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伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」

新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」_a0282620_20381574.jpg

もう、かれこれ20年にもなるだろうか、アイヌの首領シャクシャインについて知ってから、ずっとその存在が気になっていた。いつかゆかりの現地に赴いて、その足跡を知ろうと思っていたのだ。そして、遂にそのときがやって来た。
「シャクシャインはシベチャリ川下流東岸、シベチャリのチャシ(砦)を拠点としていた(現・新ひだか町静内地区)」
ということで、北海道の北端、襟裳岬方面に位置する新ひだか町の真歌公園内にある「アイヌ交流文化センター」へ向かった。

この広い敷地内に巨大なシャクシャイン像が屹立していた。この立像にはいろいろな経緯があって、現在立っている新像以前にあった当初の旧像の方(天に杖を掲げているポーズ)が、自分的には会ってみたい像だった。いずれにせよ、この像、写真で見るより遥かに巨きく、迫力に圧倒される。



新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」_a0282620_20385686.jpg

シベチャリのチャシ(砦)があった場所がこの公園の端にある。展望の櫓の上から見た景色がこれだ。凄い絶景。シベチャリ川(静内川のこと)が眼下に流れ、火口すべてが眺められる凄い場所だ。ここがシャクシャインが拠点とする砦があった場所というのも、十分頷ける。この場所に立てたということと共に、この壮大な風景の一部になった感慨がひしひしと湧いてくる。



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これがアイヌ文化センターとシャクシャイン記念館。広い芝生の敷地の左手にシャクシャイン像が立ち、撮影地地点背後にシャチ跡がある。シャチの周りには、城のように浅い堀がめぐらしてある。アイヌ文化センターは資料館で、シャクシャイン記念館は当時のシャチの建物を再建したもののか、今は儀式を行う場のようだ。



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資料館内に入ると、アイヌの舟があった。木をくり抜いた丸木舟(チプ)と板綴舟(イタオマチプ)の大小の舟だ。その精巧な作りに驚いた。大きい方の舟は帆がかけてある大型で、板で組んだ船体だ。板どおしをロープで固定しているが、これで水が漏れないのだろうかと思うが、それなりの造船技術の賜物なのだろう。



新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」_a0282620_20451128.jpg

操舵に使う舟の道具類も皆木造だけれど、かなりのつくりだ。半円型のフレームなんて、どうやって木で作るのか、まったく作り方がわからないほだ。海での漁や交易の輸送などに使われたそうだが、手作業で造る舟としては、かなり大型で存在感がある。



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アイヌの家(チセ)が再現されていた。かなりコンパクトで機能的なタイニーハウスだ。もちろん、すべてが自然素材で出来ているが、敷物のゴザの織られた美しさは必見だ。壁に立ててあうものには装飾文様が織られてあって、かなりオシャレだ。外壁はカヤで作られているが、これと炉だけであの極寒の地で暮らせたのだろうか。



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四角い区割りで部屋に分かれていたりする。居間と道具置き場とを区画しているよう。ミニマムな家づくりで、相当な工夫が施されている。居することの基本を習うようで、まさにタイニーハウスの思想と同じだ。



新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」_a0282620_20343880.jpg

衣装デザインは、言うまでもなくその文様のデザイン性に圧倒される。完全自然界の暮らしの中で、こういう美意識と創造性を持っていることに尊崇の念が起きないわけがない。



新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」_a0282620_20335731.jpg

儀式の際に着る衣装なのだろうが、相当なデザインレベルの高いしろものだ。このまま現代のモードとして通用するのではないか。



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北海道はアイヌ語を基にした地名がほとんだ。どこに行っても、不思議な音の言葉と宛てた感じの面白さで際立っている。当時のアイヌの痕跡は、土地や建造物などにはほぼないけれど、こうやってかつて存在した軌跡を地名によっt残されていることに安堵感を覚える。この北海道の地名を読んでいるだけで、懐かしさとありがたさを感じる。このシャクシャインの地へ来てみて、思いがけずしっとりとしたアイヌの美意識の世界に触れた気がする。



by martin310 | 2025-07-11 06:01 | 車中泊の旅 | Comments(0)
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