キャラバンにサイドオーニングを取り付けた。

キャンピングカーにはサイドオーニングが付きものですが、実際、我が家の場合は、まず、オーニングを開くようなシチュエーションになることはないと思っていました。
つまり、車中泊中心で、しかも各地の道の駅を定宿とするスタイルでは、オーニングを使える場所はほぼないに等しいので、必要なしと思っていたからです。
ですが、しばらく遠ざかっているキャンプシーンや、または、河川敷や浜辺など、ちょっと外でゆっくりしたいような場合など日陰ができるオーニングがあれば…、と思うようになり、ネット上であちこち安目のものを探すこととなりました。

そこでamazonで格安のオーニングを見つけました。
といっても、ハンドルを回して自動的に開くような高級な代物ではなく、すべて手作業で張るような簡易的なタープですが、取り付けたままカバーで覆われているので、使い勝手はまずまずなのではないかと、これに決めました。

DANCHEL OUTDOORの車用サイドオーニング【2.5x3m】です。
広げれば、こんな具合になりますが（ネット画像より）、まだ一度も広げていません。（笑）

もちろん中華製なので、堅牢度や耐久性は未知数ですが、レビューではまずまずのようで使えそうです。

中国から航空便で約１週間ほどで届きました。（これで送料無料とは驚きです）
長さが２.５メートルで重量は１.２キロあります。
これを既存のルーフキャリアに取り付けるのですが、なにせすでにソーラーパネル用の木製のフレームが載っています。
キャリアのバーになんてまずもって取り付けは出来ません。
試行錯誤の結果、キャリアの４つの脚の内２個にボルト穴を開けてボルト＆ナットで固定する以外にありませんでした。
で、早速、L金具をあてて位置をマーキングし、ドリルで穴開けをしました。



ルーフキャリアには、ソーラーパネルのほか、FMアンテナのバーまで取り付けてあります。
それを回避しながら、ルーフに近い位置にうまく配置するように工夫しました。
L金具の出っ張りで、このアンテナの支柱との干渉もなく、うまく避けることが出来そうです。



L金具は、オーニングに付属して来たブラック塗装の頑丈なものと、もうひとつ余って物置に在庫していた自前のものをボルト＆ナットで連結して使います。
自前のL金具は無塗装なので、マットブラックに塗装しました。
ボルト＆ナットはステンレスのものが余っていたので、それを使います。
さて、思惑どおりうまく固定できるのでしょうか。



固定金具２個を取り付けた後、アンテナの支柱に干渉しないか検証します。
うまくあたらずにオーニングを取り付け出来そうです。
ただ、２.５メートルもの長物をこの間隔の狭い２箇所のL金具で保持するので、ちょっと強度が心配ですが…。



オーニング本体を左右２個づつのボルトで固定しました。
手が入らない狭い空間で、緩み防止機構のあるナットを回すのに、ラチェットは無理で小さなスパナしか使えず、なかなか時間のかかる作業でしたが、無事、取り付け完了しました。
ルーフのボディにもぶつからず、なかなか丁度いい位置になったと思います。



全長２.５メートルの長さは、ほぼルーフキャリアと同じ長さで、違和感なくまとまったと思います。
同色のブラックなので、ほぼ一体化していて、案外オーニングがあるのがわからない感じに見えます。



サイドから見るとこんな感じに仕上がりました。
さてそこで、ふと、考えました。
未だ、実際にオーニングを伸ばしてみるような場所がないので、完成図がわかりませんが、なんと、このオーニングの高さ、手が届かないのに気がつきました。
キャラバンのハイルーフの屋根よりも高い位置とは、長身ながら手を伸ばせば手の先が届きはするものの、中からタープを取り出して伸ばすような行為は全然無理とわかりました。
なんてこった、そこで、小さな踏み台が必要となりました。
折り畳みの小さなものでも装備しないと、作業出来ませんね。



キャラバンのルーフ上は、こんなふうに前面にアクリルの自作フェアリングスポイラー、ルーフキャリアにソーラーパネル、マックスファン、FMアンテナ、それにこのサイドオーニングと、かなりにぎやかなものになりました。
英文文字のDANCHEL OUTDOORのロゴが新たに加わりました。

さあて、実際に使い勝手はどうなのか、早く本番で検証してみたいものです。