生垣の代わりに植えた、10本のコニファー(ゴールドクレスト)の下枝を鋸で落としました。
成長力が物凄く、毎年、みるみる背丈が伸びて仕方がない、このコニファーを道路との敷地の境界線に植えてから、早くも8年。
余りに高くなった樹高を抑える為に、背丈を3分の2ほどにカットしたのは2年前の真夏でした。
そのとき、内側の膨大な量の枯れた葉を手作業で除去した、あの夏の暑さを思い出します。
今年も、そんな同じような酷暑の中、樹形が上に伸びて、下方の無駄な枝が目立ち始めたので、これを剪定することに。
コニファーは、無作為というか、まったくランダムに、数も形も位置も伸びた枝の先にある若葉の集合で全体の円錐形の樹形をかたちづくるので、その下方の枝を取ってしまうと形が崩れる恐れがあるために、今まで残してあったのですが、それも枯れが目立ち、樹形に意味をなさなくなったので取り去ることにしたのです。
するとどうでしょう、自作の白いガーデンフェンスがすっきりと隠れずに姿を現し、さらにフェンス越しに中も外も見通しがよくなり、意外に開放感が出るようになりました。
風通しもよくなり、なにより、道路側から庭の中の様子がよく見えるようになったのがいいようです。
せっかく艶やかに咲き乱れているバラの姿さえも、今までは外からは目に入ることはなかったのですが、これで散歩する方々の目に入れやすくなったかもしれません。
でも、山の上の我が家、道を歩く人もほとんどいないのですが…。
少なくとも、樹に覆われて庭の中がまったく見えなかった今までよりは、オープンガーデン感は増したように思えます。
やはり、庭主からすると、花の最盛期に誰の目にも入れてもらえないのは、花たちにも気の毒で不憫な気がしてならず、それに本人にとっても張り合いが持てないのも確かにあるものです。
庭の状態がいいときは、やはり他の方々にもシェアしたい気が起きるもので、そうでない、荒を見せたくないときの気持ちと裏腹に、そのときどきの勝手な気になるものです。
いずれにしても、このコニファー、このまま樹高も伸び過ぎ、幹も太くなり過ぎる今、そろそろ放置するにも限界が来て、伐採を考える時期も迫っているので、この庭風景も貴重なものになりそうな気配です。
来年、もしくは再来年には皆伐の危機が訪れそうです。
外から、庭の様子が垣間見えるようになりました。
玄関前のデッキにわんこが居るのも見えます。
風通しよく、光もよく入るようになりすっきり感が違います。
刈り落とした枝の山はこんなてんこ盛りに。
夏の剪定作業、まだ続きます。
夏の空から少しずつ秋の気配に変わっていきます。