
我が家の長期車中泊旅では、未だ見ていない日本の津々浦々を、のんびり下道ルートで巡って行くのが今のスタイルだ。
コースを決めるのは、全国道の駅マップとカーナビが主たるアイテム。
縦に長い日本列島のうち、まだ足を踏み入れていないエリアを中に方向を決める。
そのときに名だたる観光地は一応、頭をよぎるが、まず人混みを避ける習性から、近づくことはあってもその渦中に入っていることは滅多にない。
車道を車でトレースして行くのが主な旅行行為なので、自然、駐車休憩出来る道の駅から道の駅が道程の節目になる。
どの辺りの道の駅にするかで、移動距離の目安が生まれ、昼食地点、それに宿営地点、そのあいだにトイレ休憩地点などが決まってゆく。
こんな旅のスタイルが出来るようになったも、全国で千箇所以上の道の駅が存在するようになったお蔭だけれど、逆に昔のように電車と旅館の旅のように、目的地に滞在し、その周辺を観光して巡るということがほぼなくなった。
いわば全国を行って戻って来る周遊ルートとして、日本列島の中で一筆書きしているような旅のプロセスだ。
この一筆書きの輪郭線の車窓風景だけはぼーっと見ているが、その周辺の奥地へは、よほどの意欲がなければなかなか辿り着けない。
まあ、言ってみれば、自分でコースは選べるが、電車の先頭車両から風景を眺めているかのような旅だ。
で、走って移動ばかりしていると、まさにこの電車旅もどきになってしまい、現地の空気や大地に触れる機会すら忘れてしまいがちになる。
そこで、いい場所を見つけては車外に出るように心がけないといけない。
そんなとき、都合よくワンコの散歩やおしっこタイムがあるので、そのタイミングで出来るだけ現地のリアルに触れることをすることにしている。
帰宅して旅を思うと、もっと現場を体感すべきだと感じてならない。
遥か遠くへ行って来た感はあっても、どうも現地に居ての実在感にどこか乏しい気もする。
じっくり立ち止まって、現地を体験体感する充分な時間を取ることも、その旅の充実度を上げる決め手になりそうな気がする。

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