伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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カテゴリ:車中泊の旅( 50 )

[車中泊] 渥美半島・南信州の旅より -3- ~旧木沢小学校へ~


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2晩目は南信州の遠山郷、道の駅「遠山郷」車中泊。
この晩は、完全孤立の我が家1台きりの宿営。
早々と付随する温泉施設かぐらの湯で入浴後は、車中で夕食を摂り、ひとっこひとりいない駐車場の隅で就寝。
またもや実に、10時間近くも床に入っていたという新記録。
もはや、車中泊の夜は、まるで子供のように相当な早寝になる習慣になってしまったよう。
それにしてもよく眠れるのだから不思議だ。


翌日は朝食後はさっそくに帰路に着く。
ただ、近くにある木造のあの懐かしい小学校校舎が残されているという旧木沢小学校に寄ってみることに。

一応、装備もつけずただカメラ1台を手に持って入っていったところ、中に入ればこれは撮らずにはおれない貴重な被写体ばかり。
古い校舎の窓から入る光と影のうつくしさ。
教室の中の様々なものの発する色彩の素晴らしさ。
古材の光沢とその深い味わい。
アンティークな味わいの様々な教材や道具類。
それはそれは動画の創作力を刺激されないわけのない世界がそこに。

カメラ機材を取りに行く間も惜しむほど、夢中で1台のミラーレスですべてを撮りに。
レンズもズームひとつで工夫もなく。
でも、この初見の驚きと興奮のまま、とにかく撮っていた方がいいと、やみくもにレンズを向けていた。


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**********************************



そして、旅から帰って2点の動画が出来上がった。

まずは、渥美半島、伊良湖辺りの海景を撮った走行映像。


「Seascape, & Light shines」
 -渥美半島&南信州の旅より-






もう1点が、

「懐かしい木造校舎の旧木沢小学校へ行ってみた。」
 - Kizawa Wooden School Building -






by martin310 | 2018-12-13 18:41 | 車中泊の旅 | Comments(0)

[車中泊] 渥美半島・南信州の旅より -2- ~田原城跡へ~

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▲田原城桜門


今回の渥美半島への旅は、ここ田原の地を訪れることが大きな目的でした。
それは田原藩士であり、画家でもあった“渡辺崋山”先生の故郷でもあり、臨終の地でもある場所なので、一度は足を運ぶ必要をずっと感じていたからです。

渡辺崋山なる人物とその作品を知ったのは、もうかれこれ二、三十年前になるでしょうか、その頃からずっと、このゆかりの地を一度訪れたい気持ちは内にあったように思います。
伊豆からはそう遠くない太平洋沿いの東海道の端にあって、日帰りでさえ可能でもある距離にありながら、なぜか未だに行く日を迎えていない、気になる地でした。

車中泊旅を続ける中で、その気になっているこの地へは、少なくとも今年中には行っておきたい気がなぜか起こり、サーフィンが盛んな渥美半島だけに、暑い時期を避け、寒さを感じる頃こそがベストタイミングと密かに12月に時機を期していたのでした。


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まずは、渡辺崋山の作品を収蔵する田原市博物館のある田原城跡へ。
田原の街並みを移動しながら、ここかぁと目に入ったのは、かなり立派な博物館の建物でした。
これを見ただけでも、田原の歴史のなにものかを感じたものです。


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作品を観ようと、記念館の入り口まで来たものの、ちょうど在郷の画家の企画展をやっていたので、入るのに躊躇し、崋山作品だけ観たかったもののそうもいかないようなので、今回はパス。
城跡を巡って、次の崋山先生臨終の地へ向かいました。


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それにしても、ここはかつての田原城の場内、二の丸に博物館は建っているのですが、ことに紅葉が実に美しい。
小さな城郭ですが、気品と格式を感じさせる雰囲気が漂っていました。


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城郭図を見て、はじめてこの階段下がかつての空堀だったことを知りました。
この上が本丸で、階段下の空堀のスペースは今は駐車場になっています。


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そして、歩いて「池ノ原公園」へ向かいました。
ここは崋山先生が自刃した幽囚の家があります。


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崋山先生像を遠くから見たとき、ぐっと胸がわななきました。
聡明で才知溢れ、その画才は天性の至高のものがあります。ですが、運命の重圧には生涯苦しめられた人生だったようです。


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そして、案内地図にあった墓地のある城寶寺を探し当てました。


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渡辺家の墓所へ辿り着くと、その前になんと待っていたようにカタツムリが…。
いったいどういう意味だろうか?カタツムリ。
崋山先生の悲哀を込めた何かを象徴しているのだろうか。
(もっとも殻を被ってのんびり移動する我が動く仮の家―タウンエースバンこそ、カタツムリなのかも?つまり車中泊の比喩だったりして…、そんなわけが?)


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by martin310 | 2018-12-11 11:59 | 車中泊の旅 | Comments(0)

[車中泊] 渥美半島・南信州の旅より -1-

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▲伊良湖岬に続く砂浜“恋路ヶ浜


12月だというのに、着るものがまったく季節外れと思えるほど、生暖かい風がビュービューと吹く日に、太平洋岸沿いにぐるっと走って、愛知県の渥美半島へ向かいました。


冬物を順に脱いで、遂には、Tシャツ1枚でもいいくらいなおかしな陽気の日に、これまた南国の風景のようなヤシの繁る渥美の地は、まさに季節のないまるで常夏のような暖かさでした。
確かに12月だと確認するほど、宛が外れた気候で、冬だというのに、終始車の窓を開けて、腕を出しながらの走行を続けるほどでした。

伊豆からは渥美半島へは、国道1号線バイパスをひた走れば、そう遠い距離の場所ではないのですが、遂に今まで一度も行くことなく、初の半島入りとなりました。


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▲表浜街道の伊良湖ビューホテル下辺りからの海景。
 (後景が鳥羽方面。三角の島影は神島)



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生まれて初めて、伊良湖岬側から神島の姿を見た。
学生時代に2度、神島へは鳥羽から渡っている。
そう、映画の「潮騒」、そして原作のそれの舞台として、電車を延々乗り継いで鳥羽まで行って、そこから定期船で島へ渡った。

神島漁港を右に、ニワの浜の海岸を左に目視できる。
若かりし頃に憧れた文学や映画の世界を、時を超えてまた別の場所から眺めるという、この島影に特別のものを感じたのでした。
まるで青春の1ページを遠く振り返る懐かしさで…。
「あの神島が今、あそこにある・・・。」



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この日の車中泊場所は、伊良湖岬のフェリーターミナルにある道の駅「伊良湖クリスタルポルト」。
その前に、ホテル「伊良湖シーパーク&スパ」の日帰り温泉へ。
調べると、渥美半島には温泉は湧いていないらしく、唯一、ここが内陸から温泉を運んで天然温泉として運営しているところ。
何でもないように見えるが、もの凄い風が吹いている。
でも、寒くなく、生暖かい風が…。



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そして、今晩のねぐらは、「伊良湖クリスタルポルト」。
と言っても、フェリーターミナルの広い駐車場で車中泊させてもらうだけなのだけれど。
海鳴りが聞こえ、相当、海は強風に荒れているよう。
風は海から容赦なく吹き荒れている。
夜中、一晩中、風に揺られ車体は揺り篭のようだった。

ドアを開ける度に、何かが風に飛ばされ、再三、走って必死に取りに行くはめに。
ツレのぬいだズックまで飛んで行く…。

この夜、ここにはあと1台キャブコンが停まっていただけで、他車中泊組はいないようだった。
その1台もまったく車からの出入りがなかったので、駐車したままフェリーで鳥羽へ渡っているのか?
結局、我が家だけ完ソロだった模様。

これほどの強風の中でも、まさに鉄壁の車の中。
ボディーで囲まれた寝床のありがたさや。
これがテント泊であったなら…。
想像したただけでゾッとする。
閉じられた空間で、人間とワンコは寝息の狂騒状態に。

ちなみに、深夜でも外気温16℃、室内は24℃で暑いくらい。
用意して来た冬用寝具類は棚の上に。
結局、夏掛けの薄い羽毛で寝るという。
間違って南国に来てしまったのだろうか?



by martin310 | 2018-12-07 14:15 | 車中泊の旅 | Comments(0)

[車中泊旅]晩秋の信州を行く。~東御・海野宿~

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11月も後半に入って、山に紅葉の彩が無くなる前にと、晩秋の信州に出掛けることに。
前回の旅と違い、3日の日程のうち、予報ではすべて快晴の秋晴れになるというので、この期を逃してはもうないと、八ヶ岳の裾野を走り、蓼科経由で東御(とうみ)へ入った。

一日目はまたしても移動のみとなって、実際の行動日程は二日目からと、距離はそれほどでもないのに、いつもどおり行き帰りで2日を要することになる。
日が短いこの時期は、午後4時を回るともう夕の気配になるので、その日のねぐらとする道の駅を下見し、夕食の場所や、それに日帰り温泉で一っ風呂を確保しておく必要があり、夕方はなかなか忙しいわけで…。

結果、一日目は、
○日帰り温泉・・・湯楽里館
○夕食・・・・・・道の駅 雷電くるみの里内 お食事処 湯の丸
○車中泊・・・・・道の駅 雷電くるみの里


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二日目は、道の駅 雷電くるみの里からほど近い、東御・海野宿へ、朝一で行ってみることに。

ネットで予め画像や映像で見ていたものの、実際はもっとリアルに、昔の宿場そのものがきれいに保存されていて、かなりの驚きと、歩いているとまるでその時代にタイムスリップしたような気分に。
今までことあるごとに近くを通過していたのに、まったくこんな町並みがあることを知らなかったという。


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ちょっと肌寒いものの、まだ観光客が来ないうちの街道は、とても静かでのんびり見物や撮影が出来、ワンコのお散歩にも最適な時を過ごせました。
それにしても、これだけの軒数が一堂に揃って綺麗に保存され、しかも住人がいて、そこで生活し、商売までしているなんて感心しきり。
いわゆる“重伝建”(重要伝統的建造物群保存地区)といえども、この地を守る人々の実情はけっこうたいへんなものではと想像するが。


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街並みを撮ってみると、大概がよくある横一列か、遠近法の一点透視図法的なありきたりな構図になってしまうので、なかなか面白みに欠けて平凡な絵になってしまう。
なので切り取り方を工夫したりするうちに、それにも飽きてきてしまい、案外、こういう場は終わってみるとそれほど撮り高が進まないという結果に。
いいようで、なかなか対象としては難しいもので、以下、記録として残しておこうという気に落ち着くことに。


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それにしても、「本うだつ」や「袖うだつ」、それに「海野格子」や「出桁」や「気抜き」にしてみても、まあ実に当時の職人の加工技術と、これを考案して設計デザインしたその感性や技能に、カメラのモニタを見ながらも唸ってしまうこと多し。
DIYの端くれをかじった身で眺めるからか余計に、到底、ひとつも作れない物凄い逸品ばかりに驚嘆する。


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そして次に行ったのが、「丸山晩霞記念館」。
ここで生誕150年記念の「美しき明治のみづゑ 丸山晩霞展」の会期中なのをネットで知って、是非ともと思い…。
以前から好きな水彩画家で、何度か作品を観ていたものの、この期の展示作品は普段目に出来ないものも多くあるようなのでと、この旅行きの目的のひとつとして…。


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「盛夏」1909年/丸山晩霞


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「春の村」1900年以前/丸山晩霞


丸山晩霞はこの地、東御の生まれで、明治の頃の信州の風景を多数描いていて、それはかの島崎藤村が「千曲川のスケッチ」で文章で描いてみせた風景の、まさに実写版のような水彩画を見ることが出来るから余計に興味が湧く。
(実際、藤村と晩霞は小諸義塾の教師同士で深い交流があった)
自分が信州を訪ねるのも、この信州の原風景といえるような古い時代の景観をどこかに求めて走っている気がある。
もし晩霞が描いた風景の中を車中泊旅が出来たら、もうどこにも行かずにひたすら興奮状態で撮り続けていることだろう。
それほど、自分のうちにある、風景の原型への郷愁のようなものを感じさせてくれる画家だ。


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不思議なことに、晩霞の展覧会場から出て信州の地を走れば、まさに目の前の景色が、絵の中の風景とまったく同じに見えて来て、晩霞の世界を旅している錯覚に陥るような感じになるものだ。
ウインドウ越しの紅葉の風景が、あの晩霞の絵の中のそのものに見え、もし、ここに彼が居るならば、同じようにこれを描くはずだなどと思い、なかなか多くの現物作品を見た後の知覚の影響力は強いようだ。


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二日目は、
○日帰り温泉・・・別所温泉 相染閣「あいそめの湯
○夕食・・・・・・萬屋八丁
○車中泊・・・・・道の駅 あおき


さすがに信州の朝は寒い。
外気温0℃は、羽毛を重ねていてもしんしんと冷えて来る。
でもその寒さですら、信州らしい爽やかで明るい風土の中で車中泊している楽しさには変わりはない。


by martin310 | 2018-11-19 22:27 | 車中泊の旅 | Comments(0)

深まる秋の北陸・車中泊旅(帰路の思いがけぬ絶景かな)

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旅二日目の宿営地は、「道の駅 桜の郷荘川」。
勝手知ったる場所で、これでかれこれ4度目の寝宿。
但し、ここの日帰り温泉施設「桜香の湯」に入ったのは初回のみで、毎回の如く定休日に当たってしまうという…。
で、到着手前の白川村の「道の駅 飛騨白山」の「大白川温泉 しらみずの湯」へ入り、食事も摂って来ました。

温泉へ入った時点では、まだ雨が降っていて、これでは寝床の仕度をするのに濡れて難儀だなと思っていたところ、荘川に着く頃にはあがって、到着後はすぐさま寝る準備をしました。

夕方、東海北陸自動車道へ入る頃から感じていた気温の低下は、飛騨山脈の奥深く入れば入るほどに冬の様相になって来ていました。
温泉に入ったせいで身体はポカポカしていたものの、外気温としてはとうに10℃を下回って、5~6℃の体感でした。
さらに、深夜から早朝にかけては驚く温度をデジタル温度計が示していました。
なんと朝方の最低気温はマイナス0.4℃です。
ええっ!まだ11月に入ったばかりというのに氷点下とは!


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早朝の外気はキンキンに冷えて、温泉の湯気がいやにあったかそうに見えます。
ワンコもいきなりの寒さに、よくケージの中で耐えて眠っていたものだと関心しきり。
人間様も羽毛を重ねて寝ていました。
ただ、大抵は窓あたりから寒気が忍び入って来るのでしょうが、ウインドシェードの断熱性もあってか、かなり室内は外気から遮断されていて、それほどの冷えを感ぜずに眠ることが出来たようです。


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この晩、温泉休業日も手伝ってか、車中泊組は少なく、とても静かな夜でした。
夜中に小用に起きて、トイレまで行って帰って来るにつけ、身体が冷え切って妙に頭が冴え、その後なかなか寝付けなくなるのがたまにきずでした。


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帰路の木曽街道の途中の何気ない渓谷。


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ワンコのお散歩タイムに停まった地点の何気ない風景。


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そして、開田高原の途中からの息を飲むような御嶽山の絶景。


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平地での昨日の雨が、高山の山頂付近では雪になったようで、紅葉と白雪の見事なコントラストになりました。


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展望台までの道で、また違った風景に。


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松と紅葉ヶ原と御嶽山。
帰路の移動だけの最終日が最高の秋晴れになるとは、これ如何に。
それでもこれだけの絶景が拝めたことで良しとしましょう。

それにしても、またも走るばかりの車中泊旅は、最長移動距離を更新してしまいました。
3日間で1200キロを超えてしまうという…。
今後はもっと近いところで、ゆっくりのんびり周れる旅にしようと考えざるを得ず。



by martin310 | 2018-11-10 22:32 | 車中泊の旅 | Comments(0)

深まる秋の北陸・車中泊旅(能登半島ぐるり)

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さて、山中温泉を出て、夕食の店を探しながら、またさらに、泊まり処の道の駅を目指しながら、結局、国道8号線を金沢方面へと延々と移動し続ける結果に。

車中泊旅の日の終わりに確保しなければならない3大事項は、経験上、「温泉」「夕食」「車中泊場所」の3点が必須条件になります。
この「食」と「入浴」と「宿泊」条件さえ揃えば、まずは旅は安心の域へ入ります。
まあ、温泉宿というものは、これが3セット揃っているからこそ安楽なのでしょうが、車中泊旅はこれを個別に確保出来るかどうかがポイントになり、それがスムーズなほど快適な旅となる訳です。
尤も、これにどうありつけるかが旅の醍醐味でもあり、行き当たりばったりの旅の愉しみでもあるのですが…。

でも、この日は車中泊場所の道の駅は2つも候補があって、まずそこはキープ出来そうでしたが、「食」に関しては何十キロ走ったところで、お好みの店は見つかりそうにありませんでした。
はじめに温泉街周辺を探しましたが、これがほとんど意に叶ったところに出会えず、バイパスへと出てもなかなか店舗が集中するエリアに行き当たらず難儀しました。
もう夕飯を食べるにはたいぶ時間が押して来た頃、漸く金沢バイパスが金沢市内に入った辺りで、全国チェーンの代表店舗が軒を連ねるエリアに出ました。
ひとつ見つかると、続々と、どこの地方でも見るあの有名フランチャイズ店がずらっと続くものなのですね。
でも、こんな北陸まで来て、地元にもある店に入るのか?と溜息が出ますが、他にご当地独自の店などというものを探す余裕すらもうありません。
結局、よく知ったファミレスのひとつに入らざるをえず…。

そして、この日の宿は、「道の駅 めぐみ白山」に。


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道の駅 めぐみ白山」(石川県白山市宮丸町2183)は、国道8号線沿いにある今年4月にオープンしたばかりの新しい道の駅。
駐車場もかなり広く、そのレイアウトから、とても落ち着いて開放的な感じで、車中泊には最適な環境です。
この晩の車中泊組は数えるほどでしたが、駐車スペースが広大なので、各車離れて駐車でき、まったく気兼ねなく眠ることが出来ました。


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朝方まで小雨模様でしたが、早朝、朝日が当たってその水蒸気の多い大空に虹が出現。
スライドドアを開けて起き掛けのツレに見せると、うわーっと歓声。
道の駅の頭上に巨大な虹のアーチが…。
で、よく見ると外側にももう1本あって、なんと二重の虹でした。


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このとおり実にクリアな七色の弧が、ずっと出ていました。
これで一気に快晴!と思いきや、降ったり止んだりの天候は一日変わりませんでした。


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さて、お決まりの車内食の時間です。
いつもどおりの簡単メニューですが、なんと大変な忘れ物が発覚!
毎回、持ち物チェックを怠らないよう、出掛けには注意をしているのですが、ご他聞にもれず、今回も驚きの忘れ物。
なんと、朝食づくりの必須アイテム・・・「スキレット」を忘れるという…。
目が点…です。
よわったなァ。どうするか?
あるものと言えば、大きめのシェラカップしかありません。
仕方なく、それでハムエッグを焼くという。
でもなんとか火加減をうまくすれば出来るものです。
虹を眺めながらのモーニング珈琲も、なかなかのものでした。


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で、この日のルートは?
まあ、金沢まで来ているのだったら能登半島まで行くべきでしょうか。
半島一周はなかなか時間的に厳しいようですが、半周程度なら帰路も見越して可能のようで、一路、輪島を目指して走り始めました。

能登半島へ行くには、ナビは「のと里山海道」を指します。
で、まさかこの自動車専用道、無料とは知らず、行ってみて感動!
ええ、こんな長い区間、無料だなんて凄い。(2013年に無料化されたよう)


おお、今回伊豆の我が家から、日本列島を縦断して、初めて見る日本海です。


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「のと里山海道」って、便利で早いのですが、なにせ、半島山間部の森を切り開いて通した道路。
森の中をずうっと走るだけでほとんど展望がありません。
なので、カメラの出番もなく、いきなり輪島の証拠写真になります。

道の駅 輪島 ふらっと訪夢」へ辿り着きましたが、駐車場を見ると、どうも駅前ロータリーにしか見えません。
そうか、ここは輪島駅だったところを道の駅に改造したらしい。

調べると、「のと鉄道七尾線(穴水~輪島間)は、2001年に廃線になったよう。
で、ここがもとの輪島駅のホームだった。

輪島の朝市通りなどを通ってみただけで、あまり見所は感ぜず、穴水方面経由で戻ることに。


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10年ほど前には、一度、能登島まで来たことがありますが、こんな海沿いの同じような風景が続くのを覚えています。
波が静かで横一直線の海景と空が連続します。


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七尾湾の横一線のパノラマ風景が続きます。
どこを切り取ってもなかなか絵にしにくいという…。
そこが七尾あたりの海の景色ですね。


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海岸づたいにずっとのんびり低速運転で氷見まで行き、国道で内陸深くどんどん入って行きました。
そして、二日目の宿泊地「道の駅 桜の郷荘川」へ。



by martin310 | 2018-11-08 09:49 | 車中泊の旅 | Comments(0)

深まる秋の北陸・車中泊旅(加賀・山中温泉)

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紅葉がそろそろ低地でも見られるほどになって来たので、その秋の風情を楽しめる今を逃してはと、行った先の天候が危ぶまれる中、加賀の山中温泉を目指して出掛けて来ました。

a0282620_14112013.jpg加賀といえば石川県で、車中泊旅としては初めての県です。金沢にも近く、2泊3日の旅にしてはけっこう遠く、毎日の移動距離はかなりのものになります。
それでも、伊豆の我が家からは1日で行ける地点で、今回は普段なるべく倹約で使用を避けている高速をフルに使い、早目の到着を目指しました。

中山温泉を選んだのは、たまたまどこがいいか?とネットで探しているとき見た、“鶴仙渓”や“あやとり橋”、“こおろぎ橋”などの風景が好ましく、しかも、ワンコとのお散歩がてらの散策には“ゆげ街道”も最適と目に入って、即決したものです。
道の駅には併設の温泉があるし、温泉街にも日帰り温泉もありで、なかなか好適地と踏んだわけです。

ですが…です。
いつものように、実際行ってみると雨のそぼ降る天候もあってか、宛てにしていた宿営地候補の“道の駅 ゆけむり健康村”は、どうも自分たちには泊まる雰囲気のところに思えず、とりあえず、“総湯・菊の湯”で温泉に浸かってから考えることに…。
(道の駅 ゆけむり健康村は、温泉施設“ゆーゆー館”への温泉客のためか、駐車場はほぼ満車に近いほどで、とても落ち着いて居られる感じではありませんでした)


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“総湯・菊の湯”は、なかなか風情のあるいい温泉でした。
このときは、どちらか言えば、観光客よりは地元の方々の方が多いようでした。
毎日入っているのでしょうか、定期券のようなものを番台のおばさんに見せるだけで入っていました。
これは女湯の方で、まさか男湯が広場を隔てた向こうの別棟とはついぞ思わず、うろうろと建物のまわりを探したりするほどでした。


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からくり時計のようで、きっと上部の扉が開いて人形が出て来るのでしょうが、あとそれまで5分に迫っていたのに、隣の中山座の中に入っていて見逃してしまいました。残念。


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「温泉を飲む人」
ツレが密かに温泉を試飲しています。
なんだかちょっと秘密裏で神秘的な光景でしょうか。


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こちらが天平風の堅牢な感じの建物の男湯です。
浴槽はけっこう深く、子供が立って入るほどの深さがあります。


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女湯に接続して建っている山中座の内部です。
おみやげものなどが並んでいますが、なかなか重厚な造りの格調高い建物です。
温泉卵を売っていたので、買ってみました。


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山中座は、故森光子が名誉座長だったようです。
芸妓関連の伝統的な品々も展示されていました。


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ここが演舞場の入り口のようです。
漆器の町らしく、すべてが漆塗り風な造りになっているようです。


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人力車と芸妓さんの絵画がありました。
やはり雰囲気があります。


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天井には全面に蒔絵が施してあり、見事な造りでした。


車中泊旅では、例え、予定していた宿営地が予想と外れていても、まずは温泉入浴を終わらせていれば安心で、後は、周辺の次の候補地まで移動すればいいわけです。
勝手きままな旅は、常にフレキシブルなのであります。

というか、結局、この地からかなりの移動をせざるをえないことになったので、鶴仙渓巡りや温泉街歩きもなしになりました。
まあ、またの機会にということで、暗くなってから、金沢方面へとさすらいの旅は続きます。



by martin310 | 2018-11-05 14:20 | 車中泊の旅 | Comments(0)

カーサイドタープとスクリーンテントで車中泊キャンプ。-2-

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早めの到着と、クイック設営で、
今回は随分ゆっくりとした時間を過ごせています。
お昼寝もちょっと出来、あとはチェアーにもたれて
ただぼーっと眼前に広がる川と山の風景に見入ります。

こういう静かにゆっくりと時間が流れていく感じを
味わうのは久し振りのようです。
脳内が川の瀬の音に流されて、
どんどん空洞になっていくような至福感があります。
何も考えないことは、けっこう貴重なことで、
すべてをこの今に投げ出している感覚というのは、
とても代え難い有り難さを感じます。


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辺りがだいぶ暗くなって来つつあるので、ワンコの最後のお散歩に。
ひろーい河原の砂利道を、あっちに行ったり、こっちに行ったり、すぐに自分のテリトリーの車の方へ戻ろうとするので、リードを引っ張って歩かせます。
タープの下から眺めていると、綿菓子のようなお尻がフリフリして歩く姿に、頬が緩みます。


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キャンプリビングのメインの照明は、“LEDストリップライト”と“ジェントス”です。
ストリップライトは、車内のサブバッテリーからUSB供給しています。LEDランタンの方は、もちろん電池です。
他に、あと2つのLEDランタンと、さらにオイルランタンも点けているので、我が屋の屋外リビングはなかなか明るい光で溢れていました。


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チェックアウト時間もまったく決まりがないので、いつまでもいてもいいのですが、のんびり片付けをして撤収作業が終わって時計を見ると、すでに11時を優にまわっていました。
さて、どこかでお昼を食べて帰りましょう。



by martin310 | 2018-10-22 20:46 | 車中泊の旅 | Comments(0)

カーサイドタープとスクリーンテントで車中泊キャンプ。-1-

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秋もめっきり深まって来るようになると、車中泊キャンプでも夜の気温の低下を考慮しなくてはならなくなって来ます。
日中は20数℃の暖かさがあっても、朝晩には冷えて来て、10数℃という外気温になることも多い今の時節では、さすがにカーサイドタープの下ではスースーと肌寒くなり、屋根だけでなく周りを囲んだ部屋型のスペースで調理や食事をしたくなります。

片サイドに陣幕を張っただけでは手間ばかりで効果も薄く、それなら車に合体させるカーサイドテントでは?と物色しても、それほどいいものはなし。
それならと、四方がメッシュで使えるスクリーンテントではどうかと思い至ったわけです。

サイズも3×3mでタープと同じ幅であるし、高さは少しルーフ部の出っ張りでやや高くはなるものの使用には問題ないので、これが一番と、クイックキャンプ QC-ST300を購入。
そして、モノが届いた翌日、さっそく試用キャンプに出掛けて来ました。


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場所はいつものホームキャンプ場、ちょっと距離はあるものの、ひろーいキャンプサイトですべてがフリーの“秋葉神社前キャンプ場”へ。
IN、OUTも自由時間、フリーサイトでどこでもOK。しかも格安の一人300円。
ちょっとご無沙汰だっただけに、なにげにあの広い河原のサイトイメージが浮かんだりして、そろそろまたあのロケーションの中でまったりしたいなと思っていたところでした。
(季節が変わる度にまた行きたくなる不思議な河原です)


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いつもの一番奥の木の下の定位置はすでにソロの人が張っているし、他にもめぼしいところはすでに先客がいて、それでも各ポイントは十分過ぎるほど離れているのですが、ここではそれでも空きが少ない感覚になるほどなのです。
で、そこそこの距離感を持った中程のポイントに設営することに。


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到着は午後2時と、我が家にしてはかなり余裕のスケジュール。
こんなに早く着いたのはひょっとして初めてでは?
で、設営だってタープとワンタッチ・スクリーンテントなので、今までの重労働からはかなり解放されて簡単です。
3×3のスクリーンテントの内部にほとんどキャンプグッズは収まって、リビングが完成。
さらにまだタープの張り出しが2mもあるので、そこにコットを置いてお昼寝も出来ます。で、さっそくお昼寝タイムzzz。


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前を流れる気田川に出る県道沿いには、月花園という古いお菓子屋があって、ここの「青ねり」が我が好物なので、来るときに買って来たので、3時のお茶の時間にいただきます。
画像手前の明るいグリーンが「青ねり」で、濃い方は「抹茶青ねり」です。
久し振りなので旨さもまた格別なのですが、食べ過ぎると夕飯にお腹が減らなくなるので2つでセーブ。(以前、一気に5ケ食べたときは失敗の巻)


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スクリーンテントの天井はこんな感じでかなり広々しています。
高さも2.1mあるので中で作業するのも楽で、ランタンフックも一応1つ付いているので便利です。
今回はもう虫もいないので、2面だけを全開にして使いました。
暑ければスクリーンにすればいいし、その都度、外気温に対応できるのでなかなかいいのでは。


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河原は相当広いのですが、川自体は一番奥まった位置を流れているので、ワンコとお散歩がてら石の河原を歩いて行って来ました。
水は澄んでいてけっこう青く、これがもう少し下流で天竜川に合流するわけです。
近くで見るとかなりな水量なのですが、遠くから眺めると川筋がちょっと見える程度になります。


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試しに、ワンコのリードを放してフリーにしてみましたが、テリトリーの車とテントのまわりをうろうろするだけで遠くには行きませんでした。
でも、興奮すると、それも忘れて無我夢中で走り出して行くので、やっぱり目は離せませんが。
ちなみに、箱入り娘のため、あるときドックランに入れてもちょぼちょぼしか歩かないのには笑いました。
それと同じで、どうもフリーにはあまり慣れないようです。


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さあて、そろそろ辺りが暗くなりはじめ夕が迫って来たようです。
夕飯の支度が始まりそうですが、やはりお腹がまだあまり減った感がなく、もっと遅くてもいいのにと思うほどです。

四角いスクリーンテントは四隅をペグダウンし、あとはガイロープ4本を固定するだけです。傘を開くようにするだけで自立するので、設営は至って簡単で楽です。
しかも価格が安いので、かなりコスパは高いようで、カーサイドタープとスクリーンテントの組み合わせの車中泊キャンプとの相性は抜群のように思います。特に寒くなる季節には高効率なアイテムでしょう。


(つづく)


by martin310 | 2018-10-19 22:19 | 車中泊の旅 | Comments(2)

秋の車中泊・上州の旅 -2-

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榛名湖を後にして、天気は依然どんよりのまま変わらないなか、一応、草津方面へ行ってみることにしました。
当初の計画では、草津を越えて志賀高原方面へと足を伸ばそうと思っていたところ、この天気ではきっとガスって何も見えない可能性が大なので、途中まで行ってまた考えようということに。

まずは、中之条から六合村を目指します。
県道55号線は、草津から日光への“日本ロマンチック街道”の一部にあたりますが、同時に、このあたりの道は歌人の若山牧水が歩いた「みなかみ紀行」の道です。
六合村へ至る途中の“暮坂峠”は、牧水の歌にうたわれた場所で大きな歌碑が立っているところです。

ここは以前から、何となく行ってみたい場所のひとつで、今回の旅には是非ともおさえておきたいポイントでした。

みなかみ紀行」は、1922年(大正11)10月14日、沼津の自宅を発ち、長野県・群馬県・栃木県を巡って、11月5日に帰着する24日間の長旅の一部を綴ったもので、青空文庫で読んでみると、なかなか興味深い紀行文です。
自分たちが何度かの旅で巡ったコースと、けっこう重なったりしていて、およそ100年前の牧水の世界を現代に追想出来るような気になる、ちょっと文学情緒に富んだ地域でもあります。


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予めこの道沿いにある牧水ゆかりの地は、ネットでちらっとは見て行ったのですが、実際行ってみると、そんな記憶もおぼろげになり、こんな場所をそうだと勘違いして、写真などを撮って来た次第です。
(だって、“牧水苑”とあるのですから、勘違いしてもおかしくはないと)
沢渡温泉近くに、旧大岩学校の牧水会館という建物が現存するようだったのですが、てっきりこの場所がそうなのかと思い込んで、なぜ、建物がないのか?なんて、思いながらも辺りを散策したいりして…。
老朽化で建物は解体されたと思いきや、まったく関係ない、観光のための何かの店の跡のようでした。
(肝心の“牧水会館”方は、案内表示がわかりにくく、見事に見落として通過してしまったようです)

でも、ここ、なかなか雰囲気はあるのです。
どんな建物が建っていたのか気になりますが、まったく情報はありません。


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道を隔てたすぐ前にはこんなきれいな川が流れていたりして、当時もこの道を牧水は旅装束で歩いていたのでしょう。
調べてみると、時期的にも、牧水の歩いた日付より一週間ほど早いだけで、きっともっと紅葉がはじまってきれいな山景色だったのだろうと想像します。


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そしてつづら折りの山道を登っていくと、目当ての暮坂峠に着きました。
小雨が降り、霧がかかって気温も低く、まさに牧水が「名も寂し暮坂峠」と詠んだ、けっこうそれらしい趣のある場所でした。(標高1,086m)


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この場を詠った「枯野の旅」の詩と旅姿の牧水像が立っています。


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若山牧水は宮崎県の生まれですが、晩年は我が家からも近い沼津に居を構えていたので、ほぼ現在ではまるで同郷のような親しみがあります。
そして、今年はなぜかその沼津にある「若山牧水記念館」に急に行きたくなり、そこからだんだんに牧水の生涯や作品に興味が湧くようになったのです。


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「みなかみ紀行」に流れる詩情というか、ムードをまさに象徴するような雰囲気が、この暮坂峠にはあるように感じます。
牧水が文中で「枯芒の原、立枯の楢の打続いた暮坂峠」と表現しているように、当時は今と違って木々がまばらで低く、しかも立ち枯れているような荒涼感があったのでしょう。


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早くも紅葉してこんなに鮮やかな色も見えましたが、全体にはまだまだ紅葉の時期には早いようでした。


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調べたところによると、この牧水像は2016年の7月に像ごと盗難に遭い、足元からカットされて持ち去られた事件があったようです。
その後、ブロンズ像から石像に変わって、この場に再建されたようです。
なんともいわくつきの牧水像であることでしょう。


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 「枯野の旅」  若山牧水

乾きたる
落葉のなかに栗の實を
濕りたる
朽葉(くちば)がしたに橡(とち)の實を
とりどりに
拾ふともなく拾ひもちて
今日の山路を越えて來ぬ

長かりしけふの山路
樂しかりしけふの山路
殘りたる紅葉は照りて
餌に餓うる鷹もぞ啼きし

上野(かみつけ)の草津の湯より
澤渡(さわたり)の湯に越ゆる路
名も寂し暮坂峠


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このあと、山の上だけにさらに天気がおもわしくなくなり、ついには雨が降り続く結果になってしまいました。
これでは山旅どころではなく、しかも、道の駅での車中泊も雨の中では準備に不都合で諦めざるをえませんでした。
六合村の道の駅で温泉に浸かって、そのまま帰途に着くことにしました。
2泊3日の旅計画が1泊で終了とは、何とも残念至極ですが、こうも天気が悪ければ続行は不可能ですので、時間は遅くなりますが帰るしかありません。

帰路の途上、山梨に入ると雨脚もなくなって乾いているところもあったり、やはりちょうど雨雲のかかるエリアに旅していたのだから致し方ありません。
またの機会に譲りましょう。



by martin310 | 2018-10-15 14:04 | 車中泊の旅 | Comments(0)