近所の人に、思いがけず「カフェはじめたんですか?」と言われ驚きました。
単なる日除けを設置しただけなんですけど、見ようによってはカフェっぽくも見えるのかも?
連日の至上稀なる猛暑の連続で、駿河湾を望む西向きに建つ我が家は、容赦ない西日に午後は晒されます。
そのため、リビングの窓側の壁全体が物凄く熱を持って、室内温度も急上昇します。
そんな環境下でワンコも夏バテ気味で、エアコンの冷却と西壁の高温との相克の中、たいへんな思いをしているようです。
そこで遂に、決死隊が大型日除けの設置に動いたのです。

市販の日除けやシェードでは、なかなかこの場の取り付けに合いません。高さも幅もあるのと、固定の仕方にも問題があります。
そこで、自宅の外壁塗装用に在庫している単管パイプを使い、遮光の幕を張ることにしました。
と言っても、実はこれ、キャンプ用のタープなんですけどね。
一応、UVカット度の高い「Quechua」の「FRESH」とかいう安いタープで、もうキャンプ自体ほとんどしないので余っていたので、これを二つ折りにして使いました。

単管パイプは、4mが4本、3mが3本、2mが1本で、直交と自在のクランプで組みました。まあ、造作は簡単なんですが、地面が平らではないのと、庭の障害物があるのできれいに角度を揃えるのは出来ません。
タープの幅はちょうどよかったのですが、丈は1枚ものにすると下まで隠れるので、二つ折りにするしかなく、家との大きのバランスはよくはないようです。
でも、UVカットの生地が二重なので、充分な遮光が出来るようで、太陽の輻射熱の遮断にはかなりの効果があります。

リビングのこの大きな窓を日蔭に出来るのは、もう実に大きなことです。今まで、どれだけ西日にやられていたことでしょう。
室内でロールカーテンや布カーテンを降ろして防いでも、熱は壁全体から発するようで、かなりの暑さに見舞われていました。
でも、今や、これなら窓を開けて網戸でいることも出来ます。

一応、玄関デッキまでの通路になるので、パイプがそう邪魔にならないようにしました。もう少し、丈があるとかっこいいのですが、まあ、俄か仕立てなので仕方ありません。
最も、夏場だけの仮設日除けなので、涼しい頃になれば解体します。
そして、実際の室内の様子はというと、実に絶大な効果があって、今までのあの灼熱の午後がなくなりました。エアコンの効きも抜群になりました。

工事現場的イメージとカフェ的イメージの中間のように微妙なところですが、まあ、それでも「Quechua」のロゴがちょっとイメージをよくしているようですかな。
ちなみに日除けの下にはガーデンベンチがあるので、実際、お茶だってすることも可能です。
「CAFE」って看板でも付けておくかね、なんて話しています。
きっと近所の顔見知りの人だけは寄ってくれるかもね。とか…。
暑いけど。