【NV350キャラバン】 キャンピングカーへの道[21] キャラバンにダイネッ ト（テーブル＆シート）を設置など。

キャラバンをベース車にしたキャンピングカー製作は、もうあと残りわずかの作業となって来て、室内はほぼ完成域に入って来ています。
作るべき大掛かりなものはもうすべて作り終えていて、すでに室内装飾に手を掛ける段階になっています。
ここまでになると、あれやこれや、飾り立てるものが増えて来て、いかにシンプルにすっきりしたインテリアにするために、どれを取って、どれを諦めるかの選択になって来ます。
何事もやり過ぎは禁物と、自らを戒めながらアイテムを絞ることに専念…。
まあ、それもまさに終わりが間近という余裕が見せるもので、なんとかラストに辿り付けそうな安心感を感じているところです。



前回細工は終わっていたトイレルームに、ちょっとアイポイントとなる飾りの品を置きました。
小さな棚にフェイクフラワーと花瓶。そして小さな小船。さらに、壁にはドライフラワー。
小用のために篭るこのミニマムな小部屋に、さらに居心地のいい空間の味を加えてみました。



ズームアップしてみると、こんな感じに。
フェイクフラワーとミニシップ、それに真鍮のペーパーホルダー。
こんなものに目をやりながら、停車している外の景色を眺める。
行く先々で変わる外の光景で、またこのトイレルームの趣も変化することでしょう。



そのトイレルームのドアに、さらに太陽さんのオーナメントが追加されました。
これも「トイレット」のサインプレートだけではどうも物足りないという思いから、またもネット上を探していてたまたま見つけてしまうのですから不思議です。
しかも、現物を取り付け場所にあててみると、なんとジャストに隙間にぴったり入るという…。



で、これがバックドアを跳ね上げて見える光景です。
トイレルームのドアを開けたままにすると、このように奥の室内は見えずに、全体が一体感のあるウッディなルックスになります。



運転席に左腕用の肘掛を作成しましました。
右腕用は、すでに既製品のドア取り付け用のものがありますが、左右にあった方が楽と思い、角材にウレタンスポンジを巻き、シートカバーと同色のブラックのレザーでカバーして自作しました。
背面の仕切り壁にＬ金具で取り付けあるので、まったくぐらつきません。
そして、その向こうの中央の補助座席にあるのは、ワンコ用のシートです。



これがワンコ用の着座台。
合板にウレタンスポンジを巻き、レザーでカバーして作りました。
実際にワンコを乗せてみましたが、けっこう大きさには余裕があり、ここで座ったり、寝たり出来そうです。
外を見たくて仕方ないお犬様のいい玉座になりそうです。



これは移動式の椅子兼、収納箱です。
けっこう大きめに作ってしまい場所を取りますが、中にはいろいろと物が仕舞えるので便利なものになりそうです。
使わないときは、テーブルの下に移動したり、夜はベッドへの昇り台になります。



このようにクッション部分の蓋を開けると、大容量の収納力があるボックスになっています。
容量はざっと80リッターでしょうか。



テーブルとシートはこんな感じで、トイレルームと面一の幅にしてあり、真ん中の通路がとおりやすくなっています。
もちろん、このシート下も収納になっています。
テーブルは取り外し可能になっていて、いらないときは外せば広々としたリビングになります。
シートは、低反発のウレタンスポンジ（50ミリ厚）を２枚重ねにして100ミリ厚にし、デニム調の合皮レザーでカバーして作りました。
背もたれは同様に１枚（50ミリ）にしてあります。
テーブル板はパインの集成材で、支柱は丸棒でいづれもブライワックスでオイルフィニッシュしています。



ダイネットあたりから後方を見るとこんな感じで、トイレルームのドアを開けておけば、バックドアを開けても目隠しになります。
トイレルームには、ワンコのトイレも置いておくので、自由に行けるようにいつも開けておくのがデフォルトになります。



ベッドはここで、窓辺なので外が眺められます。
もっとも夜はシェードを付けるか、カーテンを閉めるかするので、見えないのですが、日中の昼寝はいい景色を眺めながら寝られます。
壁にあるペナントは、何となく思いつきで探していたら、ちょうど見つかったものです。



電飾も一応取り付けて、バーライトもあり、ダイネットは割りと明るい場です。
この室内、全体にマリンイメージを基調にしようと考えていたので、壁面の絵も灯台にしました。しかも珍しい赤い灯台。
これはネット上にあったものをプリントアウトして、ダイソーの額に入れたものです。



こうなるとかなり家感が出て来て、不思議とこの中に居るとゆったりくつろぎたくなる衝動にかられます。
外の天候によって光の射し方が変わると、また室内の雰囲気も変わり、様々なシチュエーションに変化するので、余計に長居したくなります。
この部屋のまま、いろんな場所に移動して、そこでまた外の光景の中でこの部屋が浮き立つと思うと、なんだかワクワクして来ます。
まさに移動する「家」ですね。

残すは、カーテンの取り付けとソーラーパネルの設置と配線です。


-つづく-