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伊豆に住み、八ヶ岳を巡り「空と森と水」の美しい風景を求めて・・・。 自然に包まれて暮らそう!---Martinのフォトエッセイ
by martin310
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マイルドセブンの丘にて(ここはアルルかと思った)「夏旅2025」

マイルドセブンの丘にて(ここはアルルかと思った)「夏旅2025」_a0282620_14502790.jpg

丸瀬布の道の駅で朝を迎えた日、さらにもっと内陸に入り、一応、有名どころの「美瑛」や「富良野」にも足を運んでおこうと、旭川を通過して美瑛に向かった。
さて、丘の風景で有名な美瑛、さて、どこへ行ったらいいのやら?
何も下調べなしで、GoogleMap上で目に付く場所へ向かい、まずは、これも定番の「マイルドセブンの丘」へ。これがなかなかナビの案内ではわかりにくい、それもそのはず、ほぼ農地の中の農道を行くので、見間違うと全然違う場所へ丘を下ってしまう。何度か行きつ戻りつして、漸く観光の人たちの車の寄る場所で発見。
本来、広告で有名になったのはどんな風景だったのかは忘れていたが、車を停めて丘の上に目にした風景は、そんなことは別に、素晴らしかった。夢中で写真に収めたいと思うのも、他の誰とも同じだ。


マイルドセブンの丘にて(ここはアルルかと思った)「夏旅2025」_a0282620_14502907.jpg

麦畑の色といい、木立の影や大空といい、もう、これは別世界だった。丘の上に長く消えて行く路なぞ、まさに物語の世界だ。
ただここはまさに農地で、こういう風景をつくろうと意図されて出来たわけではないだろう。ビューポイントとしての町で立てたであろう立て札だけがあるが、農地がたまたま観光地にされてしまっただけで、土地の持ち主には何も還元されるわけではない。けっこうな観光被害があるようで、迷惑のかからないように、観て、撮って、早くに立ち去ろう。


マイルドセブンの丘にて(ここはアルルかと思った)「夏旅2025」_a0282620_14503424.jpg

風景を撮っていると、何か不思議に絵画の世界に入り込んだ気になって来る。風景そのものが、すでに絵画性を充分に持っていて、そこへ自分の車が突如、挿入されているような感じだ。
平原と木立とその影と道が、まさに遠近法そのままに空間を形成する。これは近代風景画の典型がここにある。
風景を目前にして思い浮かぶのは、どうしても印象派の風景画だ。シスレーやピサロや、そしてゴッホの風景画の世界そのものではないかと、画像に収めながら興奮している自分がいる。
撮ったなかでもこの画像を、印象派絵画風にちょっと加工してみた。まさに「絵」になる風景だ。これに荷馬車が描かれていれば、まさにそのもの、そこにキャラバンが登場しているところが自分流だ。


マイルドセブンの丘にて(ここはアルルかと思った)「夏旅2025」_a0282620_14503730.jpg

ゴッホのアルル時代の作品を想起させるような風景を堪能した。そんな場所が美瑛にあるなんて予想していなかったが、条件が整うとこういう奇跡的な映像が見れるのだ。「まさに、ここはアルルだ」と思ったものだ。


マイルドセブンの丘にて(ここはアルルかと思った)「夏旅2025」_a0282620_14503902.jpg

“マイルドセブンの丘”は当初は複数のカラマツの木が等間隔立ち並ぶ風景で有名になったが、その後伐採され、現在は5本のみが残されているそう。
この日の陽光によって、いっそうこの場所の風景は際立った。それに空にある白い雲の演出も忘れてはならないものだ。一期一会の風景に出会えた悦びを胸に、この場を移動した。



# by martin310 | 2025-07-19 14:59 | 車中泊の旅 | Comments(0)

霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」

霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15402255.jpg

布施明が歌った歌謡曲『霧の摩周湖』のとおり、弟子屈の道の駅を出たときには、ガスっている山を登っても、到底、ホワイトアウトの中、何も見えないと思っていた。それでもせっかくなので、その霧に隠れた神秘の湖を味わうのもいいと思って向かった。
ちなみに、この名曲の作曲者が平尾昌晃だと知ったのは、wikipedeaを開くまで知らなかった。「摩周湖=霧、神秘の湖」のイメージは、この平尾昌晃が自身がその場に行かずに想像でイメージして作ったこの曲があまりに定着していて、誰もが霧がかる湖であることを知っている。
40年前に原付バイクでここへ来たときには、見事に晴れ渡っていた。当時、フイルムカメラで撮った少し色褪せたカラープリントがいまだに残っている。


霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15400651.jpg

車を降りたときには辺りは霧がかかっていて、展望台からはまったく何も見えなかった。湖水のありかすら想像するしかないほど、まったくの白い世界だったが、風が相当に吹いていて、もしかするとこの風が霧を吹き払ってくれる可能性もあると感じた。
で、しばらくすると対岸の方の景色がうっすら見え始めた。そして、霧の中から湖水に浮かぶ「カムイシュ島」がうっすらと見え始めた。
やがて、一気に霧が取り払われ、神秘の湖の全貌が見えた。
一度晴れ渡った後は、もう一切、霧はやって来なかった。霧が晴れた瞬間の観光客の歓声はもう聞くことがない。自分たちも興奮して声を挙げたのも忘れていた。


霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15400953.jpg

アイヌ語では「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」というらしい。摩周という名の由来は「カムイシュ」(神老婆)だろうか、はっきりとはしていないらしいが、「摩周湖」という名は、音といい、漢字のイメージといい、実にいい名称だと思う。それに霧と神秘の湖のイメージが付随しているのだから完璧だ。
この湖の展望を見たとき、この「完璧」な美しさを実感する。「摩周ブルー」は当然にして、まわりを取り巻く緑も摩周岳も空も雲も、目に入るすべてが究極の風景をかたちづくっている。


霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15401152.jpg

誰も、何ものも湖面に下りられないカルデラ湖としての地形的な意味、流入・流出河川がない閉鎖湖であること、そして環境法的にも見事に守られ、開発の手から一切守られていること。水深が200mを超すところがあり、水の透明度も19mと高いこと。
人の手が入らず、太古の自然がそのままここにあること…。それがここまで至上の美をつくり出すのであろうか。
この広大なスケール感の中に身を置くことで感じるものは、とても小さな画像の中に取り込むことは不可能だと、この場でモニターを見るときのむなしさをしみじみ感ずること。草の一ふさ一ふさのディテールの繊細な美から、湖水の漣のつくる見事な文様からとも、どこを取ってもこれほどの美しさに絶句するところはそうはないと思う。


霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15401980.jpg

この自然界の、あるいはカムイの美意識の結晶がこの湖であることの疑いようのなさは、ここに立ってこれを表現する言葉がないことを思い知ったときに感ずるものだ。人間界にある言葉というのは、ほとんどが三次元をあらわすものしかないものだ。3.0次元を超えた意識を言語化することは無意味とも言える。それほど「美」という次元超越の世界もまた、表現域を拡張するものだと思える。
そんなことを思いながら、視界に入る世界すべてを何度も見回しながらこの風景を味わい尽くそうとしていると、そこには超越的な存在、つまりカムイ(神)の崇高な意識による創造に感謝の念が湧き出して来る。
そのとき、こう意識に捉えられた言葉が降りて来た。
「これがアイヌの魂だ・・・」
涙がこぼれた。感涙のときだ。


霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15402598.jpg


霧の晴れる摩周湖にて 「夏旅2025」_a0282620_15402810.jpg


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# by martin310 | 2025-07-17 15:54 | 車中泊の旅 | Comments(0)

野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」

野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_10230672.jpg

今から40年以上前に、原付バイクで北海道を一周したことがあった。原付バイクといっても、実際はスクーターで、当時、CMでよく見ていた「ヤマハ・ベルーガ50」だ。それに荷物を積めるだけ積んで、関東からトコトコと走って行ったのだ。今考えると、とてつもないことをしたものだと思うが、当時は、それ以外に方法がなかった。
北海道を右回りにオホーツクの海に沿って走って、道東の野付半島に着いたとき、それを見たのだった。ーーー
まったく波のない静かな泥のような水面に、帆をかけた小舟が浮かんでいるのを見たとき、この世ならぬ世界に入り込んでしまったと思ったものだ。自分ひとり、時を超えてタイムワープしてしまったような光景の中にいた。
それはあまりに静かで、あまりに遠い昔のようで、あまりに美しかった・・・。
それ以来、当時の光景は自分の脳裡の中に、鮮烈な印象として記憶され、映画のワンシーンのように懐かしく輝いていた。以来、ずっと心象風景のよう心の中に残っていった。そして、ときに本当にそんな舟が実際にあるのか疑問に思ったり、時代とともに消えていってしまった遺物かとも思っていた。野付半島の海に浮かぶ帆掛舟…、なんていう写真には一切お目に掛かることはなかったのだ。


野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_10232049.jpg

これが若かりし頃、50ccのスクーターで北海道へ3000kmの旅に出たときのカラープリントだ。なんとも装備の貧弱なこと、とてもじゃないがライダーから手をあげられる姿ではなかった。50ccのエンジンで、あの広大な北の大地を走るなんて無謀なことは、今や笑い話だ。でも、当時の自分は真剣そのものだったのは言うまでもない。これ以上のモノは持っていないからだ。


野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_19281171.jpg

野付半島(のつけはんとう)は、北海道標津郡標津町および野付郡別海町にある細長い半島である。全長約26キロメートルにわたる砂嘴であり、規模としては日本最大である。野付半島・野付湾は、湿地の保全に関するラムサール条約に登録されている。
「野付」の名はアイヌ語の「ノッケウ」(下顎)に由来し、砂州の形状をクジラの下顎になぞらえて付けられたものと考えられている。(Wikipedia)


野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_10224381.jpg

半島先端部にあるネイチャーセンターへ立ち寄った。というか、この先は徒歩でしか行かれないので、自然、入ってみたくなる。



野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_10233596.jpg

1、2階のフロアにけっこうな量の展示があって、見ているだけでも楽しい。そして、内部を探索中にその展示パネルを発見。



野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_10241749.jpg

北海道遺産【野付半島と打瀬舟】の展示パネルにこの帆掛舟の絵があったのだ。思わず「これだ、これだー」と口走ってしまうほど、探していたものを目にした驚きは大きかった。
野付湾のシマエビ漁では、シマエビの住処であるアマモを傷つけないように、エンジンを止めて帆を立てて風力で進む曳網漁の方法をとるのだそうで、それで帆立舟、つまりはそれを打瀬船と言うようだ。ということは、時期によっては現在でもこの方法で漁を行っているわけで、この光景を目にすることも出来るということだ。はー、そうだったのか。



野付半島で40年前に見た帆掛け舟を追って。「夏旅2025」_a0282620_10235650.jpg

そしてさらに、展示場所を少し進むと、今度はこの写真が…。「おおっ、これだ!」まさにこの光景を40年前のあの旅の日に見たのだ。そう、海面は鏡のように澄んで、舟にはまったく動きがなく、これは海面ではなく、泥の海の上と勘違いしたものだ。
ああ、それにしても、この風景は美しい。現代にまだ、このような静寂極まる世界があったのだ。なんという不思議な情景だろう。
そうして、過去40年の疑問が見事に氷解した。この打瀬船の浮かぶ海をまたもう一度見てみたいものだと、さらに思いを強くしたのだった。



# by martin310 | 2025-07-12 20:15 | 車中泊の旅 | Comments(0)

新ひだか町のシャクシャイン像にて「夏旅2025」

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もう、かれこれ20年にもなるだろうか、アイヌの首領シャクシャインについて知ってから、ずっとその存在が気になっていた。いつかゆかりの現地に赴いて、その足跡を知ろうと思っていたのだ。そして、遂にそのときがやって来た。
「シャクシャインはシベチャリ川下流東岸、シベチャリのチャシ(砦)を拠点としていた(現・新ひだか町静内地区)」
ということで、北海道の北端、襟裳岬方面に位置する新ひだか町の真歌公園内にある「アイヌ交流文化センター」へ向かった。

この広い敷地内に巨大なシャクシャイン像が屹立していた。この立像にはいろいろな経緯があって、現在立っている新像以前にあった当初の旧像の方(天に杖を掲げているポーズ)が、自分的には会ってみたい像だった。いずれにせよ、この像、写真で見るより遥かに巨きく、迫力に圧倒される。



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シベチャリのチャシ(砦)があった場所がこの公園の端にある。展望の櫓の上から見た景色がこれだ。凄い絶景。シベチャリ川(静内川のこと)が眼下に流れ、火口すべてが眺められる凄い場所だ。ここがシャクシャインが拠点とする砦があった場所というのも、十分頷ける。この場所に立てたということと共に、この壮大な風景の一部になった感慨がひしひしと湧いてくる。



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これがアイヌ文化センターとシャクシャイン記念館。広い芝生の敷地の左手にシャクシャイン像が立ち、撮影地地点背後にシャチ跡がある。シャチの周りには、城のように浅い堀がめぐらしてある。アイヌ文化センターは資料館で、シャクシャイン記念館は当時のシャチの建物を再建したもののか、今は儀式を行う場のようだ。



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資料館内に入ると、アイヌの舟があった。木をくり抜いた丸木舟(チプ)と板綴舟(イタオマチプ)の大小の舟だ。その精巧な作りに驚いた。大きい方の舟は帆がかけてある大型で、板で組んだ船体だ。板どおしをロープで固定しているが、これで水が漏れないのだろうかと思うが、それなりの造船技術の賜物なのだろう。



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操舵に使う舟の道具類も皆木造だけれど、かなりのつくりだ。半円型のフレームなんて、どうやって木で作るのか、まったく作り方がわからないほだ。海での漁や交易の輸送などに使われたそうだが、手作業で造る舟としては、かなり大型で存在感がある。



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アイヌの家(チセ)が再現されていた。かなりコンパクトで機能的なタイニーハウスだ。もちろん、すべてが自然素材で出来ているが、敷物のゴザの織られた美しさは必見だ。壁に立ててあうものには装飾文様が織られてあって、かなりオシャレだ。外壁はカヤで作られているが、これと炉だけであの極寒の地で暮らせたのだろうか。



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四角い区割りで部屋に分かれていたりする。居間と道具置き場とを区画しているよう。ミニマムな家づくりで、相当な工夫が施されている。居することの基本を習うようで、まさにタイニーハウスの思想と同じだ。



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衣装デザインは、言うまでもなくその文様のデザイン性に圧倒される。完全自然界の暮らしの中で、こういう美意識と創造性を持っていることに尊崇の念が起きないわけがない。



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儀式の際に着る衣装なのだろうが、相当なデザインレベルの高いしろものだ。このまま現代のモードとして通用するのではないか。



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北海道はアイヌ語を基にした地名がほとんだ。どこに行っても、不思議な音の言葉と宛てた感じの面白さで際立っている。当時のアイヌの痕跡は、土地や建造物などにはほぼないけれど、こうやってかつて存在した軌跡を地名によっt残されていることに安堵感を覚える。この北海道の地名を読んでいるだけで、懐かしさとありがたさを感じる。このシャクシャインの地へ来てみて、思いがけずしっとりとしたアイヌの美意識の世界に触れた気がする。



# by martin310 | 2025-07-11 06:01 | 車中泊の旅 | Comments(0)

本州の突端、下北半島の大間にて。「夏旅2025」

本州の突端、下北半島の大間にて。「夏旅2025」_a0282620_20015494.jpg

伊豆の我が家から、ほぼ一般道を使い、のんびり、とことこ、それでも5日目にはなんと、本州の突端、下北半島の大間に到着するという…。毎日、距離を積み重ねさえすれば、やがては到着するものなのですね。
そうやって、実に1200kmを走り抜き、その先の北の大地へと、動く家ごと船に乗せて上陸を果たす予定です。


本州の突端、下北半島の大間にて。「夏旅2025」_a0282620_20004953.jpg

大間のフェリー埠頭に「津軽海峡フェリー」の建物がポツンとありました。ここで翌朝のフエリーに乗るため、駐車場で車中泊してその時間に備えます。こんな海間近のちょっと殺風景な場所で寝るのは、なんとも心細いものです。
建物の横から飛び出ているのは、あの、飛行機に乗るときの通路みたいでしたが、やはりそうでした。ということは、あの先に船の乗り込み口が来るということ。


本州の突端、下北半島の大間にて。「夏旅2025」_a0282620_20011212.jpg

そんな初めて見るフェリー埠頭の光景を眺めていると、何と明日我々が乗り込む船が函館からやって来ました。
こういうのって、思いがけず、けっこう興奮するものです。


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「大函丸」。船着き場に横付けされて停泊しましたが、いったい、どこから車は入るのか?あのグリーンの鉄板がきっと下りて通路になるのでは…、などと想像しながら大きな船を眺めます。


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「大函丸」がいなかったときと、入港したときの光景はまったく一変しました。まるで、目の前にビルが突然出現したような存在感に圧倒されます。すべての下船作業が終了しても、ずっと朝までエンジンの駆動音が響きわたっていました。まるで、いきもののように脈動しているかのようでした。
やはり船って、なにか特別なものがありますね。「港」っていう風情、なかなかいいものです。
さて、津軽海峡を渡って、北の大地へと期待感は膨らんでいきます。



# by martin310 | 2025-07-06 20:28 | 車中泊の旅 | Comments(0)