伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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廃園のように荒れた庭に秋の風が吹きそよぐ候…。

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今年はどうも、短い旅に出掛けることばかり志向していたので、めっきり庭のことはおろそかにしてきた感がある。
意識が家から遠く離れた地へと向く反面、身近に庭の状態が目についていたとしても、なかなか手をつけるまでに至らぬほど、自分の中では一緒のことに出来ない隔たりが出来てしまっていたようだ。

休みの時間の使い方をそれぞれに振り分けて、今週はこれ、、来週はこちらと有効に使えばいいものの、どうもこの内と外の二つのことがらは全然別にしないと、向きがまったく違うように思えて仕方なかった。

結局、春から夏、そしていくつかの台風などを経て秋口にと、ついぞ本格的に庭仕事に徹したことはなく、あれだけ去年、たくさんの宿根草の新苗を植えて花壇の趣をがらっと変えようと試みたのにもかかわらず、今や、完全なる放置状態、伸びっ放し状態の無法地帯のジャングル化がかなり進んでいる。
その花壇の上に覆いかかった背丈の高い植物群は、名札をつけた新規の花苗たちの片鱗も残さないくらいに茂りに繁って、もはや密林の如く花壇の存在さえもわからなくしている。

知らぬあいだに、この小さな庭世界では、過酷な生存競争が行われていたようで、繁殖力の強い従来の種が幅をきかせ、まだひ弱な新顔は陽の光さえ得られずに敗退して行ったようだ。
冬のあいだは、株のありかがわかるだけで地上部はないだけに、その隙間に新規の苗を無理やり植えていったのに、今や、その跡形がどこかもわからないほどに、乱雑、無秩序化した庭に、いったいあれはなんだったのか?と思うくらいに無駄な出費をついやしてしまったようだ。

これからまた、現在の緑の盛り上がりがすべて消え去って、地上部のない冬の様相がやって来るだろうから、そこではっきりとあの幻の花畑がまさに幻だったそのうちわけが見えて来るだろうから、来年の花壇構想の教訓にしなければならないだろう。

そうこうしているうちに、あまりにも乱れ過ぎた庭を前に、強風に倒れたものや、枝葉が繁り過ぎたものなど、手を入れ始めることになった。
午前中のわずかな時間、庭に居ただけなのに、けっこう結果的には見栄えが少しするようになるのだから不思議なものだ。
それでもゴミ袋2つ分くらい、カットした枝葉がたまった。
暑くもなく、寒くもない、曇り空で陽が当たるでもなく、庭仕事するにはちょうどいい気候の中で、秋めいた風がとても心地よく、今までそうして庭に嗜んでいた頃の肌感覚が戻って来るような気がした。
鋏を入れながら、剪定屑を袋に詰めながら、ああ、こういうのが労働の悦びっていうのか、とあらためて思うほど、庭の向こうとこちらで作業するふたりの時間が、なんだかとてもありがたく幸福なことだと感じ入った次第だ。


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# by martin310 | 2018-10-04 13:48 | ガーデニング | Comments(0)

奥大井・八木キャンプ場でのんびりCamp。[2]

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キャンプ場内には、街路灯が何箇所か立っていましたが、夜はそれが灯るわけでもなく、わずかにトイレと炊事場だけに灯かりがあるのみでした。
谷間に挟まれたあいだを流れるこの大井川のほとりは、まさに漆黒の闇に包まれ、だた眼前にはぼーっと薄白く川面が横たわって見えているだけです。

ランタンの灯かりがないと、暗闇の中に取り残されたような感じになります。
4つほどの光源がキャンプリビングを照らすと、大分賑やかになり、あまり寂しい感じはしなくなります。
まわりがとっぷり暮れているだけに、タープ下の世界だけが独立した世界のようで、余計に山間でのお篭り感が強まります。


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車中泊キャンプとなると、持って来る装備は最小限になります。ほぼ、常時積んでいるモノの他に、テーブルとチェアー、それにソフトクーラーを加えたくらいのミニマム装備です。
まだまだ自宅の倉庫には、出番を待つキャンプ道具がどっさりと場を占めていますが、そこからわずかに必要なものだけを選んで持って来ています。


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まだあまり暗くならないうちから夕食のコースがはじまります。
まずは、秋刀魚の塩焼き。
家では匂いと煙でなかなか焼く機会が少ない秋刀魚を、ここではまったく気兼ねなく焼くことが出来るので登場です。
小振りの秋刀魚でしたが、焼き加減も上々で、なかなか美味でした。
車のスライドドアを開けたまま焼いていたので、後で車内に秋刀魚臭が漂っていました。


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あとはいつものスキレットでミニバーベキューです。
毎回思いますが、単に焼くだけなのに、なぜにこんなに旨いのでしょう。
同じ食材でも、キャンプのシチュエーションになると、味覚が倍増するのでしょうか?
大抵のものは、普段と一味違いうまいなあ!ということになる。
それだけでもキャンプの愉しみのひとつになることは確かです。


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しかしキャンプの夜の睡眠10時間とは、いったいどういうことでしょう?
昨晩、食事の片づけが終わり、その後、焚き火をするわけでもなく、何をするあてもないので、どうせなら、眠さがやって来ていたので早々と寝ようということになり、車内の寝床についたのが何と、時計を見ると午後8時前でした。
さすがに唖然としました。8時前に眠りにつくこと事態、普段ではありえないのに、この日は妙に眠かったのです。

で、途中、小用に何度か起きたものの、実質9時間くらいは爆睡していたようです。
キャンプの夜は割りと早寝になる傾向がありますが、ここまでとは意外でした。
こんなに眠っても、朝の目覚めどきにはまだ眠いのですから。

朝はどんよりの天気、深夜には小雨が降っていたようです。


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早朝、雨が止んでいるときに辺りを偵察。
あまりに静かな夜に、他のテントは動きがまだないようです。
我が家が、がさこそ朝食の支度を始めた頃、他でも声や物音がしだしました。
川の流れは、一晩過ぎても尚、未だ白く濁ったままです。


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あまりによく寝たので、いつもは少食に徹しているのにこのときは強欲に食べてしまいます。
やはり自然のエネルギーの充満する場にいると、肉体の細胞そのものが活性化され、代謝が相当上がるからなのでしょうか、食べるもののおいしさは格別になります。
それが原始の頃の細胞記憶の所以なのでしょうか。


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ゆっくりのんびりの朝の時間を満喫していると、まだ食料さえあればもう一泊していってもいいような気になって来ます。
とはいえ、予報は悪く、このあと雨がしとしと降り続くようなので、撤収止ん事無しです。
タープは雨水を拭き取りながら仕舞い、ゴミ袋に入れて持ち帰りです。
晴れた日に乾燥の予定。
雨が止んだ隙を狙って積み込みをして、キャンプ場を後にしました。


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キャンプで宿営する場所は、自分的には、どこかに向かって何か眺める対象のあるところが最適だと思っています。
目線の先に見るべき風景があるところ。
ここでは川があり、その後ろの山の森があり、ずっと眺めていても飽きない景色が現前にあること。
しかも、川の流れがあるというのは、そこに動きや時間というものを感じさせ、同時に途切れることないその流れが、「悠久」というような無限感をちょっと思い起こさせます。
そうやって、自然に脳内のエンドルフィンを喚起するようです。

ゆっくりのんびり、何もせずただぼーっとチェアーにもたれる幸福…。
そういう何でもないようでも、どこか意識の深みに触れるような愉しみ、それがここの川キャンプならではなのかもしれません。


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―おしまい―


# by martin310 | 2018-09-24 14:04 | *キャンプ | Comments(0)

奥大井・八木キャンプ場でのんびりCamp。[1]

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奥大井・八木キャンプ場と言えば、昨年の4月半ばの“強風キャンプ”を思いお越しますが、まさかまたもや…ということはないだろうと、すこーし秋の気配がする涼しい日に行ってみることにしました。

奥大井とは、大井川(静岡県を流れる一級水系)の上流エリア、その川根本町までは我が家から下道でのんびり行っても3時間余り、今まで丸一日走って漸く夕方到着の遠方キャンプ場から見れば随分近場です。
なので、寄り道をしたり、買出しやお昼を食べたりして行ったものの、到着は余裕の午後1時過ぎでした。

去年ここへ来たときは物量キャンプ。
あるったけのキャンプグッズを持ち込んで、テントとタープと陣幕まで設営した重労働の末の強風攻撃でしたが、今回は最近のお手軽車中泊キャンプで、設営は実に簡単です。
あっという間に完了で、のんびりお昼寝というんですから、まったく前回とは状況が異なるキャンプでした。


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またもや完全貸切かと思いきや、午後に到着したときには、すでに2組が設営中でした。
夕方にバイクのソロの方が加わったので、我が家も入れて今回は計4組が大井川の河原に幕営です。
いや、我が家は車中で寝るので幕営ではないのですが、広い河原の林間サイトにほどよい距離感で宿営しました。


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一段下の川に近い方もキャンプサイトで、かなりの長さがありますが、おそらく夏場はここもいっぱいになるほどテントが張られるのでしょうね。
そういう季節には、まずもって来ませんけど。
我が家のキャンプイメージとしては、今回の4組くらいが最良の人口密度ですね。


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あいにく、雨の日が続いていたからでしょうか、川の水は白く濁ったまま、澄んで来ることはありませんでした。
すぐ上流には長島ダムがあり、そのさらに上流には井川ダムがあるので、川の流れといってもダムからの放流量に左右される水量なのでしょう。
青く透き通った清流になるには、まだまだ日数がかかるのでしょうか。


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設営後は眠気が襲って来たので、車内でのんびりお昼寝です。
バックドアを開けておくと、風が通って最高に気持ちがいいのです。
陽が翳って寒くなって目が醒めました。
風はそよ風程度が吹くだけで、あの去年の悪夢とは打って変わって快適でした。


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3時の珈琲タイムです。
今までのキャンプで、こんなのんびりした時間が持てた記憶がないほど、珍しい今回のゆったり時間を過ごしました。
近場キャンプもたまにはいいなと…。
でも、また遠出するだろうな。


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スーパーでおまけに買ったたこ焼きをスキレットでちょっとあっためて食べました。
熱を加えるだけでけっこうおいしくなります。
焦げ目もまたいい味に。
でも、お昼に食べたカツ丼が未だ消化がおぼつかなく、なかなかお腹が減りません。
夕飯どきまでのタイムリミットが迫る。


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どのキャンプ場へ行っても、大抵、大きな樹のもとへサイトを設営します。
これがどうにも自分流のようで、後は、その樹を見上げて眺めるのです。
今回も一番奥のサイトに、いい樹がありました。


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いつもキャンプに来ても、家に居るとき同様、何かと動き回っているツレも、この日は多少のんびりする瞬間もあったようです。
川の向こうの急斜面に生える木々の森をぼーっと眺めるのです。


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夕が迫って照度が落ちてくると、いっそう森の気配が深まって来ます。
森を見て、空を眺め、目を川面に落とします。
川瀬の音はずっと途切れることなくサーッと鳴っています。


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同じキャンプ場内の他のキャンパーの気配を感じつつ、どこかで夕餉の支度を始め出すと、それにつられて皆が同じように動き出すのが面白いところです。
ランタンを灯すと、あちらにも明かりがつき、焚き火の色が見えると食事の仕度も本格化します。

離れていながら、不思議とひとつの連帯感を感じつつ、徐々に皆が夜の帳に包まれていきます。
気がついてタープの外に出ると、もう漆黒の闇が森を覆っています。
空の方がそれより数段まだ明るく見えます。
雲が多くなった今夜は星は望めそうにないようです。



―つづく―


# by martin310 | 2018-09-21 11:57 | *キャンプ | Comments(0)

2018最新オリジナル車中泊旅動画2編。(公開済み)

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▲戸隠山をバックに、水を撒く人。(笑)
我が家のキャンプ・ロケーションを撮ろうとシャッターを切った瞬間、野菜やなんかを洗った水を草地に撒いているのが写っていた。
こういうシーンは撮ろうと思ってもそうは撮れるものではないだけに、貴重なショットとなった。(かな?)
それにしても、家の庭でもよくバケツで水を撒くのは知っているが、キャンプ場でも同じ行動を取るのが面白い。

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3日に亘る旅から帰ると、さすがにいつのまにやら疲労もたまって、やれやれといつもの日常に戻ってわけだが、それと同時に、旅中の新鮮な記憶も徐々にどこか薄れていくものだ。
で、残された画像データや動画データなども、すぐにどうする気もなく、しばし放置状態になったりする。

写真の方はblog用に使えそうなものをチョイスして加工・掲載するものの、動画の方はそう急ぐ気もなく、まあ、そのうちと置き去りにするのが常となる。
そのうちに、一応、どんなものかと目を通しておこうと、一通りプレビューしてみると、意外と、印象や記憶に余り残っていない箇所にこそ、使えそうなものがあるのに気がついて来る。
そう日が経っているわけでもないのに、既にありきたりの日常の流れの中に入ると、旅の記憶は皆、過去のものとなり、過ぎ去ったものの領域に遠のいていくだけに、これらの記録がないと忘却の彼方に消えてしまいそうだ。

すると、せっかくの映像をもったいない気になって、やはりひとくくりの旅のまとめとして、編集しておこうという気が湧いて来るのである。
というか、旅の最中は、まさにその日、その時、その瞬間の旅の楽しさの中にいるが、過ぎ去ってみると、みるみる記憶中枢からは削除されていく、ほんの断片かおぼろげな印象しか残っていかなくなるので、何かに記して残しておきたい衝動にかられる、ということだろうか。

撮り貯めた映像を大画面で映してみると、案外、自分の眼では見えていない細部や背景や画面の隅などに、興味を惹かれたりもするもので、現場では逃していたものを再度認識できる機会にもなったりして、なかなか捨て去り難いものがあったりもする。

それに、過去に編集した動画を久し振りに見てみると、また、今とは異なる過去の時間が蘇ったりもして、それもまた面白さを感じるものだ。
例えわずか2、3年前にしても、いろいろなものが今と違っていて、その時代、時代の空気がそこに充填されている気がして来る。

まあともかく、基本、自分ごとの集積に過ぎない映像まとめの作品ではあるものの、それをネットメディアを通してシェア出来るというのも、また有り難いものだと思うのである。
というわけで、興味を持っていただける方々に視聴願えれば幸いです。


ここ最新の車中泊&車中泊キャンプ動画2編を貼っておきます。













# by martin310 | 2018-09-17 20:48 | オリジナル動画 | Comments(0)

夏の終わりの車中泊キャンプ、はしご旅。[#4 フォトジェニックな風景]

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カヤの平高原キャンプ場”の朝は、霧が立ち込める中で始まった。
下界から見れば、ただ山に雲がかかり、その雲の中に居ることに過ぎないのだけれど、高原ではせわしく動く霧中で視界が広く開いたり、また閉じたりとしきりと展開が早い。
時折り、空が開いて、朝日がさあっと射し込んで、辺りの草地が輝く瞬間があったり、なかなかドラマチックな朝だ。


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雲の動きによっては、丘の上が翳り、向こうだけが明るくなったりして、ぽつんと立っている樹のシルエットが妙に映えたりすることがある。
朝方の小雨で、草地はけっこう水を含んでいて靴を濡らす。
ただ、その濡れ加減がまた、微妙な緑の色合いの深さを醸し出すようだ。


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道の向こうにある立ち姿のいい栃の木。
近づくと、大きな茶色の実を豊穣につけている。
あの掌に握れるほどの大きさの実がトチノミか、よくお菓子などに入れたり、とち餅などにしたりするので聞いたことがあるが、なっている実物を見たのは始めてかもしれない。


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朝霧と栃の木。
まさにフォトジェニック感いっぱいの風景。


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朝焼けの雲だってけっこうドラマチック。
西洋の聖堂の天井画を見ているようだ。


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雲間に残月。
空の底の深さを感じる光景。


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辺りを霧に包まれた中でのいつもの朝食。
まだこの高原には誰ひとりとしてやって来ていない。
静まり返った中で、朝霧が淡く風景を透かしていく。


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昨晩のごはんの残りは小振りのおにぎりにしておいたので、それをスキレットで焼きおにぎりにした。
普段、朝はこれほど食べることはないのに、なぜかお腹がいくらでも吸収してしまう。
あまりに美味し過ぎて困る、キャンプ飯。



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緑の草地の一画だけにこのレモンイエローの花が咲いていた。



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このあと快晴になる予感のする空。
明るくなる前まで、しとしと小雨が車の屋根に微かな音をさせていたが、陽が高くなるにつれ、青空が爽快に広がり始めて行った。


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そろそろ撤収の時間かと動き始めようとしたところ、牧草地の奥に牛たちの姿が見えた。
思わず口笛を吹いて呼んでみたところ、ちゃんと軍団はこちらに向けて移動を始めた。
どうもリーダーは薄茶色のジャージー牛のようだ。


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この先頭のリーダーの動きに全頭が従っているようだ。
ジャージー牛の親方。
我が愛犬の方をずっと見ている。
優しいまなざしで、ウチのわからんちん犬を見つめてくれているのだ。
ウチのわからんちん犬はただ吼えている。
愛情いっぱいの親方に感謝。
とても可愛い牛たちだった。


―おしまい―


# by martin310 | 2018-09-10 16:20 | 車中泊の旅 | Comments(0)