12Vクーラーの稼動テストなどなど。

4月の前半に12Vクーラーの取り付け作業をしましたが、それ以来、なかなかクーラーを稼動してテストするような気温の高い日がなく、ずっと稼動テストは持ち越していました。
それが遂にＧＷに入り、やっと25℃を超える日がやって来ました。これなら車内温度は日中、28℃くらいになりそうで、どうにか冷え具合を検証することが出来そうです。



ベッドの上の天井に室内機は取り付けましたが、意外にもそれほど危惧していた空間的な圧迫感はなく、安心しました。しかも、頭とは反対の足の向く方の天井なので、頭をぶつけることもなく、やはり、ここ以外に設置場所はなかったようです。



車内の温度は、27.1℃、外気温は23.1℃です。午後2時頃なので、もう少し気温は上がりそうです。
夏の30℃を超える暑さはありませんが、この室内温ではなかなか日に照らされた車内に籠もっているのは無理があります。



さてそこでクーラーを起動します。設定温度は、まあ、とりあえず22℃くらいにしておきましょう。風量は3で。
グーンと室外機のファンが回り始めたのがわかりますが、車内に居るとそれほど音が聞こえません。コンプレッサーが起動すると、ちょっと音が変わります。
冷風が出て、もう、それだけで涼しくなります。



このときの電力消費を見てみると、コンプレッサー稼動時には621Wが表示されています。700～800Wいくかと思いましたが、意外と省電力型のようです。



車外に出て、室外機の様子を見に行きました。なかなか勢いよくファンが回っていて、ちょっとエンジンかけっぱなしでエアコンを点けているかのような音量です。ただ、エンジン音はないので、ファンのサーっという音質だけが高く聴こえます。
コンプレッサーが回ると、低音も追加されます。
これは静かなところでは、ちょっと気になる音量かもしれません。道路の近くや、大型車がアイドリングしている場なら、ほぼ目立たないかもしれませんが…。



間欠的にコンプレッサーが起動します。オフの送風のときの消費電力は32Wしかありません。この間欠状態が連続するとなれば、消費電力は思ったより少なく、一晩点けっ放しでも460Aもあるサブバッテリーでは問題なく使えそうです。



車内温度は27℃から25℃くらいに下がって、実に快適な空間になっています。この時期では、これ以上下げると寒くてかえって不快になるので、このくらいがいい感じです。

壁面に、こんなものを飾ってみました。オリジナルのステッカーをプリンターで印刷して、それを100均のミニ額縁に入れてみました。
車中泊の旅の途上、出会った方への名刺がわりにと、一応、ステッカーを作ってみたものです。
画面の右下にはYouTubeのアドレスのQRコードがあるため、これを渡すだけで観てもらえるかなと、旅には持ち歩くことにしています。



それから車中泊の新アイテムですが、旅の途上、ネットでの調べ物やメールチェック、それにYouTubeを観るなど、今までは携帯のパケットを気にしながら使っていましたが、モバイルWIFIがあればと、やっと今回導入することにしました。
今流行のリチャージWIFIですが、バッテリータイプでないUSB接続専用のものにしました。これならバッテリーの劣化を気にしなくて済むので、車内のあちこちにあるUSBのジャックにつなぐだけなので簡単です。



さらにもうひとつ、USB起動のアクティブスピーカーです。Bluetoothスピーカーではなく、アナログのアンプ内臓SPです。
これ、思ったよりしっかりした作りで、音もなかなかのものです。なにせ、これが￥3000しないのですから驚きです。
旅の途上、スマホやタブレットの音を、もう少しいい音で聴きたいと思ったからです。



こんな風に、タブレットでYouTubeを視聴するとき、内蔵SPの音よりは遥かにいい音で聴けるのはありがたいものです。
ときに、スマホにDAISOのDAC経由でこれにつないだとき、驚くほど繊細できれいな音が出ました。車内にはオーディオシステムも装備していますが、それほど大掛かりでなく、ちょっと爽やかに静かに音楽を聴きたいときには重宝します。



さあて、車旅には最適な季節が到来し、さらに車中泊快適化グッズも揃って来たので、今まで以上に快適な旅が出来そうな気がしています。
それにしてもこれから暑くなる季節、今までのポータブルクーラーのいちいちの設置のわずらわしさや重さや音などの不便さを味あわなくて済むのは最高だと思います。リモコンひとつで涼風が出て、車内環境を快適に出来る12Vクーラーの存在は、とても大きなものになるのに間違いないでしょうね。