、ちょっと辺りをお散歩させるのにも、日影の続く小道を見つけて漸く歩かせることが出来るほどです。
真夏でも毛皮の脱げないわんこにとって、この暑さはとても過酷です。
さて、本当に現地は涼しいのでしょうか?
ヒュッテの駐車場に降り立ってみると、ほう、やっぱり本当だった。
涼しい…。
気温25℃。
アスファルトも曇りなので熱くない。
わんこは大喜びで自由に動き回る。
「八ヶ岳高原ヒュッテ」と言えば、かの名作TVドラマ、「
高原にいらっしゃい」の舞台になった場所。
その記憶は消して脳裡から消えず、帰ってからYouTubeでまたも探して観てしまうほど…。
やっぱり、当時のこのドラマ、実に味わい深く良質な作品です。
それに、まだ周りの森がこんなに成長していなかった頃の風景は、なぜかとても印象的で余計に郷愁のような懐かしさが湧いて来ます。
ヒュッテの建物の中に、このまさにドラマとその時代が封印されているようで、何度来ても感慨深いものがあります。
ヒュッテをあとにして、そこから別荘地内を少し上ったところにある「
美鈴池」にも行ってみました。
ここも来たときはいつも寄る、定番の場所です。
標高1633メートル。
数字だけ見ても、涼しさを感じるほどですが、ほんとに涼しいのであります。
こんな夏の行楽シーズンにもかかわらず、人っ子ひとり居ません。
池のまわりの周遊道を歩くことに。
わんこはいつになく脳が活性化して、歩く気満々です。
こういう自然のいっっぱいな、波動のいい場所は物凄く元気です。
野生の本能が呼び覚まされるせいでしょうか。
あいにく、うす曇りの日だったので、遠くがガスっていてここから見る八ヶ岳の山容は望めませんでしたが、一時の高原の清涼感に浸れてとても爽快な気分になりました。
また、紅葉の季節に訪れてみたいと思います。