快晴の正月３日・・・西伊豆の海へ行く。

伊豆の山の上にある我が家近辺では、いつもにも増して、しーんと静まり返った正月独特の静寂な時間が流れていました。
森の中に点在する家々は、人の気配はありながらも音はなく沈黙しているようです。
正月特番の大型画面の前でひっそりと過ごしているのでしょうか。
それにつけ、じっとしていられない我が家の住人は、暮れからずっと毎日、庭に出ては剪定や修復作業に勤しんでいました。
元旦だって早々と外に出ては、ちょっと遠慮気味に音のしない作業をやり、２日にはもう痺れを切らしてスライド丸ノコなんぞで板を切ったりしているのですから、暮れも正月もないのと同様なのです。
それも正月３日ともなると、ちょっと気分転換に近場にでも行ってみようかと、いつものショートドライブコースの西伊豆までの海岸線を走ってみることにしました。

写真は伊豆半島の右肩の方にある天然の良港―戸田港です。
この日は漸く一日よく陽が照ったまさに快晴の日で、海の景色も爽快にきれいに見えました。
この右巻きの岬の先辺りをワンコと歩きます。



湾内には操業が正月休みだからなのか、いつになく大型船も停泊しているようです。
それにしても、暖かな伊豆の午前…、のどかな風景に心も沸き立ちます。
こういうゆっくりした時の流れにいる幸福感っていいですね。




カッティングシートによるステッカーチューンで、ほんのちょっと趣を変えたような…。
もっと遠出した旅先の風景の中の方が、イメージに合うかもしれない。



戸田港の御浜岬公園の砂浜。
内海なので、まるで湖のように波静かです。



ワンコは砂地のやわらかい感触が大好きらしく、粒子が細かくてさらさらした砂の散歩道がお気に入りのようです。



波打ち際・・・といっても、ほとんどかすかに寄せる小波ですが、それによって出来た砂と水の織りなす不思議な模様です。



限りなく透き通った海中に光が射してとてもきれいです。
夏場は“みはまビーチ”という海水浴場になるほどなので、泳いだら気持ちよさそうです。



岬の先端にはもう水仙が咲き誇っていました。
辺りには水仙の花の独特な香りが漂っていて、早い春を感じます。



そして、海辺のお散歩の後は、車内昼食の時間です。
スーパーの弁当でしたが、やっぱり材料を持ち出し、餅を焼いて、雑煮の車中飯の方がよかったかも…。
灯台近くに停めて、ちゃぶ台スタイルで車内でいただくのも、なかなかおつなものです。
暖房しなくとも、温室効果で車内はとてもあったかでした。